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どこまで下がる、日経平均

2024-09-07 | 今日の東京市場

週初3.9万円台でスタートした日経平均は、円高と米国株安の影響で3.6万円台まで下落。

CME日経先物が1855円下落し、35,155円なので、月曜日の東京市場は売り一色となりそうです。

ドル円は142円台前半と、想定為替レート(144.77円)、大企業製造業(142.84円)を下回りました。輸出企業の企業業績にネガティブな材料です。

購買力平価(OECD)との乖離は大きく、円高がもう一段進む可能性もあります。

 

 

ドル円と日経平均との相関係数は0.8と高い相関があるため、どの水準でドル円が落ち着くのかが株価の下落を止める要因の一つとなりそうです。

 

一方、この株価下落で配当利回りに魅力的な銘柄が続々と増えています。例えばコマツの配当利回りは4.5%、PERは10倍です。下値リスクがあまりないと思います。コマツの2025年3月の想定為替レートはドル円が140円、ユーロ円は149円です。7月の製建設機械の稼働時間は中国以外の国でプラス。中でも欧州の稼働時間は前年同月比13.1%増と大きく伸びました。少し買ってみようかなあ。

〇半導体製造装置

今週の下落率はSOX指数が10.2%に対し、ASMLが18.1%、東京エレクが14.75%、AMATは13.70%でした。この株価の下落でPERが低下、配当利回りは上昇しています。東京エレクトロンのPERは21.20倍、AMATが20.46倍とSOX指数の32.72倍を大きく下回っています。半導体銘柄が上昇し始めた2022年8月ごろのPERは東京エレクが15倍程度でした。東京エレクのPER15倍として株価を算出すると15,561円程度となります。

信用の貸借倍率が20.19倍と買残が売り残を大きく上回っており、株価の重石となっています。

〇インド

今週のインド株式市場の下落。Nifty50が1.5%、センセックスが1.43%先週比下がりました。インドでは小型銘柄が堅調で、BSE小型株指数は前週比マイナス0.08%でした。

小型株指数の中で、騰落率1位はラマ・スチールで上昇率は59.92%でした。

時価総額は423億円、売上高約180億円、純利益が5億円の企業です。

インド株式市場の時価総額成長率は19%(年初比)と、世界全体の6%、米国の13%を大きく上回っています。金額ベースでは約724兆円と、日本の956兆円に次ぐ規模です。

インドの経済は発展途上にあり、今後も高い経済成長が期待されます。インドファンドへ投資すると、将来数倍に成長するかもしれません。長期投資に最適な国がインドです。NISAでインドファンドも購入するようにしましょう。

データ:Bloomberg

証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

国際公認投資アナリスト(CIIA)

AFP

藤井理

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インド株は長期投資にピッタリ!

2024-09-01 | 今日の東京市場

インド株式市場では、ついにナショナルエクスチャンジ(NSE)がIPOに向け正式に動きだしました。

インドの主な証券取引所は、ムンバイ証券取引所と、NSEの2カ所です。インド企業の多くは、この2つの取引所に株式を上場しています。NSEはインド初の電子取引所で、現物取引の市場シャアは93.6%、デリバティブが98.5%(2023年3月末)です。

デリバティブの扱い量(コントラクト)は世界1。2022年のデータでは、CMEの5,846Mコントラクトに対し、NSEは38,114Mコントクトです。

2023年度の売上高は円換算で2,170億円(前年比43%増)、純利益が1,247億円(前期比41.5%増)です。JPXの営業収益が約1,530億円、純利益が620億円なのでNSEはJPXを上回る規模です。

NSEのEPSは約253円、PERを30倍(JPXのPER)と想定すると株価は約7,590円となり時価総額は3.8兆円と求められます。これはJPX1.76兆円の2.1倍の水準です。

 

インド株式市場では、主要指数が史上最高値を更新。日本からインド株への投資は、投資信託(ETF含む)です。

 

インドは2040年代に先進国入りを目指しています。また、2036年の夏季5輪の誘致に力をいれています。

インフレ整備が遅れていることに加え、冷蔵庫、エアコン、洗濯機などの白物家電の普及率も低く、所得の伸びとともに普及率が拡大傾向にあります。

 

