60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

北海道 2016 ( 10 )

2017年04月02日 | 北日本


7/13  7:20出発、晴。
今日も朝から好天、小平東部の山間から新十津川に走る予定。R232を南下して羽幌市街
東端からd747に乗る、案内ではd747となっているが位置からして地図ではd762と記載
されている道路だ、多分d747のバイパスとなっているのだろう。市街東端から南を廻ると
市街中央を貫いて来た道路に左折、畑地を直進する走り易いコース、通勤時間帯で交通量
は結構有る、道路工事始業準備をする一団が道端に佇んでいたりする。山間に入ると羽幌
川沿いのフラットを走り羽幌中央からd437で古丹別に到る。R239に乗り東に向かい工事
関係の車両と共に走る、古丹別川に沿ったワインディングコースで勾配やカーブは穏やか
で交通量は少ない、以前は車に数台しか出会わなかったが今日は工事関係の車両が結構
走る。古丹別を出た頃は畑が有ったがすぐに牧草地も無くなり深い谷間に入る、深緑以外
に目に入るものがない、あまりの単調さにウンザリした頃d742の出合い、乗り換えて南下。
d742は最近改修されたようで広く路面状況も良好、時々蛇行する川に沿って旧道らしき細
道が残る。霧平峠をトンネルで越えると高原状の風景を行く快走路、大きな牧場が一軒
在るだけだが交通量は意外と多い、留萌方面から名寄方面への主要道になっているようで
大型トラックも多い、通行車両のほとんどが対向車。樹海を走るが大きな木は無く、低木
の明るく広い林間を快走して小平蘂湖畔に到るとd126に乗り継ぎ湖畔を進み小平蘂湖PA
で停車、何も無くトイレも閉鎖されて久しい様子。

d742霧平峠附近

小平蘂湖


 更に湖畔を走り小平ダムを通過して少し進むと右手にコンクリートの大きな建物が建っ
ている、蓄炭所の遺構のようだ、少し先では農地の中に体育館のような建物も在る。更に
進むとGSの在る交差点に到る、達布の小集落で並んで消防署と郵便局が在る、この先の道
路情報を尋ねたいが人気が無い、消防署か郵便局でも訪問するかと一応周囲を見渡すとGS
に人影を見つける。少し年長の男性に話を聞く、昔は石炭で栄えた、先程の建物は蓄炭所
で1Fに貨車が並び石炭を搬出していた。木材も盛んだった、営林署も大きく大勢が働いて
いた、今は見回り程度の業務しかしていない、この辺りの木材を伐り尽くしたのだ。ツー
リングを始めて違和感を感じていたのは北海道だけでなく日本中から営林署は消えている、
昔は大威張りだったのだが。途中の体育館のような建物は、元小学校の体育館で今は農家
が払い受けて農機具置き場になっている、たくさんの子供が通った小学校だったとのこと。
沼田方面へはd126で小平から留萌を経て行くように、ホロピリ湖は携帯が通じないから
走らない方が良いとしきりに勧めてくれる、通じているならぜひ走りたいと伝えると、舗
装はしてあるし通行車両も若干有るとのこと、話している間もd126方面からは盛んに大型
トラックなどがやって来る。お礼を言ってd867に乗る、直前に工事関係者と思われるSUVが3台d867に走って行く、達布周辺に広がる水田を大きく巻いて達布の南に出る。

小平炭鉱跡達布東部

達布方面d867から

d867達布南方


 そこから下記念別川に沿って林間を走る、低い樹林の明るいコースを進むと左手の川に
下るダートに炭鉱の看板が在る、ダートを下ると営林署の作業小屋が在り車が3台駐車
している、しかし人影は無い、周囲を見渡しても炭鉱跡らしきものは不明、諦めてd867に
戻り南下。対向車は忘れた頃にやって来て二人連れのライダーとも出会う、予想以上に交
通量は有る。明るい谷間を更に快走し220mの達布峠を越えて沼田町に入り少し下ると
ホロピリ湖畔に出る、湖畔を走るが林の中を進み湖は見えない、ダムの傍に展望PAが在る
が展望台へは徒歩でしか行けない、パスして更に南下。すぐに幌新温泉、かつては周辺に
多くの炭鉱が在った所で炭鉱資料館や石炭搬出用クラウス15号機関車が保存されている。

ホロピリ湖

幌新温泉


 幌新温泉から再びd867を進むとすぐに山地から農耕地帯に出る、麦畑や広い蕎麦畑・水
田の中を快走して恵比島駅に到る、朝ドラの舞台になった駅。恵比島からd549に乗り南下、
周囲に麦畑や蕎麦畑が広がり交通量は少ないフラットコース直線を快走、深川留萌道の沼
田IC北方でR275に直進して乗り継ぎ更に南下、R275も交通量は少ない。碧水でR233
と交差して更に南下、交通量は若干増加したが走行に問題は無い、道の駅北竜で休憩。
再び南下して新十津川市街に入る、国道で流れに乗り市街を進み郊外に抜けた処で違和感
が有り路肩に停止。予定していたR451への分岐を通り過ぎている、毎年のように走って
いるコースで入口を間違うなんて、新十津川の遥か北方で乗り換えるべきだったのにどう
かしていた、長旅で疲労が蓄積しているようだ、大事に到る前に撤退を考える時期か。
通行車両の切れ間を見てUターンし再び新十津川市街を抜けてR451に乗る、R451は何時
も通り交通量の少ない快走路、100mの里見峠を越えると水田地帯を走り吉野に到る、給油
して同年輩の男性に食料などを購入できる店を尋ねるが今は無くなった、新十津川市街
まで行くようにとのこと。買物は設営後にしてからと吉野公園に向かう、芝の広々とした
サイトでトイレも水場も快適、キャンプ場受付は向かいの地区活性化センターとの案内。
施設に行くと玄関にビールの自販機が有り定価で販売、ラッキー、市街に行く必要がなく
なった、施設に職員は居ない、ディサービスを行っている人に尋ねると温泉の営業開始の
14:00頃になれば来るとのこと。

