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「浅田真央が戦ってきたもの」その1

2010-03-04 02:07:01 | Weblog

ネットでとてもいいレポートを拾ったのでうpします。


その名も「浅田真央が闘ってきたもの」。
作者はりんごさんという人。


まあ、キムヨナも上手でしたがあの点数はないでしょと、思ってる人たち必見。
浅田真央ちゃんとスケートに対する愛情がいっぱいで、同時に、冷静で知的な
分析も見せる上質なレポートです。


ちょっと長いので四回に分けて掲載します。



 

《浅田真央の闘ってきたもの》


1.はじめに

 私がフィギュアスケートを見るようになったのは、リレハンメル五輪のシーズン
のグランプリシリーズ、NHK杯からですから、もう17年になろうとしています。
その、フィギュア観戦生活の中で、私は今、これまでに味わったことのないような、
暗澹たる思いで胸がいっぱいです。バンクーバー五輪の女子シングルの競技を終え
て、一夜明けた今、寝るに眠れず、このレポートを書いています。
 果たしてそれにどんな意味があるのか。私にもわかりません。ただ、いちフィギ
ュアスケートファンとして、この現状を諦め、口をつぐむには、あまりにも今回の
出来事は悲惨すぎる。少しでも多くの人に、現状を知ってほしい。そう思って、
このレポートを書くことにしました。
 もちろん、主観だらけの内容になってしまうと思います。けれども、理解してい
ただきたいのは、そこにあるのは、フィギュアスケートに対する愛です。誰がなん
と言おうと、私はこのフィギュアスケートという競技を愛しているのだと思います。
どんなにつらい思いをしても、納得できなくても。

 フィギュアファンとして、浅田真央のファンとして、今回の結果がどうにも納得
できないと言ったら、ほとんどの人はこう思うでしょう。「ミスをしてしまったの
だからしょうがない」「キムヨナは完璧だったのだから」。
 敗者は口をつぐむのが、日本では美徳とされています。私はそれを否定するつも
りは全くありません。けれどもそれは、フェアに競技が行われた上での結果という
のが大前提ではないでしょうか。中には、フェアではなかったとしても、それすら
も納得して口をつぐんでしまう人も、日本人には少なくないと思いますが・・・。

 はじめに断っておきますが、私は決してキムヨナが嫌いなわけではありません。
むしろ、4年前世界フィギュアで彼女の存在を認識した時は、浅田真央という天才
にライバルができ、切磋琢磨できる状況になったということを歓迎しました。彼女
たちが、これからどのように戦っていくのか、胸を躍らせたほどです。
 間違えてほしくないのは、このレポートが「キムヨナ批判」ではないということ
です。時には、キムヨナ本人を批判するような書き方になってしまうかもしれませ
んが、私にはそのような意図は全くありません。むしろ、キムヨナもある意味では
被害者であるといえると思います。世界最高点をたたき出し、金メダリストとなっ
たキムヨナは、素晴らしい選手だ、天才だ、と思われていることでしょう。ですが、
実はフィギュアファンの目から見れば、主観を抜きにしたとしても、稀有な才能の
持ち主というには、キムヨナはあまりにも凡庸すぎる。ジャンプにしろ、ステップ
にしろ、スピンにしろ、スパイラルにしろ、すべての要素において、浅田真央に迫
るものですらないのです。ではなぜ、その彼女が「世界最高点」を出すに至ったの
か。たゆまない努力のたまものだから、讃えるべきだという人もいるでしょう。し
かし実は、その裏には様々な理由があるのです。
 あの大舞台にノーミスで滑れたこと。それくらいは讃えてもいいと思われるかも
しれません。しかし、です。

 前置きが長くなってしまいましたが、私なりに、今回の出来事を分析してみよう
と思います。潔くないといわれてもかまいません。この腐ったフィギュアスケート
界をなんとかしたいと思っている人間は、たくさんいるのです。それを、少しでも
多くの人に知ってもらいたいと思います。












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