Bacchusの欲望日記

グータラだけど物欲、食欲、睡眠欲…欲望だらけの私、Bacchusの日記です。

Pelikan M101N Lizard / ペリカン M101N リザード

2017年03月29日 19時30分01秒 | 万年筆


2013年に発売された、復刻版M101Nシリーズの第2作になります。
M101Nシリーズの見た目の可愛らしくてクラシカルな雰囲気と軟らかなペン先が気に入り、第3作の‘トータスシェルレッド’、第1作の‘トータスシェルブラウン’を合間を置かずに購入したのですが…
このM101N リザードには、なかなか触手が伸びず…だってヘビ柄ですぜ!ヘビ柄の万年筆って、どーなのよ⁉︎
っっっと思ったからなんですが…まぁ、その頃は、まだ店頭でもネットでも各ニヴサイズの在庫がある状況でしたので、気持ちに余裕があったのもあるのですが…。



そうこうしているうちに月日は流れ…2016年の日本橋三越の世界の万年筆祭のペリカンブースで、このリザードを見た時、「…そういえば、最近、店頭やネットで見なくなったなぁ…」なんて思いながら見てたら、
それを察したのか、店員さんが、「このリザード、ペリカンジャパンの在庫最後の1本なんです!」と笑顔で急かして来ました。
なぬっ!そういえば、確かに最近とんと見なくなった…やばい急ぎ確保しなければ!
M101N は、3本シリーズ…2本揃えると3本目も欲しくなるのが人情!…ですよね⁉︎
いや、でも落ち着け…ついこの前まで「ヘビ柄だぜぇ⁉︎」って言ってたじゃないか‼︎…おぉ、そうだった、そうだった…。
なんとかその場は、欲望を冷静に取り押さえましたが…
家に帰って、ネットで改めて調べてみると、、、確かに、どこにもリザードが無い!
いつの間にかSoldOutだらけになっている‼︎



思い直して、改めて見ると…
黒のキャップにペン先とペン尻…クリップやリングはシルバー…14Kのニヴもリングとクリップに合わせてシルバー…渋い!大人な感じ…だんだんとヘビ柄もカッコ良く見えてくるから不思議です。
今更ですが、その見た目の良さを再認識…ペリカンさんすみませんでした。

…そうなると尚更、1度燃え上がった欲望の炎は、消えるはずもなく…
翌日の朝、開店と同時にペリカンブースの前に立つ自分がいました。



日本橋三越にあるペリカンの万年筆は、全て、ペリカンジャパンの山本さんの検品、調整済みのペン先だそうです。
店員さんに聞いてみると、展示品も山本さん検品済みとのこと…気になる所があるなら、改めて山本さんに見てもらえるとの嬉しいオマケが…

もちろん書き味は申し分無いのですが、もう少しフローが良ければなぁ…と思ったので、改めて山本さんに調整をお願いしました。



山本さんニコッと笑って、ペン先をクネクネクネクネとペーパーの上で動かして、ペン先をチョイチョイっと調整…
「これでいかがでしょうか?」と手渡されたリザードは、段違いの滑らかな書き心地に生まれ変わってました。
インクフローも多めで、まさにヌラヌラのスベスベ…ヌラスベの書き味です。
いつものことですが、山本さんの調整は、ほんの一瞬の出来事(ちょっと大袈裟かな)…前に座って見てても何が起こっているのか分からないのに、出来上がって来たペン先は、極上の仕上がりに…まさにミラクルです。



インクは、ペン軸の色に合わせて黒に…でも、真っ黒ってのはチト気が乗らず嫌でしたので、グレーで、でも薄くない色…なかなか良い色が見つかりませんでしたが、
Pen&Messageのオリジナルインク‘冬枯れ’が、自分の探し求めてた色にドンピシャヒット!
リザード柄のペン軸ともピッタリ合ってると思います。



最後にM101N シリーズの3本を並べて、パチリ!
…カッチョイイですねぇ…自己満足…1人ニヤついてます。



もう暫くすると、この3本に新発売のM101N ブライトレッドが加わります。
楽しみです。

Pelikan M101N Tortoiseshel-Red / ペリカン M101N トータスシェルレッド

2017年03月25日 20時40分52秒 | 万年筆


ペリカンの‘M101N トータスシェルレッド’のBニヴです。
2014年に発売された、復刻版M101Nシリーズの第3作…
当時まだ万年筆の魅力に目覚めて間もない頃に購入した万年筆です。



それまでEFやFの細字の万年筆を数本購入した後、「滑らかな書き味を太字で楽しもう!…」と雑誌に書いてあった話を鵜呑みにして、Bニヴを勢いで購入しましたが、最初は上手く使いこなせなくて…
M101Nシリーズの特徴の14Kの軟らかいペン先とインクフロー良好のBニヴ…漢字を書くと字がつぶれてしまい、インクは滲みまくりで、ただでさえ汚い筆跡が、更に見るも無残なことになって…
何度も手放しちゃおうかと考えましたが、結局は、この万年筆の見た目…くすんだ赤のキャップとペン先、ペン尻、、、そして、茶色とイエロー、シルバーのトータスシェル柄のペン軸の美しさが、なんとも魅力的で、その都度思い留まるの繰り返しでした。

