Ghee (ギー)

2013-09-29 13:00:20 | ブログ
先日、アーユールヴェーダーの「秋の過ごし方」の講習会でギーの作り方を教わりました。アーユルヴェーダでは秋は「火」のエネルギーが高まってくる季節、そのエネルギーと上手に付き合っていくのにオススメなのがギーだそうです。私なりにその作り方を復習…




1


無塩バターを鍋に入れ、中火にかけて溶かします。







2



木べらなどで焦げないように優しく混ぜる。







3


細かい泡が出始め、盛り上がってきたら出来上がり。(これが水分がとびましたという合図)出来上がったギーをペーパーフィルターで濾す。







4



常温・冷蔵保存、どちらでも ただし、冷蔵保存なら使った後は冷蔵庫へ戻すこと。温度差で出来てしまう水滴のままにしておくとダメ。ちなみに私は常温で使いました。このギー、トーストにぬって頂きました。美味しかった~。ご飯に少し混ぜても、炒め物に使っても…美味しく感じるということは今の体に合っているのでしょうね~。

ギーの効能は:

● 最高の若返り薬
● 解毒作用
● 目に良い
● 強精作用
● 消化力を上げる
● 知性
● 美
● 体力


他にも色々と使い方があるようです。目の湿布?吹き出物などなど。アーユルヴェーダ、これもまた深~いものと出会いました。
この出会いに「あ・り・が・と・う」







リメイク ウォレット

2013-09-25 07:48:45 | ブログ
久々に根をつめてしまいました…


1_2


リメイク ウォレットの土台。







2



中はこんな感じ。

それに Liberty の生地で仕上げました。







3




自分のラッキーカラーの入った生地を選んで作ったのでオンリーワンの長財布です。一見簡単そうにみえますが、なかなか大変 使い慣れないU字の針を使って作るので変なところに力が入ってしまい、目、首、肩がコリコリです。でもこの財布の良いところは土台さえしっかりしていれば何度でも張り替え出来るのが嬉しいかも。

材料は大丸神戸店7階、アンジェラスさんで揃えました。






FLOUR ひろ さんのメルマガより抜粋

2013-09-20 13:50:42 | ブログ
心に響いたお話:


☆誰かのため生きる喜び…鎌田實医師━━━━━━━━━━━━━━━━★9月10日読売新聞[相手の身になるマナー]より転載



6月初め、ぼくは諏訪中央病院の緩和ケア病棟を回診した。72歳の純子さんは、すい臓がんで腹膜播種(ふくまくはしゅ)がある。痛みは薬でコントロールできていたが、身の置き所がないつらさを訴えていた。



だが、料理の話になると、純子さんの目は輝いた。アマチュアの料理研究家で、地域で料理を教えていた。


ぼくは、患者さんとのコミュニケーションを大事にしている。どんな仕事をしてきたのか。何かやり残したことはないか。患者さんとの話の中から、患者さんの「希望」を見つけようとする。


6月は彼女の誕生月。看護師や主治医からバースデーカードをもらったという。突然、彼女が言いだした。


「先生も6月が誕生日だそうですね。先生の誕生会をしてあげたい」


えっと思った。39年間、医者をやってきたが、患者さんに誕生祝いをしてもらったことはない。ぼくだけの誕生会では心苦しいので、純子さんの誕生会も一緒にしようということになった。


純子さんは嬉々として、誕生会の計画を練り始めた。元気な頃に料理を教えていた仲間に連絡をとり、メニューを決める。庭の林の中を会場に決めた。野外パーティーだ。


計画は着々と進んでいった。だが、病状は少しずつ悪化していった。純子さんは理学療法士とともに、歯を食いしばって歩く練習を続けた。どんなことがあっても誕生会は取り仕切るという並々ならぬ決意が感じられた。


誕生会の朝、回診に行くと、化粧をし、おしゃれをしていた。晴れやかな顔だ。


「先生、おいしいものをいっぱい用意しました。勉強に来ている医学生や研修医も呼んでください。死に近い患者がどんな思いでいるかを学んでもらいたい」


お昼の時間、庭へ行くと、テーブルの上にカレイの姿煮、野菜サラダなど、おいしそうな料理が山のように並んでる。極めつけは鯛めし。尾頭付きの鯛を入れたご飯は、薪で炊くこだわりぶりだ。


ぼくは、病院の庭でとったハーブの花束と、注文しておいたケーキを用意していたが、純子さんはもっと大きな手作りのケーキを用意していた。さらに、純子さんの仲間の合唱団まで来て、ハッピーバースデーを歌ってくれた。病
院のスタッフやボランティアら約30人も、集まった。2人の結婚披露宴みたいになった。



医師として、こんなにうれしい誕生会は初めてだった。そんなぼくを見て、純子さんはもっとうれしそうな顔をした。


だれかのために生きる時が一番うれしいのだ。相手の身になることの大切さを医師の卵たちに教えてくれた。


それから1週間ほどして、純子さんは亡くなった。最後の最後まで笑顔があった。