パソコンには、忘れてしまったモノが、隠れています。
なんだか、ヘンな断章が出てきたので、一応、アップしておきますね。
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ぼたもちとんちんかん
とんちんかんちん とんちんかん
とんちんぼたもち とんちんかん
かんちんたべたよ かんちんかん
とんちんかんちん とんちんかん
とんちんかんちん とんちんかん
だあれがたべたの とんちんかん
いいくつたべたの かんちんかん
わあけがわからず とんちんかん
山寺のお話です。村のはずれのこのお寺に、とんねん、ちんねん、かんねんという三人のおぼうさんがすんでいました。
とんねんは年よりのおしょうさん。ちんねんはちびの小ぼうずで、かんねんは年かさの小ぼうずでした。
とんねんおしょうは足こしよわく、もうお山ののぼりおりができません。だから、村のほうじはいつもかんねんの役でした。かんねんはずいぶんしゅぎょうしてきましたから、おきょうも読むのがじょうずです。
ちんねんはきょ年、お寺に上がったばかりで、おきょうもたいして読めません。いつもナムーであとはむにゃむにゃです。
そんなある日、かんねんが村から帰ってきました。
「おしょうさま、今日は三げんもほうじがありました。はい、これがおふせです」
とんねんおしょうは、にっこり顔で、それをうけとりました。
「ごくろうさん、かんねんや。お前のおかげで、たすかるのお」
おしょうさんにほめられて、かんねんはむねをはりました。
「いつもよくはたらいてくれるおれいじゃ。これ、ちんねんや」
とんねんおしょうは、庭しごとをいいつけられていたちんねんを呼びました。
「きょうはおひがんじゃ。村までおりていって、ぼたもちを三人ぶん買ってきておくれ」
かけていたたすきをはずすと、ちんねんはおしょうさんからお金をもらい、いさんで山をおりていきました。
村はずれに一本の橋がかかっていました。そのたもとにおじぞうさんがまつられていて、ちんねんはいつもその前を通ると、ナムーと手をあわせるのでした。
「おじぞうさま、これからおつかいで村まで行きます。おしょうさまがぼたもちを三人ぶん買ってくるようにとおっしゃいました。わたしにもくださるのです。わたしはかんねんさんほどにはお役にたてていないので、もうしわけなく思います。帰りに、わたしの分から、おじぞうさまにおそなえしますから、わたしにも早くおきょうが読めるようにしてくださいませ、ナムー」
言われたとおりにぼたもちを三人ぶん、三つの箱に三つずつ入れてもらって、ちんねんは帰ってきました。ただし、箱のひとつは、ちんねんがおじぞうさまに二つおそなえしたため、一つしか入っていません。
「おしょうさま、ただ今帰りました」
そう言うと、ちんねんは三つの箱をとんねんおしょうの前におきました。
「ごくろうさん、ちんねんや。あとでみんなで食べるとしよう。それぞれのおぜんにくばっておいておくれ」
ちんねんは三つの箱をさげると、言われたとおり、それぞれのおぜんにくばりました。もちろん、一つしか入っていない箱はじぶんのおぜんにおきました。
そこへ、かんねんが入ってきました。
「おや、ちんねん。おつかいごくろうさんだったね。今日はお前さんももうけたね。おきょうひとつも読めないのに、ぼたもち一人前あずかった」
かんねんのいやみも、ちんねんにはほんとうのことに思えてしかたがありませんでした。
「すみません、かんねんさん。買ってきたぼたもちはおぜんにくばっておきましたから、くれぐれも、わたしのにはさわらないでくださいよ」
「そりゃ、いったいどう言うことだい」
じぶんのから二つ、おじぞうさまにおそなえしたことを、ちんねんはかんねんに言えませんでした。
「たいしたことではないですから、そう言うことでおねがいします」
ちんねんは逃げるように出ていきました。
ちんねんがいなくなると、かんねんは考えました。