道の駅北竜南方

吉野公園


 冷たいビールを飲みながら設営、14:00過ぎに受付と温泉に入るため再び地区活性化セン
ターに出かける、キャンプの受付は記載することも領収書も無くお金を渡すだけ、入浴料
も同様、公営施設の筈だが。温泉はディサービスに参加していた年配の男性と二人だけ、
明治時代この地区に十津川村から移住してきた先祖の話を聞く、湯上り後ディサービスに
使用していた和室広間で寛いでいると、この施設に休憩室は無いと追い出された、サイト
に戻るが日差しが強くトイレ棟の陰で寛ぐ。温泉は火・水・土・日の14:00~21:00営業

 7/14  6:50出発、曇。
 時々薄日の差す曇天、昨日撤退を思い浮かべたため里心が生じてしまった、撤退を決意
して今日小樽で土曜日の乗船予約をして道南はパスする。出発準備は汗を掻かずに済むが
テントが良く乾かない、作業中に札幌№のフォルクスワーゲンで夫婦の釣り人がやって
来て駐車場で朝食を摂ると出発して行く。R451に乗りすぐに山間に入る、数台の対向車と
出会うのみで林間を穏やかなカーブと勾配で快走、しかしこの辺りは見通しが悪く景観は
全く駄目。町境の峠を小さなトンネルで越えると当別町に入り四番川に下る、ここからは
当別川に沿った谷間の下り、45km程の長い長いコースで人の気配は全く無い。d26に乗り
林間に時々牧草地が現れるだけの変化の無いコースを行く、今日は朝早いためか対向車が
結構有る、工事関係者の車両と道民の森のスタッフがほとんどらしい。当別ダムは完成
しており水が貯まっている、前回走った時は広い谷間が続いていたが、当別ダムを通過
して麦秋の畑を快走し農道に直進して当別市街に入る。

当別湖畔

当別湖


 駅前で以後のコースを確認する、以前走ったd112からR337に乗り花畔を経る札幌北郊
コースは交通量も信号も多く走り辛い、少し遠回りになるが当別からd81を西進して石狩
川河口附近からR231に乗り小樽を目指すつもり、当別から札幌市街地をパスして石狩川を
渡るのはR337とR231のみ。当別駅前を西に進みd81に乗る、d81は双方向ともかなりの
交通量、乗用車が大半だが大型車も混じる、小樽方面と岩見沢方面を繋ぐ主要道のようだ
し地元の人にとっても札幌方面への生活道のようだ、麦畑や水田のフラットを行くコース
は狭く走り辛い。

d81


 石狩八幡からR231に乗り南下、交通量はかなり多い、石狩川を渡ると大型トラックや
トレーラーが加わり緊張する。路肩は広いが落下物が多くよほどの時以外は走りたくない、
花畔IC・銭箱ICを経てR5に乗り小樽に向かう、R5は渋滞こそしていないが満杯状態、
古い国道で路肩が無く走り辛い、毎度緊張するコース。小樽に入りFTで週一便の土曜日
苫小牧発敦賀行きフェリーを予約、16日から料金が10%以上高くなるが早朝着でホテル代
が浮く、出航も夕方で乗船待ちが楽。FTから小樽市街を南下してR393に乗る、当別を
発つ頃から青空が広がって来たが小樽ではほとんど快晴、結構交通量は有るが走り易い
コースを毛無山展望台に急ぐ、展望台からは少し靄が広がるが久し振りに小樽の町を見
下ろす。

毛無山から

毛無山から


 毛無山峠を越え道の駅赤井川から樺立峠へ快走、しかしトンネルを抜けると曇天か広が
る、天気が良好なのは予報通り日本海沿いだけのようだ、雲は低く垂れ込め羊蹄山もニセ
コも駄目、少し寒くなった中をひたすら走り倶知安に到る。食料調達前にキャンプ場の確
認をと市街を横断して旭ヶ丘公園に行く、公園は広く立派な施設も揃っている、しかし
キャンプ場は公園裏山の陰で薄暗く狭い斜面、連泊らしいテントが幾張か在るが快適とは
思えない、ここで連泊する気は起こらない。次の候補は京極か蘭越かと迷うが明日のコー
スを考慮して蘭越を目指す、R5に乗ると交通量は結構有り空模様は今にも降りそうで時折
雨がパラつく、ニセコ・昆布を経て蘭越に到るがキャンプ場の案内が無い。地図で確認
するとキャンプ場はR5で更に南下した道の駅、田園地帯を走り山地に上った処に小さな道
の駅が在る。サイトは道の駅を少し奥に入った林の中の芝のサイト、広いサイトだが平坦
部はほとんど無い、設備は充実しているが一人で泊まるのは心細い環境。道の駅に戻り利
用手続きをすると今日はバンガローに利用者が有るとのこと、心強い、買物は蘭越に戻る
しかないとのこと。サイトに戻り設営すると蘭越で食料を購入して寛ぐ、夕方バンガロー
利用者が山口№軽のワンボックスでやって来る、同年輩の夫婦だ。