「うつりける」よ

当地宮崎も昨日の最高気温は２７度まで上昇し団地公園の桜も咲き揃いだした。
花を肴に小グループが焼酎を酌み交わしていた。
近くに寄れば「こっちに来い」と言われそうなメンバーだ。

一昨日は父の２７回忌を済ませて宮崎に住む兄弟たちで食事会をした。
正月以来の集まりで正午から午後５時まで話が尽きなかった。
沢山いただいたので自重した。

今回は長男に参列してもらった。
そろそろお寺さんにも顔を覚えてもらう必要があると思ったからだ。
お寺さんはあと５年先に役目を交代すると言われている。

今日は、昨日と打って変わり朝から花散らしの雨である。
まだ一つも桜見が済んでいないのに・・・、集会所の卓球グループは毎年簡単ではあるが花見の会と新年度の総会的なことをしている。

会長さんが孫の大学卒業に行くと３月下旬からお休みで。
居ない間に桜見してもらっても良いですよと言われて出て行かれた。

船頭がいないので決めきれないのか、それとも満開と計画日のタイミングが取れないのか。
花が散りだしたら早い、

古今集は小野小町の歌に
　　　　　　『花の色は　うつりにけりな　いたづらに
　　　　　　　　　　　　　わが身世にふる　ながめせしまに』

まごまごしていると、タイミングを失ってしまいますよ。
というわけ、はかなくも散る桜の花に自分の衰えた美貌を重ねて歌っています。