「じぶんのにはさわるなとは、ちんねんのやつ、じぶんのかせぎで買ったものでもあるまいに、がめついやつだ。わたしがあいつのぶんをつまみぐいするとでも思っているのだろうか。それとも、あいつのぶんだけあんこがよぶんに入っているのかもしれない」
かんねんは、あとでちんねんをおどろかせてやろうと、じぶんのととりかえてしまいました。
そこへ、とんねんおしょうの声がしました。
「おおい、そこにいるのはちんねんかい」
かんねんが答えました。
「いいえ、わたしです。ちんねんはさっきどこへやら出ていきました」
「そうかい、それならすまないが、かんねんや、お前にたのむとしよう。そこのぼたもちなんじゃが、年よりには三つも多いから、わしの分から二つ、うら山のおどうにそなえてきておくれ」
ふだんなら、それはちんねんのしごとなのですが、ほうじを三げんもまわってくたくたのかんねんにまわってきてしまいました。
「はい、わかりました、おしょうさま」
かんねんはくやしく思いながら、そう答えると、とんねんおしょうの箱から二つ、おそなえざらにもると、うら山のおどうにつづく石だんをのぼっていきました。
石だんは急で、しかもうすぐらく、かんねんはだんだんおもしろくなくなってきました。
「おしょうさまが食べきられないのなら、わたしやちんねんにくれればいい。なにもおどうにおそなえしたって、カラスかタヌキが食べてしまうのだから」
そう考えているうちに、かんねんのおなかがグーグーなりました。
「そうだ、わたしのかせいだお金で買ったのだ。わたしがよぶんにもらってもいいはずだ」
かんねんはぼたもち二つ、ぺろりと食べてしまい、あんこをぬったおそなえざらだけおどうに置いて、おりてきてしまいました。
かんねんおしょうがよぶ声がしたように思ったちんねんは、急いでもどってみますと、おしょうさまのおぜんの箱があいていました。
ぼたもちは一つしか入っていません。
あっと思い、ちんねんはじぶんのおぜんの箱をあけてみますと、三つ入っています。
「どうしよう、わたしのには一つしか入っていないことを、おしょうさまに知られてしまった。おしょうさまのことだ、からだのちいさいわたしだから、もっと大きくなるようにと、ごじぶんのととりかえられたにちがいない。なんて、わたしはだめなやつなんだ」
ちんねんはいたたまれなくなり、じぶんとおしょうさまのをとりかえると、そこから走り出てしまいました。
ちんねんがあわてて出て行くのを、かんねんはおりてきた石だんから見ていました。
「ちんねんのやつ、何をあわてているのだろう」
かんねんがお寺に入りますと、じぶんがさっき出たときと、何かがちがっているように思いました。かんねんがとじわすれていた箱のふたが、こんどはとじられていたのです。
それぞれの箱をあけてたしかめたかんねんは、思わず大きなこえを出しそうになりました。
「あれっ、わたしのおぜんの箱にはひとつしか入っていない」
かんねんはすごくくやしくなったのです。
「おしょうさまのは、ふたつとりわけて、うら山のおどうにもっていって」
けっきょく、かんねんが食べてしまいました。
「さっきとりかえた、もとはわたしの箱は、今ちんねんのおぜんの上で、三つ入っていると思ったら、おしょうさまのと入れかわっている」
かんねんはそれぞれのおぜんの上の箱を見て、思いました。
「ちんねんのやつ、つまみぐいしようとしてしのんだところ、おしょうさまのが一つしか入っていないのを見て、わたしに先をこされたと思い、こんどはわたしをこらしめるつもりで、わたしのを二つつまんだのだ。そのうえ、おしょうさまにはごまをするつもりで、じぶんのととりかえたのだ。ええい、はらのたつやつだ。これはもともとわたしのだから、もどしてもらうよ」
かんねんは、そうして、じぶんのととんねんおしょうのをとりかえてしまいました。
それから、三人がおぜんにつきました。
とんねんおしょうがふたをあけました。ぼたもちはひとつです。