そんな時、ちょうど関西に出張の仕事が入ったので、、、そのついでに神戸のPem&Messageで、BニヴをMかFニヴに研ぎ出してもらおうと思って。。。
出張の前日、最後にもう1度Bニヴを使ってみようかという気になり、ノートに色々と書き出してみると…
あれっ⁉︎ なんか気持ちいい…この万年筆、こんなに書き心地良かったっけ⁉︎
思ってたより細字で書けるし…字も潰れないし、滲みもない…あれっ?あれっ⁇

万年筆の使い始めの頃とは違って、力の抜き加減というか…筆圧が大分弱くなってきたのが原因だと思いますが…なんとなく万年筆で気持ち良く字を書くコツみたいなのが解ったような…今思えば、これをキッカケに細字、太字問わず、滑らかな書き味を楽しめるようになったような気がします。



翌日、Pen&Messageで.吉宗店長にそのことを話し、Mニヴに研ぎ出してもらうかどうか悩んでると話したら…
ルーペでペン先を見た吉宗さんが、
「とても良い状態のペン先ですよ! もし良かったら、このままノートに太字で大きく文字を書かれた方が、気持ちよく使えて、よろしいかと思いますが…」とおっしゃられた。

実は、Pen&Messageに訪れたのは、この日が初めて…数日前に研ぎ出しの予約をしてたので、ドタキャンは、なんとなく申し訳ない気がしてたのもありますが…
吉宗さんも何も言わず研ぎ出せば、そのまま料金が取れたのに、あえてこのままのペン先で使うのをお勧めした、その誠実な対応に、凄く感動して、気持ちの良い思いをしたのを覚えています。
それから、何本かの万年筆をこのお店で購入させてもらってますが、ペン先調整の素晴らしさと相まって、安心して(しかも気持ち良く←けっこうコレが大事だと思います)万年筆を購入できる信頼できるお店の1つになってます。



話戻って…このM101NトータスシェルレッドのBニヴ…今では、横罫の広めのノートや日記に気持ち良く大らかに楽しく字を書ける、お気に入りの万年筆の1つとして使ってます。

入れてるインクは、Pen&Messageオリジナルインクの‘Ciger’、書き始めは、濃いグリーンですが、だんだんとオリーブ色になり、その後、茶色に変色…この色の変化が楽しくて、
変化した後の濃い茶色もこの万年筆にピッタリ合ってるかと自己満足してます。



Pelikan M101N Tortoiseshell-Brown / ペリカン M101N トータスシェルブラウン

2017年03月16日 17時20分35秒 | 万年筆


‘Pelikan M101N トータスシェルブラウン’
1930年代〜50年代にかけて発売され、人気となった、100シリーズ、101Nシリーズの復刻版…
M101Nシリーズの第1作として、2011年に発売されたモノです。

キャップの天冠部分、ペン先、ペン尻部分は、茶色なんですが…
ペン軸やキャップは、グリーンの色が多いトータスシェル柄…
正直、この見た目とブラウンのネーミングは、合ってないんじゃないかと思ってしまいますが、、、
それはさておき、このグリーンとブラウンとシルバーが混ざり合った柄模様が、とても美しい万年筆です。



自分が万年筆に興味を持ち始めて…そして、どっぷりとハマってしまったのが、2014年ですので、このトータスシェルブラウンをいざ購入しようと思っても、既に店頭からは、ほとんど消えてしまってましたが、
ちょうど、同じM101Nシリーズの第3作となる、‘トータルシェルレッド’が発売されたのが2014年…今までラミーのSafariで満足してた中年オヤジが、その可愛らしい形にたちまち恋してしまい、万年筆1本に何万円も使ってしまう、泥沼へと飛び込むきっかけとなってしまいました。



そして購入したトータルシェルレッドには、同じ形状のM101Nシリーズの万年筆が他に2本も有る事が分かりましたが…時既に遅く…ウェブや雑誌で、そのグリーンのトータルシェル模様の画像を見ては、いつか巡り会う機会を夢見ていました。



そんなある日、関西への出張の折に、少し足を伸ばして立ち寄った‘Pen&Messag’で…ふと見た委託販売のケースに並ぶペン達の中に…トータルシェルブラウンが!
我が目を疑いましたが、間違いない‼︎
…1時間後には、そのトータルシェルブラウンが入った出張鞄を抱えて、ニヤニヤ笑うオヤジが、東京行きの新幹線に乗ってました。

