こんばんは。
最近は京阪電車の旧3000系の引退が話題になっていますが、今回は「引退」つながりで昔撮影した写真の中から神戸電鉄800形のさよなら運転時の写真を紹介します。
800形は開業時の車両の機器を使用した車体更新車で、神戸電鉄の営業車両としては最後の釣り掛け車両でした。ブレーキの関係で3連以上の編成が組めないのと、加速性が高性能車に比べて悪かったので特定の運用(通称K3運用)に就いていました。
この運用がちょうど高校時の私が朝の通学時に乗っていた運用だったので、ほぼ毎日使用していた思い出深い車両です。ちなみに私が使用していた区間には神鉄で一番スピードを出す区間と50‰の登り急勾配区間があり、釣り掛けサウンドを楽しめるという今思えば最高の区間での通学でした。
その思い入れがある車両が引退するのと、神鉄では後にも先にも初めてと思われる臨時列車によるさよなら運転が行われたのでカメラ片手に参加しました。
当日のイベントは臨時さよなら列車と道場南口駅での車両展示の二種類のイベントが行われました。私は朝一に道場南口駅に行って展示車両の撮影・見学をしたのですが、その時の写真やネガは行方不明になっています。
道場南口駅で展示されていた車両は の編成で、新しい塗装に塗り替えられた車両でした。
道場南口の会場を一通り見てから谷上駅に移動しました。
谷上駅では新開地から到着した臨時列車を撮影しました。巻回し中に撮影したので行先表示が「有馬温泉」になっています。
連結部。
名板類。昭和39年11月に改造されました。
ヘッドマーク。
折り返しの臨時列車に乗って鈴蘭台まで移動です。
昼休みで鈴蘭台駅南側の留置線に停車中の800形の横を走る当時最新鋭だった2000系4連車。
まだ300系も走っていました。
昼休みが終わって午後のさよなら運転です。
一旦新開地に行ってから押部谷へ向かいます。
押部谷に到着したさよなら列車。しばしの撮影タイムです。
807号
808号
852号
台車と社紋です。
車内の製造名板。
「川崎車輌」での名称の製造名板です。
押部谷から新開地に到着したさよなら列車。折り返し鈴蘭台行きになります。
本当のさよなら列車です。
鈴蘭台到着後簡単ではありましたが、運転士への花束贈呈のセレモニーがありました。
そして列車は鈴蘭台駅南側の留置線に引き上げていきました。遠くに2000系が見えます。
先にも書きましたが、神戸電鉄でこのようなさよなら運転が行われたのは後にも先にもこの時だけです。そのためか。神戸電鉄には珍しく多くの鉄道ファンが集まっていました。ただ今と違って怒号が飛び交うようなものでなく、わりとのんびりしたイベントでした。
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