それを見たちんねんがびっくりして、何も言えません。
「どうしたんだい、ちんねん。何かおかしなことでもあるのかい」
かんねんがそう言って、とんねんおしょうの顔を見ました。
「おどろかんでもよろしい、ちんねん」
とんねんおしょうが、そのぼたもちひとつ、食べました。
「さっき、お前がおらんかったので、かんねんにたのんで、わしのを二つ、うら山のおどうにそなえてきてもらったんじゃ」
「そうしますと、さっきわたしが見た三つ入りは」
ちんねんが考えていますと、かんねんが言いました。
「その三つ入りがこれだよ、ちんねん」
かんねんがじぶんのをあけると確かに三つ入っていました。
「お前がみょうなことをしているから、さっきとりかえた。だって、これはわたしのとりぶんだからね」
ちんねんがじぶんのをあけました。ぼたもちは一つでした。
「なあ、ちんねん。お前が二つつまんだのだから、それでまあるくおさまるんだよ」
かんねんはじしんまんまんです。
ちんねんはないています。
「どうしたんじゃ、ちんねん」
とんねんおしょうがききました。
「わたしは、つまみぐいなどしていません。ふたつは帰るとちゅう、橋のたもとのおじぞうさまに、おそなえしたのです。わたしは、かんねんさんのように、じょうずにおきょうが読めません。だから、おじぞうさまに、しゅぎょうがすすむように、おねがいしたのです」
ちんねんは、ぽつりぽつり話しました。
それをきいていたかんねんも、なみだが出てきました。ちんねんをうたぐったじぶんがなさけなく、三つのぼたもちには手が出せません。
あとは何も言わず、ただ泣いている二人を見て、とんねんおしょうはうなずいて、だまっているだけでした。
とんちんかんちん とんちんかん
だあれがたべたの とんちんかん
わたしはたべない かんちんかん
おそなえしたのよ とんちんかん
とんちんかんちん とんちんかん
とんちんぼたもち とんちんかん
かんちんたべたよ かんちんかん
とんちんかんちん とんちんかん
なんだか、ヘンな断章が出てきたので、一応、アップしておきますね。
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ぼたもちとんちんかん
とんちんかんちん とんちんかん
とんちんぼたもち とんちんかん
かんちんたべたよ かんちんかん
とんちんかんちん とんちんかん
とんちんかんちん とんちんかん
だあれがたべたの とんちんかん
いいくつたべたの かんちんかん
わあけがわからず とんちんかん
山寺のお話です。村のはずれのこのお寺に、とんねん、ちんねん、かんねんという三人のおぼうさんがすんでいました。
とんねんは年よりのおしょうさん。ちんねんはちびの小ぼうずで、かんねんは年かさの小ぼうずでした。
とんねんおしょうは足こしよわく、もうお山ののぼりおりができません。だから、村のほうじはいつもかんねんの役でした。かんねんはずいぶんしゅぎょうしてきましたから、おきょうも読むのがじょうずです。
ちんねんはきょ年、お寺に上がったばかりで、おきょうもたいして読めません。いつもナムーであとはむにゃむにゃです。
そんなある日、かんねんが村から帰ってきました。
「おしょうさま、今日は三げんもほうじがありました。はい、これがおふせです」
とんねんおしょうは、にっこり顔で、それをうけとりました。
「ごくろうさん、かんねんや。お前のおかげで、たすかるのお」
おしょうさんにほめられて、かんねんはむねをはりました。
「いつもよくはたらいてくれるおれいじゃ。これ、ちんねんや」
とんねんおしょうは、庭しごとをいいつけられていたちんねんを呼びました。
「きょうはおひがんじゃ。村までおりていって、ぼたもちを三人ぶん買ってきておくれ」
かけていたたすきをはずすと、ちんねんはおしょうさんからお金をもらい、いさんで山をおりていきました。
