”なんじょすっぺ!おらほの集落営農”という舞台で、出演は劇団ぜんとようようくらぶ。
北上市水田農業推進協議会と北上市農業協同組合が主催した、集落営農研修会といういわば勉強会のようだった。
わが家を代表して、おふくろさんに行ってもらった。
というか、近所のひとが車で行くので、乗っけてってもらったのだった。
「ぬいぐるみを着たおまわりさんが、汗だくで演じる人形劇で、幼稚園児に交通安全指導をするよーなもんだよな。あははは。」と、からかった。
が・・・、私も行くべきだったと反省。
というのも、実は自慢じゃねーがこの私、新しい認定農業者制度や集落営農のしくみなど詳しい事は、何一つ満足には理解していないのだった。
以前から取りざたされていて小冊子などもあり、かなり前に集会所での説明会などもあった。
が、それすら行っていなかった。
まー、経営者は世帯主のおふくろさんなんだし、そもそもわが家の農業経営なんてーのは、どーせいっつも赤字だし・・・と。
ただ、ご先祖様から代々続いた家業だし、すくなくともおふくろさんの生きているうちはやめれねーな、という程度の認識しかなかった。
妹の家でも、近所の若手米作農家でも、自作営農はすっかりやめてしまっていた。
もっとも、どちらも以前から、他の仕事を主体に生計をたてていたわけだが。
3年後に迫ってきているという、農業をとりまくこの構造改革というべき大きな変化にも、緊迫感はまったくなかった。
しかし、その経営者であるはずのおふくろさんも、実は理解はいまひとつだったようだ。
たぶん、大方の農家ではそんなところではないのだろうか。
で、危機感を感じた(?)県南広域振興局やら農業委員会など各農業関係者が、新体制のしくみの理解推進に一役買ってほしいと、昨夜のさくらホールでの舞台となったようである。
帰ってきたおふくろさんに聞いた。
「どーだった?」
「たいしたもんだった。歌ったり、踊ったり」
「で、わがったが(分かったか)?」
「ん?あんまり。まー、そんなもんだべ」
だめだこりゃ。
コメント一覧
あさがた
ぎゃらん
最近の「園芸通信」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事