心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

強制児童移民とアボリジニ拉致虐待の罪は消えない!

2014-07-01 17:36:52 | 現代日本および世界

 

(英国とオーストラリア政府の白人支配主義の狂気はナチスも驚く)

こんにちは、のほせんです。

ごぶさたですが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

今日という日は、日本国憲法のもとにある内閣がその憲法を恣意的にないがしろにして

なおも、御用マスメディアをつかって戦争のための準備を開始する記念日となるようです。

この首相たちには、国民の切実な声を聴く耳などははじめからもちあわせていない。

震災フッコーも土建屋などの利権がらみにだけ「懸命に」はげむが、

個々のひとたちのことはもとから眼中にない。 いまさらだれもあてになどしていないが。・・

それにしても唐突にひっぱりだされた「防衛のための戦争準備論」だが、公明党を恫喝するだけでいいのかと?

とてもじゃないが、あまりにも不遜で本当に戦争を遂行できる力量などどこにあるのかとおもわせるられる。

このように態度だけは不遜で、
その実口先だけのかるーい内閣に重大な決裁をまかせてどうなっていくのやらそらおそろしいかぎりだ。

きっとこのあと、「お国のために!」「愛国心!」「非国民!」とかいった常套句が復活してくるのだろう。

一党独裁の拝金中国などの挑発にヒステリックにのせられるようでは、

世界の大局を見通す能力が問われる。

それでもドサクサの蓄財にかけては抜け目なく、境界線で挑発してくれるのをさいわいに、

軍備増強の利権にむらがる政・官・業がメディアをつかって大儲け。

ようするに、この唐突さは
米国の世界戦略変更の尻ぬぐいに狩り出されることを主たる目的に置いたやっつけ仕事にあるからだ。・・

・・さて話はかわりますが、反捕鯨運動が盛んなオーストラリアや英国のセレブなひとたちの動物愛護の精神性が

はたしてどこに由来するものなのか、きわめて懐疑的にならざるをえない悪魔的出来事をご紹介しましょう。

はじめに、英国政府と教会修道院、慈善団体がしめしあわせて策動した

「オーストラリアへの強制児童移民」の事実からおつたえしてみたいとおもいます。

1938年に西オーストラリアのパース大司教が述べた驚くべき「児童移民歓迎の辞」には、

「ゆりかごが空であることが過疎の一因となっている時代には、供給源を外部に求める必要があります。
そしてもしこの不足を我々と同じ人種で補うことができなければ、
我々は近隣地域に住む多産な無数のアジア諸種族の脅威に自らの身をさらすにまかせることになるはずであります」という、

白人至上主義の動機が強迫観念のようにかたられています。・・

それでは、その「児童移民」とはいったいどのようなことだったのか?