日本からインド市場の投資は投資信託が主流です。つみたてNISAではインド銘柄は、ピクテitrustインド株式の1銘柄のみですが、成長枠では複数銘柄が対象です。

成長枠を使い、つみたてる方法もあります。

私のプランは、成長枠でインドファンドに毎年40万円(20年投資)する予定です。

私の年齢が61なので、20年後の80歳から100歳まで取り崩す予定です。

 

オルカンやS&P500も悪くわないですが、インドにも投資するようにしましょう。

〇インド銘柄紹介

先週、中型指数で最も騰落率が高かった銘柄は、タタ・エレクシーの12.87%。中型指数の上昇率が1.25%だったので11%以上指数をアウトパフォームしました。

この企業は、コンピューターやソフトウエアのメーカーです。時価総額は約8,700億円、売上高が650億円、純利益が141億円です(2023年度)。

 

〇日本株

今週の日本株は高配当銘柄を中心に堅調な動きとなるでしょう。堅い銘柄に投資しましょう。

 日本株指数の推移 先週は小型株が久々に買われました。逃げ場を探しましょう!

 

 

 

 

 

 

データ:Bloomberg

証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

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藤井理

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ドル円相場が想定レートに接近、急激な円高は株にネガティブ材料

2024-08-25 | 今日の東京市場

米国株式市場は利下げ期待を背景に堅調です。一方、日本株は急激な円高が株価の上値を押さえています。

 

図は全産業の為替想定レート(日銀短観)、大企業製造業の想定レート、ドル円と日経平均です。

全産業の想定レートが144.37円、大企業製造業は142.84円、週末のドル円が144.77円です。想定レートより、ドル円が円安ならば企業の収益にはプラス、円高であればマイナス。

2020年から始まった円安は想定レートを大きく上回り、企業収益に大きく貢献、結果的に

株価を押し上げました。

しかし、ドル円の反転は企業業績の不安材料となりつつあります。9月の中間決算を前にドル円が140円を下回るようなことが起きると海外売上が高い企業の株価がもう一段売られてしますかもしれません。

ドル円がどの水準で落ち着くのかが大きなポイントです。

日本株は米国株より割安です(益利回り)。こういう相場の時には、割安、高配当、売上成長が期待できる株に投資しましょう。

 

〇海外

米国市場は、8月上旬に急拡大したクレジットスプレッドは低下傾向。AT1債もクレディ・スイスショックから回復し、順調に上昇しています。エマージングETFも買われています。

リスクオンの動きです。

 

〇インド

米国市場上場のETFの騰落率(年初来)では、トルコとインドが逆転。インドに資金が流れています。

インド市場ではBSE小型株指数が史上最高値を更新。先週の小型株指数の上昇率は3.39%とセンセックス指数の0.81%を大きく上回りました。指数構成銘柄の騰落率1位は、自動車部品メーカーのラネ・マドラスで、騰落率は39.34%でした。この企業の時価総額は384億円、売上高が385億円、純利益1億円です。

インドの成長はまだまだ続きます。NISA(つみたてNISA)ではインド組入れるようにしましょう。つみたてNISA対象は、ピクテ iTrust インド株式の1銘柄。

成長枠ではHSBCインド・インフラ株式をはじめ、イーストスプリング・インド・インフレ株式ファンドなどのインフラ関連や中小型銘柄を対処としてファンドが良いと思います。

債券ファンドより株式ファンドが良いです。社債のクレジットがすでにタイト化し、上場期待は利下げのみだからです。

 

 

データ:Bloomberg

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藤井理

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投資基準は、高配当、割安、成長、 

2024-08-17 | 今日の東京市場

ドル円の急激な円安を追い風に日経平均が急騰。とりあえずホッとしたものの週末のドル円は149円台から147円台半ばまで売られています。

週末の日経平均は38000円台で終わりましたが、先物は37600円台まで下落しました。米国株は堅調ですが来週の日本株は下落して始まりそうです。

 

