医のたけくらべ

2018-02-01 12:02:19 | Weblog

 予めお断りさせて戴きます。当サイトは、医療記事オンパレードであるはずでしたが、いつのまにか、世事一般に展がってしまい、今はいわば脱線状態に在ります。
 H26年末にそれまでの記事を8割方削除して500編ほどにし、現在はその続きなのですが、ここでもう一度整理しようと思い立ちました。即ち、当サイトは医療中心に返ることとし、余は、別サイトに移すか削除するつもりです。
 時間はかかるでしょうが、その方向で対処させて戴きます。一先ず、これまでのご愛読に心より御礼申し上げます。深謝。
 なお引き続き、医療中心の当Blogにご批判ご鞭撻を賜り度、お願いして已みません。

 

 さて、現行医療をみるとき、手術主体の外科系・ウイルス細菌による感染症系、これら2系医療を除き、薬害副作用はあっても、ほとんどの疾病を治せません。iPs細胞再生医療(これも外科系)に世界中の熱視線が注がれる所以です。これは、換言して、薬物医療見限り決別と言えましょう。

 恰度2年前、C型肝炎薬ソルバルディとハーボニー、そして皮膚癌(悪性黒色腫)薬オプジーボが、効き目とその薬価が話題になりました。
 ソルバルディは1錠6万円、ハーボニーは1錠8万円。後者を見るに、1日1錠を12週間服み、総額670万円。オプジーボに至っては、1ヶ月300万円で、1年3600万。
 “治る”なら、幾らでも! 誰しもが思い、又、そう言うでしょう。ただ、それらに保険がきくとして、その保険制度をいつまで維持できるでしょうか。保険の対象は、C型肝炎と皮膚癌ばかりではありません。いずれの疾病にも公正公平性の担保は不可欠です。

 それに、時間の経過をみなければ、効く治す・薬害副作用の有無も、断じえません。数日前(H30.1.22)には、iPs細胞研究の不正と黄斑変性症の副作用が露見しました。これ、医療は、一時的判断では、効いた治ったの結論は早計である、の証です。副作用についてもまた同論。

 いったい医療の良し悪しは、①その歴史(どのくらい長期に施療されてきているか) ②科学的根拠 ③医師の臨床例 ④患者の実体験例 ⑤副作用の有無・程度 ⑥国の許可の有無 等をみれば間違いなく判断できます、
 とくに①が重要です。薬害事故のほとんどが、初出のいわゆる“新薬”から発しているのをみても、頷けるでしょう。
 なお、実際の医療①~⑥のすべてにつき、医師は説明しませんし、患者もそれを求めません。説明しても解らないだろうし、聞いても解らないからでしょうか。


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