毎年この時期に恒例となっている 実家のマーマレード作りは
四国の親戚宅に 夏みかんを車で取りに行くところから始まります。
無農薬(野生というか)の夏みかんは 木も古くて大きく
たくさんの実が本当にたわわに実ります。
そのおうちでは 他にも甘夏などがありますので、夏みかんは誰も収穫しないそうです。
それで うちがぜひ使いたいと申し出て その親戚のおばさんにも会いたくて収穫に行くのでした。
ミカン狩りは楽しくて 大きくて傷のないものを たくさん取らせてもらいました。
こ・こんなにたくさん。甘夏も少しもらったので、全部で200個以上…^^
毎年、無農薬の夏みかんを、と あらかじめ頼まれている分や知り合いに譲る分も入っています。
そのあと、近くのうどん屋さんで 四国本場のぶっかけうどんを。
うどんは柔らかめでしたが、こしがあり モチモチとしていて さすがに美味しかったです。
*
そして 翌日の土曜と日曜で 一家総出のマーマレード作り。
毎年手伝っていますが、娘と 今年は夫も作業に加わり
義父は 年季の入ったスライサーを駆使して 皮のスライスをしてくださいます。
作業過程には意外に力仕事が多いのです。
農薬はかかっていませんが 野ざらしの夏みかんは雨風にもさらされていて
たわしでゴシゴシとよく水洗いをするところから始まります。
大きなお鍋で 1回に15個の夏みかんを炊くので スライスも大変。
スライサーを使えるのは 今まで80歳を過ぎた義父だけでしたが、
今年 うちの夫も初めてスライサーを使って 手伝ってくれました。
それまでは 全部手切りでした・・・
スライスした皮はとりあえず、水にさらしておき 全量スライスできたら
目の細かな洗濯ネットに入れて 水道水で黄色いアクが薄くなるまで もみ洗い。
その後、皮だけを一度茹でこぼします。
その間に 夏みかんの実の中袋を取る作業もしています。
我が家のマーマレードが美味しいのは 実の全量が入ったマーマレードだからこそ。
手剥きで 義母と私と娘の女三代で おしゃべりしながら^^
茹でこぼした皮を水にとって 絞ったものと 夏みかんの実を はかりにかけます。
その重量の6割のお砂糖とで やっと炊き始めますが
これがまた、強火で一気に、ですので・・・
最初のうちはいいんです、サラサラで。
沸騰し始めると マグマのように 飛ぶことがあり
エプロン、腕カバーや長袖で重装備で炊かないと 火傷をします。
うっかりものの私の腕には 小さな水ぶくれが…(-_-;)
量が多いので 30~40分ほどかかりますので 腕も疲れます。
煮詰まってくると 焦げ付かさないようになべ底を混ぜるのが 相当重くなってくるのです。
義母と私と娘、で交代しながらですが ほとんど娘が炊く係になってくれました。
今日の最後の鍋だけは 夫にも体験してもらいました。
今年はがんばって なんと6回炊いたのでした。(夏ミカン 約90個分)
作業を手伝ってもらって、その大変さをわかってもらえました。
強火だからこそ ツヤもあり、香りもよく美味しいマーマレードが出来上がります。
パンにも ヨーグルトにも よく合いますし、飽きることのない味です。
みんなで作ったので、美味しさも格別です。(手前味噌なのはもちろんですが)
実は その四国の親戚も 引っ越しをすることになり、
この夏みかんは もしかしたら最後になるかもしれません。
義母のマーマレードのレシピもさることながら、この温暖な土地の夏みかんの味が
きっといいのだと思います。
本当に残念なのですが、移植する土地もなし その費用もなし…
どうにかならないものかしら、と いろいろ考えて みんなで思案…。
来年のマーマレード作り、あるかな~…
*
kicoのFacebookページもよかったら
のぞいてみてくださいね~(*'▽')
ちょこちょこ 更新しています
*
ランキングに参加しております。
よかったら 下のバナーをポチッといただけると 励みになります。
よろしくお願いいたします。
↓
人気ブログランキングへ
ありがとうございます!