・日経平均とドル円

日経平均とドル円の相関は強く相関係数は0.81(2年、週ベース)です。このことから、

日米金利差の差拡大はドル買いに繋がりやすいと言えそうです。米国利下げ期待が高まる中、日米金利差は縮小傾向にあると言えそうです。

円の安さを示す指数としてBIGMAC指数や購買力平価もあげられます。

 

・BIGMAC指数

日本のBIGMAC指数は3.19で米国やユーロ圏は約半値。中国や韓国より低く、インドより少し高い水準です。

・購買力平価とドル円

OECDによるとドル円の購買力平価は94.68円。現在のドル円が147.63円なので乖離が46.36円(35.8%)かけ離れています。

円高要因が積み上がるなか、日経平均の上値が重くなっています。

 

〇米国株

先週の米国株指数では半導体指数であるSOX指数が先週比9.78%高と、ダウ平均(2.94%)

やナスダックの5.29%を大きく上回りました。ダウは7月17日の高値(終値)から約98.7%、ナスダックは7月10日の高値から94.55%の水準まで回復。一方、日経平均の戻りは米国株と比較し鈍く、7月11日の高値から90.14%の水準です。

〇日本株

 

来週の日本株は今週の反動で下落して始まりそうです。しかし、9月の権利落ちを控えて

いるため、高配当株は堅調に推移するでしょう。割安、高配当銘柄を拾うようにしましょう。

 

今週、5大商社の中で、株価の上昇率が日経平均をアンダーパフォームした銘柄は伊藤忠の6.49%(日経平均は8.67%)だけでした。

 

〇トルコからインドへ

8月上旬からトルコETFが売られはじめました。なかなか収まらないインフレ率、通貨安を背景として売りが出ているのでしょう。一方、インドETFは堅調に推移。年初来ETFの騰落率はトルコとインドが逆転するかもしれません。

〇インド

今週のインド株式市場では大型株指数であるセンセックス指数やNifty50指数の騰落率が中小型指数を上回りました。

センセックス指数の騰落率(週)は1.97%(現地通貨)で、騰落率が最も高かった銘柄は

テック・マヒンドラの8.09%、2位がHCLテクノロジーの7.12%でした。

ハイテク関連銘柄の上昇が目立ちました。

 

インド市場はIPOが相次ぎ、大型IPOである大手電動二輪車メーカーのオラ・エレクトリック・モビリティー、ソフトウエアメーカーのユニコマース・eソリューションズ、子供用品販売のブレーンビーズソリューションズの株価が急伸しており、市場に活気があります。

 

インド株投信は積み立てもしくはNISA枠で年間40万円ぐらい投資すると良いとおもいます。私は、NISA枠で毎年40万円はインドファンドを購入する予定です。

個人的には61歳から80歳まで積み上げ、75歳から取り崩す予定です。

 

 

・インド株紹介

HCLテクノロジー

HCLテクノロジーはソフトウエアの開発会社です。ワイヤレス通信や電子商取引などの設計・検査などの製品開発をしています。

株式時価総額は8兆円、売上高が2兆円、利益は2930億円です。

予想PERは26.57倍、配当利回りが3.24%で、インド株としては割安な水準と言えそうです。

 

 

〇話題

ビンテージギター

近年ビンテージギターの価格が急騰しています。ビンテージギターとは1980年ぐらいまでに生産されたギターを意味しています。

特に値段が最近上昇している機種として、エピフォン・カジノがあげられます。

20年前には40万円程度だった1967年製が120万円まで上昇しています(IRR5.6%)。

製のテレキャスターは出遅れ感があり、今後上昇する可能性が高いと思いました。

1967年~1968年製の価格動向を分析すると高い価格の上昇が期待できます。

株式投資も面白いですがビンテージギター投資も面白いですよ。日々の値動きはありませんが長期投資としては面白いです(配当が付かないの欠点です)。

 

次は1963年から1965年のストラトが良いですが、すでに手が出ない価格になっております。最低で500万円からが相場です。状態によっては1,000万円越えも。

 

 

データ:Bloomberg

証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

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藤井理

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この相場は、ごちそうレシオで乗り切れ!

