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ひのきスピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。 (管理人:カノン5D)

[コンテスト編 1 ] ミューズの方舟 自作スピーカーコンテスト 2011

2011年12月15日 07時51分22秒 | オーディオ
いよいよ、コンテスト開幕です。
お客さんも、続々と入ってきました。


このコンテストは、来場して下さったお客さんに投票用紙を渡して、
「音質」「アイディア」「ルックス」の三項目で投票してもらいます。

条件としては、各項目には一作品のみの投票となり、
また、同じ作品を複数項目に投票することも禁止です。(今年から採用したルールです)

つまり、作品を①~⑨の番号で表すと、
「音質」①②、「アイディア」⑤、「ルックス」⑥⑧、
もしくは、
「音質」①、「アイディオア」①、「ルックス」①
といった投票はダメなのです。

どの項目に、なにを入れるか、
よく考えないといけませんねw



この日記では、順序を逆転させて、
先に結果を見てしまいましょう。




音質票は、かなり票がバラケています。その中で後半の作品が接戦となっていますね。
アイディア票は、前田さん・河辺さん・白須さんに票が集中。
ルックス票は、前田さんと鈴木さんが圧倒的です!




それでは、順に発表作品を紹介していきます。

まずは、天野さんの「SUT-100X」。(サットヒャクエックスと読む)

天野さんお得意の「セパラブル・バックロード」の箱が今年も登場です。
この箱は、バックロードホーンを三分割し、その場で組み上げるというユニークな作品になります。

こんな感じ。







これにより、完成後にも音道内部に手を突っ込んで修正できるという利点があり、試聴と改造を繰り返してバックロードホーンの音道を極限まで理想に近づけることができるのです。
詳細は、天野さんのHP「AMANO'S 超・究極のBH」をぜひご覧ください♪

音は、正統派バックロードホーンサウンドで、車載用DLS-108Xとの珍しいコンビを楽しませてもらいました。 私自身もバックロードホーンを三機種ほど試したものの、100Hz付近のピークに悩まされましたが、本作はそういった傾向がなく驚かされました。



次は、前田会長の「クリスタル・ビーム」。

昨年、共同通信社発行(09年12月11日発売)のムック「いい音を選ぶ4」で前田氏が発表した「クリスタル・ベーシック」の改良版のようです。





アクリル材料を使った、現代的なルックスは多くの注目を集めていました。また、ユニットマウント方式「SDM」や、FX120をドローコーンとして用いるためにコンデンサでショートさせるなど、アイディアも高い評価を得ていました。

一方で、繊細で音場感を大切にする本作の音は、広大な会場ではやや大人しく感じられてしまったようで、音質票は伸び悩む結果でした。普通のサイズの部屋であれば、本作の情報量や、リアリティを大いに堪能できるはずです。

さらに、今回の投票方式では「アイディア」「ルックス」に投票した52人(来場者の半数近く)は、必然的に音質票を投じられないという制約があり、その影響を受けたのかもしれません。

工夫に満ち溢れた本作は、発表終了後にも多くの人が質問に押し寄せていました。




次回は、私の「W-tone」の登場です!

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