★放鳩地バルセロナで有名なスペインの自治州カタルーニャが独立問題で大揺れに揺れています。
カタルーニャだけが独立をするというのは、日本でいえば、例えば愛知県が独立を宣言するような
ものです。県議会が「日本から独立して愛知国として独立する」というのと同じです。でもそんな
事を決めても政府が「ああそうですか」とすんなり受け入れるわけがありません。大体国をどうし
て守るんでしょう。自前の軍隊もないのだから、日本国の自衛隊が入ってくれば簡単に占拠されて
一巻の終わりです。
どうして独立志向なのか調べてみると、中世では今ほどはっきりした「国」という概念がなく、
カタルーニャだけでも「カタルーニャ国」というほどの独立性があって、結構大きな勢力を持って
いた地域だったようです。言語も「カタルーニャ語」を使い、文化的にも独立性が高かったとか。
その事から今も「カタルーニャ語」を使っている人が多数いるそうです。他の理由は、その中世か
らの高い経済活動からの継続で今でも経済活動は活発で、産業の盛んな地域だそうです。従って、
他地域に比べて裕福で、国に治める税金も多いのだそうです。でも国はもらったカタルーニャから
の税金を他の経済的に遅れた地域に回しているとか。つまり自分たちで稼いだカネをよそに持って
行かれているという被害感情もあるようです。おそらくその問題が一番の動機ではないかと思いま
す。
果たしてこの後、どういう風に動いていくのか、第三者としてはかたずをのんで見守ればいいだ
けの話ですが、ヨーロッパの一大放鳩地だけに気になります。
豊中競翔連合会
（クリック）