それはそもそもさきほどのオーストラリアの司教の言辞にもあるように、

白人支配を維持するためにオーストラリア政権からの要請にこたえるべく

大英帝国政府の下でひねりだされた悪魔の策謀にほかならない。 なぜなら

この謀りごとには「児童福祉予算の削減を目指す英政府の一石二鳥の意向」という側面もあったのです。・・

英国では「養子制度」が一般的に認知されていたようだが、

それを悪用して、育児が困難な事情をもつ母親につけこみ、

さも良い家庭に幼児がもらわれていったと騙して安心させ、関係を絶ったうえで、

孤児院に放りこみ、さらにははるかオーストラリアに棄てるようにして送り込んだというのが事実なのだ。

「大英帝国の迷い子たち」はこうしてはるばる「カンガルーに乗れる夢のような新しい国」に引き渡されたが。・・

砂漠の中に隠されるようにもうけられた巨大な孤児収容施設には多くの修道僧が待ち受けていた。

だが、子どもたちは、そこが夢の国などではないことを、

強制労働と飢え、暴力虐待、レイプといったおぞましい世界であることをおもいしらされる。

この暴挙をドキュメンタリー風映画にしたジム・ローチ監督の「オレンジと太陽」は必見でしょう。

「わたしは8歳を最後に泣き方を忘れた。・・」と、
幼くして悪夢のような残酷恐怖をおしつけられた初老の男性は告白する。・・

児童移民はすでに1681年にヴァージニアに入植した子供から始まりオーストラリアだけでなくカナダ、ニュージーランド、ローデシアにも送り出されていた。

最後の児童移民から23年後になってとうとう英国政府は謝罪したが、

1970年代までになんと延べ13万人にのぼるといわれている。・・

・・このような悪魔も目をそむけるようなの虐待の歴史をお持ちの国のひとたちが反捕鯨・動物愛護をいくら語ったところで、

それがどこまでも尊大でスノッブな白人セレブのナルシズムにすぎない虚妄のプロパガンダであることは明白。

ところで話はまだつづきます。
この悪魔の「児童移民」政策と同時期に、オーストラリア政府は先住民族アボリジニにも目をつけ、

白人優生思想という強迫観念の実現にむけて狂気を高進させていった。

1910年から1970年にかけて、オーストラリア政府では白人の人口増を企図して、

「アボリジニ保護隔離政策」につづいて「同化政策」を施行してきた。

この法の主旨は、アボリジニにデビルと呼ばれたアボリジニ保護局局長ネビルが明かしています。

-- 「混血児を文明化する。人種交配も三代もつづけば、ごらんのように原住民の特徴は消滅します。
神に祈りを捧げることから、教育をはじめて、
白人文化のあらゆる知識を授けてやるのです。野蛮で無知な原住民を救うのです。」・・

ドキュメンタリー風映画「裸足の1500マイル」には、アボリジニの母親と姉妹が登場しますが、

混血アボリジニの娘たちは「娘狩り」に来た監督官に親から引き離され、

2400km離れた「保護」施設に、家畜のオリのような列車で運ばれ、放りこまれる。

皮肉にも娘たちは、
ラビット・フェンスとよばれる隔離逃亡避けの世界一長いフェンスを建てるために来た白人との間に生まれた混血児だった。

「保護」施設では、身体検査をしてとくに色の白い子どもをピックアップして養女などにする。

白い子どもほど頭が良いからだときめつけているのだ。

「君に新しい世界の生き方を教えよう、
“ 義務 、 責任 、 奉仕 ”  がわれわれのモットーだ。」と、牧師が言う。

その言葉と裏腹に、
逃走して捕らえた子どもを折檻小屋に監禁、虐待する。

これも「教育」だと言い放つものたちは、なぜか神を信仰するものたちでもある。
都合のいい神がいるものだ。

少女モリーたちはこのまやかしの新しい世界から懸命に逃走する。

雨に撃たれても強靭な体力でなんと世界一長いフェンスにそって2400キロを歩きとおし、

9週間かけてついに帰りつく。 これは実話なのだ。

「そしてわたしたちは砂漠の奥地に身を潜めた。
わたしは結婚し、娘がふたり生まれた。
だが、わたしと娘たちは捕らえられ、
またムーア・リバーに送られた。

わたしは下の娘を抱き、ふたたびジガロングまで歩いて戻った。
でもまた娘は3歳のときにネビルに連れ去られた。
二度と会えなかった。
グレーシーは故郷に戻れぬまま死んだ。」・・・

いまは米国となった土地にも先住民族が自由にくらしていたが、

白人の侵攻によって砂漠やロッキー山脈におしこまれたように、

オーストラリアにおいても、アボリジニは西部の荒涼とした不毛の地におしこめられた。

そのうえでの、拉致誘拐が政策としてついこの前までおこなわれていたこと。・・・

かれら白人支配者たちとは、いったいどのようなニンゲンなのだろうか? 

その神をも畏れぬ所業がふつうになんのためらいもなく行われたという点では

ナチスが自覚的であったよりも、はるかに罪が重いといえよう。・・・

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2 コメント

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何が反捕鯨、動物愛護か? (くじらママ)
2017-08-04 09:48:16
英国から児童を強制移民させていたなんて!
こんな酷い事をオーストラリア政府がやってきたことは知らん顔で、
またアボリジニを不毛地帯に追いやったあげく、
拉致したアボリジニ少女を白人と姦淫させて、
産ませた子をさらに白人化していくという悪魔の政策を行なった歴史は消し難く、あまりにも重い!
それを今さらに、反捕鯨や動物愛護などと、
ヒステリックに叫ぶのは
この国のおぞましい過去の罪を隠そうとする者たちのパフォーマンスにすぎないんじゃねー❗️
大英帝国史上、最大のスキャンダル。 (カンガルーパパ。)
2018-03-26 21:25:18
裸足の1500マイルもオレンジと太陽も見ましたが、両方ともオーストラリアの黒歴史として深く考えさせられる映画でした。
オーストラリア連邦やアメリカ合衆国は日本国やノルウェー王国の捕鯨を批判しますがオージーやアメリカンだってカンガルーや子牛を食べるからギブアンドテイクだと思います。 最も、この国が諸外国の事を批判する資格があるのか甚だ疑問ですけどね!

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