2024-08-10 | 今日の東京市場

こういう相場には、ごちそうレシオが有効。ごちそうレシオは、私が2008年のリーマンショック時に開発したレシオです。混乱時の投資尺度として有効です。この指数を利用し、購入した株は儲かりましたよ。

そこで、今回は、相場混乱時に有効とされるごちそうレシオについて解説します。

 

◎ごちそうレシオとは。

ごちそうレシオは株主優待の価値を現在の単元株で除して算出する指数です。この値が1より大きければ、株価が割安、小さければ割高と判断します。

つまり、1より大きい株は買いということになります。

投資年齢、性別により理論株価が異なります。

 

1ごちそうレシオ算出に必要なデータ

Excelシートがあれば簡単に計算できます。

  • 株主優待の価値
  • 平均寿命
  • 自信の年齢
  • 割引率(例10年債金利)

 

2計算方法

・日本人の平均寿命は男子81.09年、女子87.14年です。

まず、自身の平均寿命までの残存年数を求めます。

例えば、30歳女子の場合、約57年(87マイナス30歳)です。

・次に、優待券の価値を求めます。

・株主優待の現在価値は、企業によって異なります。

松屋フーズ(9887)、株価:5500円(単元株55万円)

株主優待:1年10枚の食事券(3年以上保有は12枚)

(一部メニューを除く全てのメニューから1品が無料)

 

同社のHP(例松屋)

各種サイズご注文いただけます。
※下記メニューにはご利用いただけません。
〇各種弁当まとめ買いセット
〇うな丼ダブル
〇うな丼トリプル
〇うなぎコンボ牛めしダブル
〇うなぎコンボ牛めしトリプル

 

ネットで調べると、優待利用で一番高いメニューは1180円だそうです。

仮に1000円とすると、3年以上株主は優待券を年10枚もらえるので、年間1万円です。

30歳女子の場合、平均寿命まで57年なので57万円の優待が貰えます。

2024年8月9日時点の単元株が55万円なので、

ごちそうレシオは1.03(57万÷55万)。

3年以降は優待が12枚もらえるので手前2年が2万円、残りの55年については

年1.2万円なので、2万円+(1.2万円×55年)=68万円

ごちそうレシオは1.23と求められます。

 

実際には配当金ももらえるので、配当金を考慮した場合のごちそうレシオはもっと高くなります。

(現在価値をもとめる場合、正式には期間利回りで引き戻しますが、そこまで細かく算出してもあまり意味がないので単純計算でよいと思います)

 

男子は女子より平均寿命が短いのでレシオは低くなります。

なお、株主優待は日本独特のシステム。

日本株に有効な投資レシオです。

 

これでノーベル経済学賞もらえるかなあ?

私は、ボックス相場に強い藤井レシオという指数も開発しましたよ。機会があれば紹介します。これはノーベル経済学賞を受賞したシャープレシオを応用したレシオです。

 

 

・インド株紹介

 

トレント:トレントはファッションや化粧品など小売りチェーンを展開しています。

年間売上高が約2500億円、利益は260億円。売上成長率は15.14%(前年比)。

時価総額2.5兆円の企業です。

先週の株価上昇率は13.37%(指数マイナス1.01%)と中型指数で最大の上昇率でした。

 

 

データ:Bloomberg

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藤井理

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投資のチャンス到来

2024-08-04 | 今日の東京市場

世界同時株安、米国上場の各国ETFの騰落率(1W)は、日本がマイナス5.8%、トルコがマイナス4.9%、イタリアがマイナス4.35%、スペインがマイナス4.11%、ドイツがマイナス3.74%、インドはマイナス1.15%でした。

株式市場が下落する中、資金は国債に流れ、各国の国債利回りが急低下。米国債では2年国債が3.87%、10年債が3.78%と4%を下回りました。一方、クレジット市場では、低格債が売られスプレッドが拡大。また米国金利の急低下で日米金利差が縮小したため、円高が進んでいます。

 

