アスリートKのひとりごと

アスリートKが、社会情勢の変化に対する評論をするぞ~!

愛知優勝! 第21回都道府県対抗男子駅伝競走大会

2016年01月24日 | Weblog
15年ぶりの愛知の優勝、おめでとうございます!
これで去年の失格の借りを十分に返せたのではないかと思います。また、先日の都道府県対抗女子駅伝競走大会での女子の優勝に続き男子も優勝!愛知のレベルの高さが証明されたことでしょう。

展開としても序盤からいい位置につけ、3区田中、4区三輪が区間賞。4区でトップに立ってからは後続が見えながらもその位置を譲らず見事なレースでした。特に4区~5区の愛知高校コンビのタスキ渡しはよかったなあ。愛知高校生が時々平和公園で練習しているのは見かけますけど、地元の選手の活躍はよかったです。来年も優勝だね!

【選手・記録紹介】
1区-7km 長谷川令(豊川高)/通過14位、区間14位
2区-3km 大上颯麻(猿投台中)/通過8位、区間12位
3区-8.5km 田中秀幸(トヨタ自動車)/通過2位、区間1位
4区-5km 三輪軌道(愛知高)/通過1位、区間1位
5区-8.5km 青木祐人(愛知高)/通過1位、区間2位
6区-3km 葛西潤(東港中)/通過1位、区間7位
7区-13km 山本修平(トヨタ自動車)/通過1位、区間8位

軽井沢バイパス スキーバス転落事故

2016年01月16日 | Weblog
1月15日(金)午前1時55分頃に発生した国道18号線軽井沢バイパスでのスキーバス転落事故。運転手2人、乗客39人のうち14人が死亡するという大惨事が発生した。全容がはっきりしていないので推測することが多いが、単に運転手の運転ミスや会社のコンプライアンス違反で片付けるだけでは済まなそうな感じがする。

【事故原因の推測】
現場は国道18号線軽井沢バイパスで、群馬県から入山峠を越えて長野県に入ったところ。群馬県側がつづら折りのカーブが続くが、長野県側は群馬県側と違ってカーブの半径が大きくなっている。ガードレールを突き破る前に、直前のガードレールも擦っていることから、スピードの出し過ぎで車両のコントロールを失いハンドル操作で立て直そうとしたが上手くいかず、ノーブレーキでカードレールを越えたのではないかと私は思う。

ではなぜスピードの出し過ぎだったのかというところは謎であるが、①運転手の不慣れ、②バスのエンジンの不調-が考えられる。
①については、これまで観光バスのようなサイズの運転をしたことがなかったようなので、車両の運転感覚が今まで運転してきたものと異なっていたにもかかわらず、運転してしまったのではなかろうかと言うこと。現場には積雪も路面凍結もなかったので、運転ミスの可能性が大きいのではないか。
②については、吹き上がりという現象が時々起こることがあると報告がある。これはアクセルを踏んでいないにもかかわらず、エンジンの回転数が急に上がる現象。ニュースでは取り上げられていないが、可能性としてはあるだろう。

運転手には入社後、健康診断を受けさせていなかったようであるが、突然運転手に何かが起きたことはバスの状況からして考えにくい。法令違反でも直接的な原因からは除くべきかもしれない。

【当初と違うルートの走行】
当初の運行ルートは、
「原宿~(一般道)~練馬IC~(関越道)~(高坂SAで休憩?)~東松山IC~(一般道)~松井田妙義IC~(上信越道)~佐久IC~(一般道)~斑尾高原」のようだった。
しかしながら、高坂サービスエリアが混雑していて、バスを停めるスペースがないため次のサービスエリアに向かったのではないかと考えられる。となると実際には
「原宿~(一般道)~練馬IC~(関越道)~(上里SAで休憩?)~藤岡IC?~(一般道)~国道18号軽井沢バイパス(事故)・・・」
と考えられる。

斑尾高原までなら、高速道路ならば練馬~豊田飯山が一般的。ここの高速料金は、特大車で15,100円。平日なのでETC割引もない。これに対して、当初の運行ルートの練馬~東松山が3,620円、松井田妙義~佐久が2,630円で合計6,250円。通しで乗るよりも8,850円安くなる。ただし乗客が39人だったことを考えれば、一人あたり227円程度。往復でも454円だから、500円余分にツアー代金を集めれば通しで高速道路を走ることが出来る。
仮に練馬から藤岡まで高速道路を通行してしまったのであれば、この区間が6,610円。8,850円が予算とすれば残りは2,240円。碓井軽井沢ICから上信越道に乗って佐久ICで降りればこの区間が1,540円。高速料金を運転手の判断で節約するためにこのルートを使用したのではないかと考えられる。

事故渋滞や積雪の通行止めなどで、当初の予定ルートと異なるルートを通行するのは違反ではないという。今回は会社に報告が成されていないことを問題視しているが、仮に報告があっても同じように事故が起きていたかもしれない。こちらは法令違反であっても直接的な原因から除くべきだろう。

【まとめ】
運行する会社には、健康診断の未受診、運行前の点呼の未実施など法令上の違反はいろいろあるかもしれないが、とはいえ直接的な事故原因にはなるというのは難しい。おそらく運転者の熟練度合いの無さや、運行ルートを変更し運転の難しいコースを選んだ判断ミスが大きいような気がする。運転手も所定の運転免許証を持っているようなので、経験は浅いものの道路交通法の違反ではない。「経験が浅い運転手が悪い」という輩もいるが、誰でも最初は初心者。ベテランが付いて指導しながら走って経験を積んでいくのが正しい姿であるが、どうもそうはいかないようだ。爆買いする中国人ツアーが増え、バスの需要が増えている。日本中バスの運転手が不足していることに原因があるようだ。また、JRの夜行列車の多くが廃止され、夜行バスに移行しているのも運転手不足の原因ではなかろうか。

バスやトラックの物流業界は、確かに労働者の賃金が安い。賃金が安ければ、若い人間のなり手が少ない。そこで今回のよな65歳のドライバーが運転するようなことも出てくる。保育士や介護士も含めて低賃金の業界ではあるものの、一つ間違うと命が無くなってしまうこともあるので、これらの業界にも最低賃金制度を取り入れてドライバーの質を高めていく措置などを講ずる必要があるのではないかと思う。この業界のコストカットは、安全性をカットするのに等しいような気がする。