オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

紙のコーン紙を使って最高の低音を得る

2016年10月21日 08時35分35秒 | オーディオ
先日の最新の音を聞いて、自分の目指す音の中で

好きな低音がだんだん見えてきた




様々な改良で現在行きついた、低音のキーワードを挙げると




反応が早い


これはALTEC515シリーズでも最軽量なコーン紙を使っている

515Eを励磁に改良して可能となった

軽量な素材で立ち上がりがいい音を得ている





切れがいい


反応が早いのと同じだと思われるだろうが

マグネットでなく、励磁に改良したことで、

圧倒的な制動力により、余分な振動がなく音の消えが明確になり

曇りのないクリアーな音で、解像度の良い低音を奏でている


また、電圧調整が自由にできるようにしてあるので

クラシックなどで多少の余韻を出すには、

電圧を下げて、ボイスコイルの制動力を弱めれば

多少の余韻も演出できる







自然な量感・力感

これは15インチ励磁ダブルウーハ―の、後面開放で達成している






④音のリアリティー

自然で張りのある低音を目指して、

音の雑味を消し去っるためにデフェーザーを装着している

かつてWEミラフォニックスピーカーにも搭載されたと同じような形状の

デフェーザーを817Boxに装着して、張りのあるクリアーな音を奏でている

理想の低音を得るために様々なことをALTECで行ってきた







所詮ALTECの低音じゃ、軽すぎるだろ?

と、思われる方もいらっしゃると思うが






今回聴いた最新スピーカーの、塩ビ系のポリプロピレンを使ったユニットや、

小さいユニットでストロークを長くして

無理やり低音を出したユニットは、

とにかく音が遅い、反応が鈍い







かつても紙を使ったユニットに重りのリングを入れて、

低さと量を求めたユニットがあったが、



迫力はあるがこれもとにかく反応が鈍かった








反応の鈍いユニットに私は用はない



なぜなら鈍いユニットでは


音が響かないから



自分の理想はだいたい出来上がってきた







まあ、キーワードは励磁とディフェーザーだったんですけどね


デフェーザーをいれて、変わることがいくつかあるのだが




ウーハーの前にウーハーを塞ぐように、箱状のものを置いたのだから


当然、高域が減衰する




ウーハーの高域を減衰させると、



音の雑味が消えてクリアーになる







当たり前だが

ウーハーは低く使うほうが音がいい





昔から言われていることだが、ウーハーには300Hz以上の帯域を出させるな




何の根拠があるのか知らないが

複数の人から言われてきた言葉を思い出した








今回、理想の低域を求めるために

行ったのはネットワークTA7374Atypeのクロスを500Hzからさらに下げるチャレンジ

もともと低めに作ったので実測では470Hzくらいのクロスであったが、

これを無謀にもさらに下げるために、Tオーディオ社長にお願いすることにした






小さなホーンの311-90ホーンでは低域がつらいと思うが


このホーンはけっこう低域が出る




やってみる価値はある

だめなら戻せばいい


てなわけで




Wウーハー専用に作った、このネットワークの六個のWE1048Bコイルをばらして


トンチンカンカン、やすりでシュシュシュ、

またトンチンカンカンん

できるとこまで詰めて頂き、


仕方なく、少しだけコンデンサーも追加して




なんとか400Hzまで下げることができた、





T社長忙しいとこ大変申し訳ありませんでした
(低域ウーハーの振動版自作という壮大な夢の時間を邪魔してすみませんでした)





これが限界



目標は300Hzであったがそこまでは下がらなかった




広域をカットした低域ユニットから

出てきた音は・・・・・・








大正解!