村はずれに一本の橋がかかっていました。そのたもとにおじぞうさんがまつられていて、ちんねんはいつもその前を通ると、ナムーと手をあわせるのでした。
「おじぞうさま、これからおつかいで村まで行きます。おしょうさまがぼたもちを三人ぶん買ってくるようにとおっしゃいました。わたしにもくださるのです。わたしはかんねんさんほどにはお役にたてていないので、もうしわけなく思います。帰りに、わたしの分から、おじぞうさまにおそなえしますから、わたしにも早くおきょうが読めるようにしてくださいませ、ナムー」
言われたとおりにぼたもちを三人ぶん、三つの箱に三つずつ入れてもらって、ちんねんは帰ってきました。ただし、箱のひとつは、ちんねんがおじぞうさまに二つおそなえしたため、一つしか入っていません。
「おしょうさま、ただ今帰りました」
そう言うと、ちんねんは三つの箱をとんねんおしょうの前におきました。
「ごくろうさん、ちんねんや。あとでみんなで食べるとしよう。それぞれのおぜんにくばっておいておくれ」
ちんねんは三つの箱をさげると、言われたとおり、それぞれのおぜんにくばりました。もちろん、一つしか入っていない箱はじぶんのおぜんにおきました。
そこへ、かんねんが入ってきました。
「おや、ちんねん。おつかいごくろうさんだったね。今日はお前さんももうけたね。おきょうひとつも読めないのに、ぼたもち一人前あずかった」
かんねんのいやみも、ちんねんにはほんとうのことに思えてしかたがありませんでした。
「すみません、かんねんさん。買ってきたぼたもちはおぜんにくばっておきましたから、くれぐれも、わたしのにはさわらないでくださいよ」
「そりゃ、いったいどう言うことだい」
じぶんのから二つ、おじぞうさまにおそなえしたことを、ちんねんはかんねんに言えませんでした。
「たいしたことではないですから、そう言うことでおねがいします」
ちんねんは逃げるように出ていきました。
ちんねんがいなくなると、かんねんは考えました。
「じぶんのにはさわるなとは、ちんねんのやつ、じぶんのかせぎで買ったものでもあるまいに、がめついやつだ。わたしがあいつのぶんをつまみぐいするとでも思っているのだろうか。それとも、あいつのぶんだけあんこがよぶんに入っているのかもしれない」
かんねんは、あとでちんねんをおどろかせてやろうと、じぶんのととりかえてしまいました。
そこへ、とんねんおしょうの声がしました。
「おおい、そこにいるのはちんねんかい」
かんねんが答えました。
「いいえ、わたしです。ちんねんはさっきどこへやら出ていきました」
「そうかい、それならすまないが、かんねんや、お前にたのむとしよう。そこのぼたもちなんじゃが、年よりには三つも多いから、わしの分から二つ、うら山のおどうにそなえてきておくれ」
ふだんなら、それはちんねんのしごとなのですが、ほうじを三げんもまわってくたくたのかんねんにまわってきてしまいました。
「はい、わかりました、おしょうさま」
かんねんはくやしく思いながら、そう答えると、とんねんおしょうの箱から二つ、おそなえざらにもると、うら山のおどうにつづく石だんをのぼっていきました。
石だんは急で、しかもうすぐらく、かんねんはだんだんおもしろくなくなってきました。
「おしょうさまが食べきられないのなら、わたしやちんねんにくれればいい。なにもおどうにおそなえしたって、カラスかタヌキが食べてしまうのだから」
そう考えているうちに、かんねんのおなかがグーグーなりました。
「そうだ、わたしのかせいだお金で買ったのだ。わたしがよぶんにもらってもいいはずだ」
かんねんはぼたもち二つ、ぺろりと食べてしまい、あんこをぬったおそなえざらだけおどうに置いて、おりてきてしまいました。
かんねんおしょうがよぶ声がしたように思ったちんねんは、急いでもどってみますと、おしょうさまのおぜんの箱があいていました。
ぼたもちは一つしか入っていません。
あっと思い、ちんねんはじぶんのおぜんの箱をあけてみますと、三つ入っています。
