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動物取扱業の適正化について(案)に対するパブリックコメント

2011-08-03 | 動物を取り巻く環境のはなし
平成23年7月28日、

動物取扱業の適正化について(案)に対するパブリックコメントが募集されました
パブリックコメントとは公的な機関が規則あるいは命令などの類のものを制定しようとするときに、広く公に(=パブリック)に、意見・情報・改善案など(=コメント)を求める手続をいいます。


現在の動物取扱業をどう思うか?

・日本の犬猫殺処分の多さの原因は何か、
・登録すればだれでも犬猫を販売できる現状をどう思うか、
・儲かるからと、流行りで人気種を無知な繁殖業者が繁殖した結果、
 生涯苦しむ病気を持って産まれてくる犬猫をどう思うか、
・うじ虫がわいているような劣悪な環境で
 狭い檻の中で一生子供を産ませ続けられる犬や猫をどう思うか?
・インターネットで犬猫を「買い物」出来てしまう事をどう思うか、
・動物愛護先進国では禁止されている生体展示販売をどう思うか、
・生体展示販売をすることによって安易に動物を「購入」できてしまう事をどう思うか、
・適正に飼育しているかどうか、動物取扱業者に「今から指導に行きますよ~」と
 告知してから行く行政をどう思うか

是非意見を送ってください。


期限は8月27日まで


下記は意見募集要領のPDFを画像化したものです。





■意見提出先
 環境省自然環境局総務課動物愛護管理室
 〒100-8975
 東京都千代田区霞が関1-2-2
 メール:shizen-some@env.go.jp
 ファックス:03-3508-9278

■意見提出用紙の様式
 「動物取扱業の適正化について(案)」に関する意見
 1. 意見提出者名
 2. 住所:〒
 3. 連絡先電話番号、FAX番号、電子メールアドレス
 4. ご意見


上記の様式で郵送、ファックス、メールのいずれかの方法で提出してください。





いつもブログを拝見していた純情仔猫物語のKAZUさんが
急性白血病という病にかかりました。

無知な飼い主が「殺して」と動物愛護センター(ちっとも愛護なんかじゃないけど)に
持ち込んだ仔猫を引き取り、ボランティアで里親募集をしている方です。
正義感たっぷりで、痛みは全て自分が引き受けてしまうようなお人柄。(私の印象です)
この国の犬猫が幸せになるよう、ただひたむきにがんばっている人。
彼女が待っていたパブリックコメントの募集開始と時同じくして入院となってしまった。
個人的には何も知らないけれど、同じ毛ものを愛する一人として彼女の活動に心打たれていました。







犬猫を含め、動物は「物」ではなく「命」だという事を忘れてる日本。

そもそも生きている動物が「いつでも買える」という状況がおかしい。
まるでファッションのように動物を購入できてしまう事が
日本の犬猫殺処分の多さの一番の原因ではないだろうか。
でも「おかしい」と気付いている人は本当に少ない。
欧米の先進国では生体販売は禁止されており、
日本のようなペットショップの光景は目にしたことがない。
動物を飼いたければシェルターに保護されている子を引き取るか、
ある種に思い入れがあればブリーダーを探し、子どもが生まれるまで待つ。
予約があれば何年でも待つ。
それが「生きている」動物を迎える、「家族」になる心構えにもなるんじゃないだろうか?
それが当たり前の世の中になって欲しいと心から願って止まない。


TVやCMである種類が取り上げられるとそれが「流行」となり
お金儲けのためにその種が沢山繁殖され、純血同士の交配により
遺伝的疾患のある動物が数多く生産される。
今「流行」のスコティッシュフォールドは、折れ耳同士の無知な繁殖で
骨形成不全症という重大な病気に苦しむ子が増えているそう。
国ちゃん】悪質ブリーダーからKAZUさんが保護した子。
読んで頂ければどんな病気を持った猫種かが分かります。
イギリスではスコティッシュフォールドの繁殖が禁止されているんだって。
禁止するという事は、それだけ重大な病気を持った子がいるってことだよね。
きちんと動物に関する知識や免許のある人間がブリーダーとなるべきで、
そこらのおっちゃんでも誰でも望めばブリーダーになれるっていう
システムはやっぱりおかしい。



以下は純情仔猫物語のKAZUさんの下書きに私がちょっと手を加えたものです。
(ブログのコメント欄より、3、の登録制→許可制に変更済み)
________________________________

1、インターネットの犬猫の販売を禁止
(理由)
・空輸、陸送による幼齢犬猫の負担。
・購入者の犬猫飼養の説明義務が果たせない。
・写真と違う、実際の毛色と違うなどトラブルの原因になる得る。
・道義的に命をワンクリックでやり取りするものでない。
 