円高を受け、輸出関連企業を中心に日本株が急落。日経平均の高値は7月31日に付けた39,188.37円。週末の終値が35,909.70円なので、2営業日で高値からの下落幅は3,278.67円です。日経平均構成銘柄の下落率一位(1W)はSCREENの18.37%、次がエーザイで17.43%、その次は日立建機の17.35%です。

 

また、東証グロース株指数の騰落率は先週比マイナス9.6%と小型株も大きく売られました。

 

皆さま、大丈夫です。株式市場は幾度の暴落を繰り返し上昇してきました。世界中の年金基金が株式市場で資産を運用しています。株式市場は破綻することはありません。

行き過ぎた上昇の巻き返し。特に日本株は円安が日本企業の利益を押し上げたため、日本株の急落に繋がっています。

為替が落ち着けば、株価も落ち着くでしょう。

 

この下落は投資のチャンス。売られすぎた銘柄を安く買うチャンス。日本製鉄は業績を上方修正。ユーロ円CBコールの行使を宣言したので、3000億円(1500億円×2本)のCBが実質的には自己資本に転換されます。配当利回りは5%、予想PERが10.1倍、PBRは0.62倍なので下値リスクが比較的低いと思われます。

 

 

投資信託の騰落率(年初来)

・eMAXIS SLIMシリーズ

オルカンの先週1週間の騰落率はマイナス2.47%、S&P500がマイナス2.13%でした投資信託は価格が1日ディレーするので5日の価格は円高、株安の影響で一段安。

下落率が低い銘柄はインドでマイナス0.64%でした。年初来騰落率はプラス。

・バンガードシリーズ

VOOがマイナス2.08%、VTIはマイナス2.52%、VTはマイナス2.49%。年初来騰落率はまだプラスです。

 

・インド

円高が進んだため、センセックス指数などは5%程度売られました。一方、インド市場では株価が堅調に推移していたため、各銘柄の下落率は1%前後でした。

 

世界株が下落する中、インド市場は堅調に推移しています。小型銘柄指数の騰落率は0.62%、上昇率1位は、医療品メーカーのニューランド・ラボラトリーズで上昇率は32.09%でした。

時価総額は約2500億円、売上高が265億円、純利益が52億円の企業です。

インドでは小型銘柄の底上げが始まっているため時価総額が増加しています。

 

インドは外国人の個別株投資が制度上できません。日本人が投資する場合は投資信託が中心です。センセックスやNifty50の構成銘柄は上昇余地が小さいで、投資する場合には中小型銘柄に投資するファンドや、インフラや消費関連ファンドを選ぶようにしましょう。

 

 

データ:Bloomberg

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今買わなきゃいつ買うの!

2024-07-28 | 今日の東京市場

米国市場のハイテク株安と円高の影響で日本株は大幅やす。ここまで売る?という水準まで売り込まれて銘柄も多々あります。夏のバーゲンセールの始まりです。

こういう時に、売り込まれ過ぎの銘柄を拾いましょう。

拾うのは低PBR、低PER、高配当銘柄です。

PBR1倍割れ銘柄(前週比)

配当利回り。鉄は5%台

先週の相場

先週、多くに国で株価が下落。そんな環境下でも上昇した国があります。図は米国上場の各国ETFです。ドイツやスペイン、インドは1%以上上昇(前週比)。

 

インドでは中小型銘柄が中心に買われました。小型株指数が3.45%、中型株指数は3.13%買われ、大型銘柄で構成されているセンセックス指数の0.9%、Nifty50の1.24%を大きく上回りました。

インド銘柄紹介

BSE小型指数で先週最も騰落率が高かった銘柄はアンソニー・ウェストHDで、騰落率は49.40%(指数は3.45%)でした。

この企業は産業廃棄物の処理会社です。時価総額は459億円、年間売上153億円、純利益19億円の企業です。

・何をしたらよい

ハイテク銘柄で割高銘柄の押し目買いは×。こういう相場の時は売られすぎ割安株を買いましょう。

インドも良いですよ。インドは株式市場において絶好のポジションにいます。アクティブファンドを買いましょう。大型指数はパフォーマンスが良くないからです。

データ:Bloomberg

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トランプ再選で建機  かなあ

2024-07-20 | 今日の東京市場

株式市場が不安定ですが慌ててろうばい売りなどしないでください。株式市場は幾度となく大きな下げを経験しながらも高値を更新してきました。台風が去るのをじっと待ちましょう。

