ダーリンと私の緩む涙腺

『おっちゃん、おかあさん、これ』



「あ、銀行行ってきたんだ、ATMの使い方わかった?」
『うん、一人暮らししてるお友達に教えてもらった』




「そっか、今までお金引き出したことなんてなかったもんね
初お給料だね、うれしいでしょ 何買うの?」

『この1万円はおっちゃんとお母さんに渡すんだ』



「えー?なんで?」
『初お給料は2人に渡すって決めてたから』



私「だって1万円もらっちゃったら残り千円ちょっとになっちゃうよ」
ダーリン「もったいなくて使えないから優が使えばいいよ」

『いいの、ゆうの気持ち』



ダーリンと私の緩む涙腺




そんなこと考えてたなんてびっくりした
いつの間にか大人になってたんだな~



だけどせっかくの初お給料が1640円になっちゃうって
ちょっとかわいそうな気もするけど



そこでダーリンが会社の鞄の中から封筒を取り出して

「ゆう、ありがとう
ちょうど優に渡そうと思ってたんだ」

会社から入学祝いが出たとのこと



『えーゆうがもらっちゃっていいの?』
ダーリン「いいよ、優バイト代くれちゃったからお金ないだろ」

『じゃあこれで必要なもの買わせてもらうね




自立させる気があるようなないような(笑)

どこまでも甘々な親でした



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