2、8週齢未満の子犬・仔猫の販売禁止
  幼齢犬猫は生後8週齢まで母親と離してはならないと法で規制する
(理由)
・犬猫の社会性、健康面から鑑みて生後8週齢まで離すべきではない。
・科学的根拠がなくともイギリス、フランス、アメリカ、ドイツが法で規制している。
 日本の犬猫だけ特別丈夫なわけではない。
・日本が小さければ小さいほど可愛いと思う事から現在の犬猫を苦しめ
 犬猫の生産工場としている社会問題は諸外国からも指摘され
 法で規制しない限りこの問題は解決できない。
・犬猫とも感染症が多く小売店やペットオークション会場で集団感染がある。
 ワクチンは接種すればすぐに効能が現れるものではなく定着まで10日~14日が必要。
 母体抗体がある時期は接種しても無効なので、集団感染を防ぐためにも
 ワクチン定着後、生後8週齢以降でなければ販売してはならないと法で規制すべきである。
 
3、動物取扱業を届出制から許可制に法で規制
(理由)
・現在は届出の事項が埋まれば誰でも繁殖が出来てしまう
 それが大きな社会問題になっているので許可制にするべきである。
 
4、動物取扱業の年齢制限を細目として設ける
(理由)
・問題となるブリーダーの共通点として定年後始めた楽して儲けるという意識がある。
 犬猫の看護(特に大型犬)、万が一売れ残りなどを終生飼育するとして
 70歳代の人間が成し遂げられる事はあり得ない。
 また楽して大金が入る職業ではないという今後の問題提起も考えて
 60歳以上の登録を認めない年齢制限を設けるべきである。
 
5、ケージ飼養、広さ、人員の規定を設ける
(理由)
・一番問題になっているのはパピーミルと言われてる犬猫の生産工場である。
 繁殖用の犬猫を生涯に渡りケージで飼養するのは虐待の定義にあたる。
 犬猫の負担を考慮し、年に1度、1胎のお産までとする。
 5歳以上の犬猫を交配してはならない。
 ケージの上にケージを積み重ねない。
 同じ犬種などを狭いケージに数頭入れない。
 広さはトイレ、食事のスペースを除き、横になり耳の先と尻尾の先がケージに触れてはならない。
 犬猫どちらも10頭に繁殖業の人員1人とする。
・数値の曖昧さが現行法で規制できなかった反省点も含め明確な数字が必要である。
 
6、生体展示販売の禁止
(理由)
・狭いショーケースに長時間展示され購買欲を煽り深く考えぬまま購入することが
 日本の犬猫殺処分の多さの第一原因である。
・欧米の先進国では法で生体展示販売はすでに法で禁止されている。
・深夜営業、移動販売は社会問題になっており禁止すべきである。
6の特記事項
・生体展示販売は全く賛成できないが少なくとも時間制限を設けるべきである。
 犬猫の睡眠は重要であり科学的に幼齢の場合約16時間と言われている。
 照明は自然照明にし展示時間は最大6時間までと細目に加えるべきである。
 
7、猫カフェ営業の時間制限を法で規制
(理由)
・猫カフェの開店、廃業が繰り返され近年問題になっている。
・繁華街のふさわしくない場所に朝方まで営業している店もあり
 猫の健康面から全く度外視した営業である。
 風営法でさえ時間制限があり順守されている中、動物取扱業のみ規制強化がされていない。
 猫のストレスや健康を考えれば日照時間に合わせての営業が望ましく
 アルコールなどの販売も猫カフェという観念からみて禁止すべきである。
 
8、ペットオークションの禁止
(理由)
・犬猫の競り市は先進国ですでに問題になっており道義的にも禁止すべき。
・悪質なブリーダーの温床の場であり犬猫が欲しければ直接繁殖者に行くシステムを
 今後確立すべきである。
・小売店、仲介者も繁殖者の環境を把握できない。
・感染症の観点から犬猫を集団させる場を設けてはいけない。
・犬猫の親、兄弟、遺伝病など追跡調査が困難である。
 
9、遺伝病を作り出す繁殖の禁止
(理由)
・近年猫の人気ランキングはスコティッシュフォールドが1位だが
 乱繁殖や無知な繁殖による骨形成不全症に苦しむスコティッシュフォールドが増えている。
 イギリスではスコティッシュフォールドの繁殖を禁止しており
 アメリカではアメリカンショートヘアー、ブリティッシュショートヘアーの交配のみ許可されている。
 日本ではブリーダーのモラル、自主規制、自己申告などの曖昧な言葉で血統書が作り出され
 またスコティッシュフォールド同士でも繁殖を許可している。
 立ち耳と折れ耳という条件だが血統書見る限りでは非常に疑わしい。
 消費者の立場から見ても生涯に渡り苦しむ猫を介護せねばならず
 遺伝病が出る確率の高いものは法で規制すべきである。
 よってスコティッシュフォールド同士の繁殖は禁止しアメリカに習い
 アメリカンショートヘアー、ブリティッシュショートヘアーのみと細目を設けるべきである。
・人気が出れば出るほどその品種の乱繁殖が行われ苦しむ犬猫が増えてしまう負の連鎖は
 ガイドライン、自主規制、モラルなどでは期待できず厳しい法規制を望む。
 
