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Right-EAR製ユニット「C0607」を入手!

2015年08月12日 12時15分00秒 | オーディオ
本日、Right-EAR製のユニットが届きましたので、その紹介をしようと思います。

「Right-EAR」というメーカー名は聴き慣れないと思いますが、
2007年に創業し、静岡県浜松市に拠点をもつメーカーです。

独自の構造をもつ平面ユニットを強みとして、
PAスピーカーから、小型でおしゃれな製品までラインナップしているようです。
http://right-ear.com/new/raitoia/Home.html

さて、私が今回入手した「C0607」は、
小型タイプの平面振動板ユニットです。
http://right-ear.com/new/raitoia/supikayunitto.html



ちょうどサイズは、(写真右側にある)FOSTEXの8cmフルレンジ「FE83En」と同じぐらいでしょうか。
インピーダンスが18Ω程度あるので、同じボリューム位置では通常のスピーカーより若干(-6dBぐらい?)音圧が低いように感じますが、効率としては上々でしょう。

構造としては、前後に搭載された磁石のあいだに、導体をもつフィルムが配されているようです。
http://right-ear.com/new/raitoia/ji_shu.html

大振幅には弱いですが(C0607は耐入力1W)、過大入力でも構造的な破壊は起こりにくいと思うので、安心して使えそうです。



実際に音を出すと、手元で鳴らす範囲であれば、
かなりの大音量まで鳴らせそうでした。

流石に、10畳以上の部屋でフルオーケストラ・・・となると、
上位機種の「RF4G-30」などが好ましいかと思います。


気になるサウンドは、(裸で聞いた限りではありますが)固有の癖も無く良い感じです。
全面駆動だけあって、やはり10kHz以上指向性がかなり狭いように感じますが、振動板サイズが小さいせいか斜めから聞いても違和感はありませんでした。

試しに周波数特性を測ってみましたが、裸ゆえにマイク位置に非常にシビアなので、n=3での結果を掲載します。測定方法は、ユニット直近に(上記写真のように)マイクを設置しての測定です。







説明通り「f0が無い」ためか、低域まで非常にスムーズな特性で驚きました。
普通のコーン型では、滅多に(絶対に?)こういう特性は得られないですね。



取扱説明書には、「箱に入れないことをお勧めします」と書いてありましたが、
カノン5Dとしては、やはり共鳴管やバックロードホーンに入れて、ユニットにグリグリと背圧をかけて楽しみたいものです。(もはやドSの境地?)


気になるお値段は、試作品特別価格(?)ということもあり、ペア1万円ほどで購入することができました。
次回以降はいくらになるか分からない、というか再生産があるか分からないと勝手に推測していますが、自作マニアの皆さんの強い要望があればきっと実現するでしょう♪ このクオリティなら、倍の値段でもお買い得ですよ!?


秋口には、何か作品として完成させたいですね!

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