「どうしよう、わたしのには一つしか入っていないことを、おしょうさまに知られてしまった。おしょうさまのことだ、からだのちいさいわたしだから、もっと大きくなるようにと、ごじぶんのととりかえられたにちがいない。なんて、わたしはだめなやつなんだ」
ちんねんはいたたまれなくなり、じぶんとおしょうさまのをとりかえると、そこから走り出てしまいました。
ちんねんがあわてて出て行くのを、かんねんはおりてきた石だんから見ていました。
「ちんねんのやつ、何をあわてているのだろう」
かんねんがお寺に入りますと、じぶんがさっき出たときと、何かがちがっているように思いました。かんねんがとじわすれていた箱のふたが、こんどはとじられていたのです。
それぞれの箱をあけてたしかめたかんねんは、思わず大きなこえを出しそうになりました。
「あれっ、わたしのおぜんの箱にはひとつしか入っていない」
かんねんはすごくくやしくなったのです。
「おしょうさまのは、ふたつとりわけて、うら山のおどうにもっていって」
けっきょく、かんねんが食べてしまいました。
「さっきとりかえた、もとはわたしの箱は、今ちんねんのおぜんの上で、三つ入っていると思ったら、おしょうさまのと入れかわっている」
かんねんはそれぞれのおぜんの上の箱を見て、思いました。
「ちんねんのやつ、つまみぐいしようとしてしのんだところ、おしょうさまのが一つしか入っていないのを見て、わたしに先をこされたと思い、こんどはわたしをこらしめるつもりで、わたしのを二つつまんだのだ。そのうえ、おしょうさまにはごまをするつもりで、じぶんのととりかえたのだ。ええい、はらのたつやつだ。これはもともとわたしのだから、もどしてもらうよ」
かんねんは、そうして、じぶんのととんねんおしょうのをとりかえてしまいました。
それから、三人がおぜんにつきました。
とんねんおしょうがふたをあけました。ぼたもちはひとつです。
それを見たちんねんがびっくりして、何も言えません。
「どうしたんだい、ちんねん。何かおかしなことでもあるのかい」
かんねんがそう言って、とんねんおしょうの顔を見ました。
「おどろかんでもよろしい、ちんねん」
とんねんおしょうが、そのぼたもちひとつ、食べました。
「さっき、お前がおらんかったので、かんねんにたのんで、わしのを二つ、うら山のおどうにそなえてきてもらったんじゃ」
「そうしますと、さっきわたしが見た三つ入りは」
ちんねんが考えていますと、かんねんが言いました。
「その三つ入りがこれだよ、ちんねん」
かんねんがじぶんのをあけると確かに三つ入っていました。
「お前がみょうなことをしているから、さっきとりかえた。だって、これはわたしのとりぶんだからね」
ちんねんがじぶんのをあけました。ぼたもちは一つでした。
「なあ、ちんねん。お前が二つつまんだのだから、それでまあるくおさまるんだよ」
かんねんはじしんまんまんです。
ちんねんはないています。
「どうしたんじゃ、ちんねん」
とんねんおしょうがききました。
「わたしは、つまみぐいなどしていません。ふたつは帰るとちゅう、橋のたもとのおじぞうさまに、おそなえしたのです。わたしは、かんねんさんのように、じょうずにおきょうが読めません。だから、おじぞうさまに、しゅぎょうがすすむように、おねがいしたのです」
ちんねんは、ぽつりぽつり話しました。
それをきいていたかんねんも、なみだが出てきました。ちんねんをうたぐったじぶんがなさけなく、三つのぼたもちには手が出せません。
あとは何も言わず、ただ泣いている二人を見て、とんねんおしょうはうなずいて、だまっているだけでした。
とんちんかんちん とんちんかん
だあれがたべたの とんちんかん
わたしはたべない かんちんかん
おそなえしたのよ とんちんかん
とんちんかんちん とんちんかん
とんちんぼたもち とんちんかん
かんちんたべたよ かんちんかん
とんちんかんちん とんちんかん