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富士山駅伝・やはり女王は立命館だね

2013-12-24 22:11:23 | 駅伝
昨日も勤務で帰宅してから録画を丁寧にチェック。まあ、職場では気が気でならないので、時々休憩室によってはレースの経過をTVで確認して、大森ちゃんの快走で優勝を確信してましたが…

テレビで富士山の麓で日本一の女王を決めるのは?とアナウンサーが言ってると笑ってしまいます。何でしょうね。すでに全国の大学の女子駅伝での女王は10月に決まったというのに、敗者復活戦でこの駅伝こそが日本一の優勝者の場を提供するのでしょうか?各地域で勝ち抜いた代表校が争って全国大学女子駅伝で日本一を決めたのに、この大会は何を一番というのでしょうか?また、実況中継のアナウンサー、3区の宇都宮(大東大)を森智香子と呼んだり、大森が差を広げてるのに、縮まっていると言ったり、もうちょっと勉強せーよ(苦笑)って感じでした。



しかしながら、西日本選抜が4区まで上位に絡み、1区、7区は大きな標高差のあるコース。箱根駅伝に似てアンカー区間の最後3.9kmは標高差150mを登っていくという面白い面がありました。まあ言うと「最後の山登りを制する大学はどこに?」って言った方が正確かもしれない。

立命は全国女子駅伝で成し遂げられなかった全区間賞の完全優勝を狙い、布陣を組んできた。当日のオーダーは12人の登録の中から1区菅野七虹、2区池内彩乃、3区園田聖子、4区津田真衣、5区大森菜月、6区三井綾子、7区藪下明音。
全国女子駅伝での区間賞をとった廣田麻衣、青木奈波よりも池内、園田を持ってきたのは果たして冒険か?いや、十倉コーチはそんなやわな考え方をしない。全区間を本気で区間賞で完全優勝したいとのオーダーを組んだのだと思う。
結果は2区、4区で取りこぼししたが、一度も1位を譲らず、優勝した。

結果は7人中4人が1回生が占めるオーダーとなった。

レース結果
ではレース展開を観てみよう。


1区 6.6km 浅間大社前から100mの標高差を下る。トップ集団には西日本選抜の荘司麻衣(中京大)、鹿屋体育大、全国女子駅伝の関西地区予選で立命を上回った大阪学院大、立命が形成。菅野七虹は絶えずトップ集団を伺い、ラストスパートで抜け出し、2秒差で2区につないだ。


2区 3.5kmという短い区間ながら、襷を受けた池内はすぐに大阪学院・中新井に交わされるも、後半抜き返す。もう少し彼女の強みである最初から突っ込むという積極性を出してほしかった。トップで3区の園田につなぐがラストスパートの伸びがなく1秒差で区間賞を逃す。


3区 4.4kmは園田聖子(筑紫女学院出)ちょっと元気がないと思ってたが、全国女子駅伝で走れなかった悔しさをバネにこのレースに臨んだ。どんどん後続の大阪学院との差を広げ、34秒の差をつけた。走りを見ていて安心感があった。ここまでが1回生。彼女テレビに映えるね。


4区の最長区間(9.4km)はユニバーシアード・ハーフ金メダルの津田ちゃん。この区間に前田彩里(佛教大)、鈴木亜由子(西日本選抜・名古屋大)のエース級を投入。津田ちゃんはいつもの走りと比べて、精彩を欠きストライドも伸びてない。区間6位。
2位とは25秒差ながら、2位の大阪学院大が大きく落ち、鹿屋体大、名城大が上がった結果。


津田ちゃんから襷を受けた5区・大森菜月ちゃんが積極果敢な走りで後続と大きく差を広げる。1分19秒差。やっぱり、この娘はすごいわ。全国大学女子駅伝の1区は自重してこの走りを封印してたな。やはり、日本インカレ5000mで第一人者の鈴木亜由子をかわして優勝した娘。


大森から襷を受けた三井綾子もユニバーシアード・ハーフで7位の長い距離の実力者。快調に走り、最終ランナー・藪下明音につなぐ。


最終区間は7.7kmの区間ながら、うち残り3.9kmが標高差150mを登っていく箱根駅伝をほうふつとする山登り区間。
これに全国大学女子駅伝4年連続区間賞を獲得した藪下明音が抜擢された。


この山登りがレースの浮沈を左右する。彼女の脚力を持ってすれば、外れることはないだろう。しかしながら3km手前からの登り。彼女とて初めての試み。あんなに苦しい顔をして走り上がる彼女を観たことがない。
しかしながら、ゴールの競技場で待つチームのメンバーに速く会うために、大きく落とすことなく駆け上がった。

2:21’47”。埼玉、つくばから場所を移した富士山駅伝。
立命女子陸上部は栄冠をものにした。2位には鹿屋体育大が入ったが、2分以上の差をつけた。




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