関東お友達訪問の旅 ４。

東京最終日。

池袋でなんとなく選んだ韓国料理屋でゆったりと大量のオーダーをし、
マンガの話やらもろもろで盛り上がる私とあゆみ。





２０世紀少年、ワンピース、
あゆみの愛犬クッキーちゃんとうちのチョッパーの話。





ああお腹いっぱい～

ね～

あれ？今って何時くらいかなぁ

何時くらいかねぇ

と、時間を見る私。
今ねえ、７時４０分くらいだねえ。
池袋から東京までどれくらい？
２０分くらいかー
そろそろやばいね出た方がいいねえ。

しかしこの後におよんで
「じゃあこれ食べてから」
と余裕をかますあゆみ。
笑う私。

私「あれ？そういや私、荷物ロッカーだ」
あ「そうだ」
私「場所覚えてる？」
あ「覚えてない」
私「こっから駅までどのくらいだっけ？」
あ「５分以上かかるね」

あ「ねえ、新幹線何時だっけ？」

私「８時４０分」

２人、ここでようやく事態の深刻さに気づく。

駅までダッシュするも、結構遠い。
しかもロッカーを探し出すのにかなり手間取る。
ロッカーを探してさまようあゆみの顔がどんどん青ざめていく…。
時計の針はもう８時をさしているので、
私はもう、わりとあきらめの境地。

それでも何とか荷物を出して、
ホームへの階段をダッシュ！

すでにホームにいる山手線。

いやもうだめだろう、と思う私だったけど、
あゆみはあきらめずに飛び乗る！
うわぁぁ私も急がなきゃーと残りの階段を駆け上るも、
あと数段、という時に、

ああっ　マジで足が動かない！！！
足の感覚がなくなりました！！！



すんでのところで飛び乗れたけど、
ヒザが笑ってます完全に。
そして息も絶え絶え。

無事に山手線に乗れたものの、
到着予定は８時半。
そっから新幹線のホームまでどのくらいかかるのか？
この車両のドアはどの降り口付近に到着するのか？

そして泣きっ面に蜂とはこのことで、
何やらさらに４分ほど遅れる電車。

いやー
もうだめでしょー

という私の心の声を察したのか、
「カオリもうあきらめてるでしょ？！」
とあゆみ。
「わりとね」
「ていうかこれ逃しても何とかなるよ、愛知には帰れるし」

しかしあゆみは言い放った。

「電車降りたら、新幹線の改札まで私が荷物持って走る！
そこからはカオリが走って！」

何かの青春ドラマのようだ。

救いは、池袋の駅ですでに新幹線の切符を買っていたことだった。

そして奇跡が起きたのです。
ホームに着いて、目の前の階段には「新幹線方面」の文字。
ドンピシャじゃん！

そしてそこから駅伝ばりの疾走、
あまりにあっけないバイバイをし、
ここでホーム間違えちゃシャレにならんと確認し、
発車２分前に新幹線に乗り込みました！

イエー　

あゆみに早速メールで本日のお礼と謝罪をし、
お世話になったみんなにメールをし、

車内で１人、汗だくでぐったりする。

お茶を

お茶をくれー

結局、ようやくお茶を買って我にかえって落ち着いたのは、
発車してから１時間後。

あゆみから、
「あきらめたら終わり、って言葉思い出したよ」
とメールがきたので、
「”あきらめたらそこで試合終了だよ”by.スラムダンク　安西先生」
と返したら、
「それだ！マンガ博士」
こんなところで安西先生の教えが身にしみるとは…。

最後は散々でしたが、
今回も楽しかった関東の旅。

また行きます！


完。