10、動物取扱業の指導、勧告の強化
(理由)
・動物取扱業の指導は事前通告では意味を持たない。
 特に悪質な場合は抜き打ち検査が当然である。
・むやみに指導回数を重ねても改善が見られぬ場合は速やかに勧告
 その勧告が2度目で取り消しをスムーズに行ってもらいたい。
 何度も事前通告し同じことを言うのは労力、税金の無駄である。
・現行法では取り消し後2年経過すると再登録が出来るが
 年数を引き上げ最少5年、虐待など悪質な動物愛護管理法違反は無期限にすべきである。


________________________________



私は頭が悪いのでKAZUさんの下書きをコピペさせて頂くつもりです。
また、ジュルのしっぽのhanaさんが取りまとめて下さった
多くの動物愛護改正に向けた意見も役に立つと思います。
ただ、今回のパブリックコメントは動物取扱業の適正化についてです。
動物愛護法全般に関してではないのでお間違いなく。

(8/6追記:ジュルのしっぽのhanaさんがパブリックコメントの記事をUPされていました。
そちらにhanaさんの意見が載っていますので参考になさってください。)


以前、8週齢未満の子犬・仔猫の販売についてのパブリックコメントでは
業界側反対数 9,500
愛護側賛成数  200
圧倒的な組織票によって廃案となったそうです。


・日本の犬猫殺処分の多さの原因は何か、
・登録すればだれでも犬猫を販売できる現状をどう思うか、
・儲かるからと、流行りで人気種を無知な繁殖業者が繁殖した結果、
 生涯苦しむ病気を持って産まれてくる犬猫をどう思うか、
・うじ虫がわいているような劣悪な環境で
 狭い檻の中で一生子供を産ませ続けられる犬や猫をどう思うか?
・インターネットで犬猫を「買い物」出来てしまう事をどう思うか、
・動物愛護先進国では禁止されている生体展示販売をどう思うか、
・生体展示販売をすることによって安易に動物を「購入」できてしまう事をどう思うか、
・適正に飼育しているかどうか、動物取扱業者に「今から指導に行きますよ~」と
 告知してから行く行政をどう思うか


一つ一つ、じっくりあなたなりに考えてみてください。


これって・・ちょっと違うよな?
って思ったらパブリックコメントを送ってください。
そして、みなさんのブログやお友達に広く、広く、ウィルスのごとく
「パブリックコメントをして」と広めてください。

この文章全部コピペでもいいです。(とはいえ意見はKAZUさんのものですが)
多くの人に「パブリックコメント」という国民の声を聞くシステムがあり、
自分達の声で問題のある動物取扱業のシステムが変わるかもしれない
という事を教えてあげてください。


一人でも多く数が集まれば何かが変わると信じます。
まずは最初の入り口、「むやみやたらに生産され続ける犬猫」を止めるべきだと私は考える。
(種の保存、という観点から全ての繁殖業者が悪い!という訳ではありません。
 きちんと掃除の行き届いた環境で適度な運動、充分な食事、睡眠を与えられ
 売れ残った場合は終世飼育されている所もあると思います[どこにあるかは知らないけど])


今、わたしにできること。







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ポチっとな。

くやしい


________________________________

動物病院の院長のブログ、新庄動物病院の掲示板
20キロ圏内の動物を救うための活動が分かります。

警戒区域のペットは一時帰宅時に連れ出し出来ます!
『犬猫救済の輪』動物愛護活動ドキュメンタリー


政府が認可した動物愛護団体と、日本獣医師会によって組織されている緊急災害時動物救援本部

東北地震犬猫レスキュー.com
東北・関東大震災によって被災した方の犬・猫の救援情報特設掲示板


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2 コメント

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Unknown (カエル子)
2011-08-08 21:25:37
自分ひとりで出来ることは
なかなか難しいことばかりだけど
少しでもお手伝いができることが
あれば、やっていきたいと思います。
私も送らせていただきます
返信する
カエル子さんへ (マイカ)
2011-08-09 21:19:20
賛同してくださってありがとうございます。
ここ最近、パブリックコメントの事に触れている
猫ブログが多くなった気がしますよ。

募金と一緒ですよね。
1人の力じゃどうしようもないけど
みんなが力を合わせればなんとかなる。
でもあくまで「意見」ですから
本当に法改正されるかどうかは分からないけど、
動かなきゃ何も変わらない。
どうなるか分からないけどとりあえず動いてみるってのが
大事なんだと思います。^^
人間にとっても動物にとっても住み良い国になるといいですよね。
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