 

半導体関連が急落。米国半導体指数は1週間で約9%の下落。ナスダック指数の下落率は3.65%を大きくアンダーパウォームしています。構成銘柄で最も下落(1W)はASMLの17.5%、次がAMDの16.54%、その次はウルフスピードの15.34%です。

東京エレクトロンは7月11日の高値38,930円でした。7月19日の終値は約20%安の31,170円。たった6営業日で7,760円安。アドバンテストは7月11日には7,000円を回復し、市場では史上最高値も!という声が聞こえました。7月19日の終値は6,143円。戻り高値7,032円から12.6%安。東京エレクの予想PERが32倍、アドバンテストは63倍とまだまだ割高です。週末のSOX指数も下落。半導体関連は5年で急伸した反動が出ています。バイデン大統領、半導体メーカーをいじめないで!中国への輸出規制を強化するなら、企業に損益補填してください。民間企業は利益を上げるために大変なんですよ。

 

1日本株

割安優良銘柄に投資しましょう。

親分が5000円台を付ける場面がありました。キャタピラーの株価と比較し、コマツは割安です。トランプ関連、復興関連と今後話題となる可能性が高い銘柄です。アジア(中国除く)やオセアニア、北米、中南米、アフリカでの建設機械・車両の売上が順調に伸びています。

配当利回り

 

アフリカはインドの次に経済発展が期待できるエリアです。今後が期待できます。長期投資にぴったりの銘柄です。

 

2日本国債

20年債が買われています。生命保険の予定利率が1.1%程度なので順ザヤ。

20年債スプレッド

 

3日本製鉄CB

6月の日本製鉄2024年10月償還債が323億円株式に転換されました。後座学は894.9億円。転換期限が9月20日に迫っています。7月、8月は大量に転換されるため、株価の上値が抑えられてしまいます。2024年債が転換されてももう一銘柄1500億円がまるまる残っていますが2024年債から。株主はもう少しの辛抱です。

4インド

インド市場は中・小型が売られ、大型株が買われています。今週のNifty50やセンセックス指数の騰落率は0.1%程度に対し、小型や中型指数の騰落率はマイナス2.5%程度。

Nifty50で上昇率がもっとも高かった銘柄は、タタ・コンサルタンシー・サービシズの9.65%。

・インド銘柄紹介 タタ・コンサルタンシー・サービシズ

タタ・コンサルタンシー・サービシズは全世界でITサービスを展開しています。

時価総額は29.3兆円、売上高4.38兆円、利益8400億円の大型企業です。

 

データ:Bloomberg

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国際公認投資アナリスト(CIIA)

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ヘッジファンドに利用された日銀 

2024-07-14 | 今日の東京市場

ヘッジファンドに予測されていた為替介入。金曜の日経平均は大幅安。

11日の米国消費者物価指数により米国利下げ期待が高まったタイミングでの為替介入(3.5兆円規模)により円が急伸。翌日12日はSQ。日経平均が先物主導で釣り上げられていたこともあり急落。日経平均は1日で1000円を超える下げとなりました。

11日のドル円の動き

日経平均とドル円

 

日経平均構成銘柄で下落率1位はディスコの8.77%、28が7&IHDの6.49%、3位が東京エレクトロンの6.18%、4位がアドバンテストで5.57%。

寄与度では1位が東京エレクトロン230.47円、2位がユニクロ214.78円、3位がSBGの102.98円、4位がアドバンテストの99.64円、上位4銘柄だけで647.87円と日経平均下落(1,033.34円)の62.69%を占めています。

 

日経平均は算出方法が単純平均で値がさ株の影響が大きいため価格コントロールされやすいという性質があります。HFは今回の下げで大儲けできたことでしょう。

それにしても酷い1日でした。

上げて一気に突き落とす!

10日の42000円乗せで大喜びした42000円CALL投資家。一夜にして紙屑となってしまいました。

 

1日本株

日本株は買い。先週は大型が売られ資金は小型株に流れました。小型株投資は夢があるので

若い方やギャンブラーには良いと思います。半面リスクが高いので、参加したい方は小型株ファンドに投資しましょう。

日本株はPBR1倍割れ、高配当、売上高や利益が増加傾向にある銘柄に投資しましょう。

 

2トルコ

トルコのインフレ率は71.41%(コア)と依然として高いもものの下がる気配が見えてきました。急激な円高でリラが売られていますが、今がチャンス。為替はリスクが高いので間接的に投資できる米国ADR銘柄が良いでしょう。

3インド

先週のインド株式市場は、大型・中型が買われました。

中型指数の上昇率1位は、オイル・インディアの26.17%、次がインド鉄道金融公社の15.43%でした。

インドは2036年の夏季五輪開催を目指しています。政府は鉄道や道路網などインフラ整備を勧めています。インフラファンドが良いでしょう。買ったら最低10年は保有しましょう。

 

 

・インド銘柄紹介 オイル・インディア

オイル・インディアは石油や天然ガスの探査や生産から輸送を手掛けています。

時価総額は1.89兆円、売上高が約6,350億円、純利益は約1,120億円です。

データ:Bloomberg

証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

国際公認投資アナリスト(CIIA)

AFP

藤井理

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インデックスファンドよりアクティブファンド

2024-07-06 | 今日の東京市場

明日は東京都都知事選です。私は石丸さんに投票します。政治屋はうんざり。明日は晴れなので、選挙に行きましょう。今回の都知事選は政治を変えるチャンスです。

令和4年の東京都の年齢別人口構成は60歳以上が約380万人、20歳から40歳までが約362万人。これに18歳以上20歳以下の人口を足すと逆転します。

小池都知事の組織票は巨大。このままでは石丸さんが負けてしまいます。若者の皆さん、政治を変えるチャンスです。

 

1日本株は買い

日本株は米国株より割安。日本株がこんなに安いのになんで、オルカンやS&P500インデックスファンドが人気なのでしょう。日本人は誘導されやすいからなあ。

年初来騰落率 オルカン28.4%、S&P500 32% ドル円が14%

 

同騰落率 HSBCインフラは48%、T&C中小型は38%

岩谷産業が1万円台に乗せりましたね。私を信じて保有していた方。おめでとうございます。このブログで岩谷産業を取り上げたのは2020年11月ごろです。あの頃の株価は4,000円前後。私はその水準で5単位投資。配当性向が低い会社なので全力投資はしませんでした。この銘柄はまだまだ上がります。そのまま2030年までは最低保有してください。多分5倍以上に、2040年には10倍以上に成長していることでしょう。

時価総額はまだ5,880億円。水素のコア銘柄です。

 

親分も史上最高値を更新、あと少しで5000円です。親分も割安なので個人的には年内7,000円までは上昇すると思っています。円安で利益が押し上げられていますが、インドやアフリカなどまだまだ市場の開拓余地があります。親分には全力投資中。

 

日本株、何買えばよいか。個人投資家は大型銘柄、PBR1倍前後でかつ利益が上昇傾向にある銘柄に投資しましょう。

2インド株

インド株も好調です。センセックス指数が一時史上初の8万ポイント台のせ。今週は特に小型銘柄が上昇。BSE小型指数の上昇率は+3.8%。BSE中型指数は+2.7%、センセックスやNifty50が1.2%程度。

インド株は個別銘柄に投資できないので、投資対象としては投資信託になります。インド株はインデック投信に投資するより、中小型のアクティブファンドやインフラファンドに投資しましょう。

 

・インド銘柄紹介  カストロール

カストロール(インド)は工場や自動車用の潤滑油やワックスなどの石油化学メーカーです。

売上高は約890億円、利益は153億円、株式時価総額は4850億円。

この銘柄はBSE中型株指数の構成銘柄で、今週一週間の騰落率はプラス25.49%(BSE中型指数はプラス2.7%)でした。

 

 

データ:Bloomberg

証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

国際公認投資アナリスト(CIIA)

AFP

藤井理

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