USEDのFニヴですが、店長の吉宗さんにフロー多めで調整していただいたので、少し太めの字幅…その分、ヌラヌラで滑らかな書き味に仕上げてもらってます。

M101Nのペン先は、14Kですが…同じ14KのM400とは、大違いの書き味です。
硬めのガシガシ書ける実用的なM400のペン先とは違い、M101Nのペン先は軟らかい書き味…インクフローの良さも相まって、Fニヴとは思えない書き心地となってます。



その魅惑的な見た目と、心地よい書き味で、自分のお気に入りベスト3に入る1本となってるトータスシェルブラウンのFニヴですが…
実は…このトータルシェルブラウン…M101Nシリーズでは、唯一BBニヴまでペン先の有る万年筆…
もし…万が一…BBニヴのトータルシェルブラウンに巡り会えたら…なんて、夢見る欲望オヤジです。

LAMY AL-Star Pacific / ラミー アルスター パシフィック

2017年03月15日 20時05分53秒 | 万年筆


気が付けば3月も後半に!…最近、月日の経つのが早いこと早いこと…あと、2、3週もすれば、町中が桜色に染まる季節が、もうそこまで近づいて来てますね。

この時期になると、毎年話題になるのが、LAMYの限定色…
2016年の限定色は、AL-Starが、目に鮮やかな黄色寄りのグリーン‘Carged-Green’、Safariが、渋い大人の雰囲気漂う濃い紫色‘Dark-Lilac’でしたが…
今年、2017年の限定色は、AL-Starが、少しグリーンの入ったブルーの‘Pacific’(こちら先週発売になりました)、Safariが、濃いグリーンの‘Petrol’(こちらは5月発売予定です)だそうです。



そして、先週、そのAL-Starの2017年 限定色‘Pacific’が、ついに発売になったとの情報が入ったので、早速、青山にあるLAMYのフラッグシップストアに訪問してしてみました。



いつもなら、日本橋や大手町の丸善や、銀座伊東屋あたりに勇んで行くところなのですが、今回は、いつもと違って、LAMYの直営店で購入することに…目的は、Bニヴのペン先。。。
LAMYのフラッグシップストアでは、万年筆のペン先を太字幅や左利き用のペン先に変更できるサービスを行ってて、AL-StarやSafariなら国内で販売されてないBニヴでも、ここでなら手に入れることが可能に!



…ってことで、店員さんにお願いして、ペン先をBニヴに変更してもらい、お目当のAL-Star PacificのBニヴを無事購入しました。
んで、肝心のそのBニヴの書き味ですが…正直、大満足とは言えませんが…まぁまぁまぁ…「太字は七難隠す!」って感じでしょうか。
これだけフローが良くてヌラヌラだと多少引っ掛かりを感じても文字のカスれなど無く書けちゃう…やっぱり万年筆で書き心地を求めるなら太字なんですねぇ。



現物の見た目ですが…ペン軸が、アルミ素材ってコトもあるのか、画像で見てた印象より明るいターコイズ色…気分は一気に夏!って感じです。
いつもなら一緒に販売される軸色と同色の限定インクも、今年は定番のターコイズってのにも納得の色です。



よく考えれば、ペン軸の色が違うだけで、毎年同じ万年筆を購入してるわけですが…でも、なぜかウキウキ気分で、毎年欠かさず購入しちゃってるっていうのは、上手い具合にLAMYの手のひらで転がされてる感じ大なんですよねぇ…まぁ、それも楽しい年中行事と化してて、逆に発売されない年があったりしたらLAMYにクレーム入れちゃうかもしれません。



…ってコトで…続く5月に発売予定のSafariの限定色もたぶん…いや、きっと間違いなく購入しちゃうんだろうなぁ…と確信する…47才の早春の夜でした。

ル・ボナー デブ・ペンケース/ブッテーロ革 グリーン

2017年03月03日 21時30分01秒 | ペンケース


Pen&Messageさんのホームページに‘ル・ボナー’の‘デブ・ペンケース’の入荷予定の告知が…
ずっと欠品で待ち望んでた、念願のペンケースの発売です…が!なにも出費月の3月を控えたこのタイミングで…一瞬ですが、色々と思い悩みましたけど、結局、翌日にはPen&Messageさんに予約を入れてました。

頼んだのは、ブッテーロ革のグリーン。
実は1年ほど前、Pen&Messagさんに行った時に手に持ってレジに向かう直前まで行ったモノです。
でもその時は、店長の吉宗さんの悪魔の囁きで、デブ・ペンケースが、‘PelikanM805ヴァイブラントブルー’に化けてしまいました…今回は、そのリベンジです。



今回のデブ・ペンケースは、使用している革が2種類あって、
1つめは‘ブッテーロ’…
ヌメッとした光沢があって、使ってるうちにより濃い色に変化する革です。
傷が付きやすいデメリットはありますが、その傷も合わせて、エイジングを見ながら使用感を味わえるのが魅力です。
そして、革が固めなので、ペンケースとして安心して使えるのが、最大のメリットかなと思います。

もう1つは、‘シュランケンカーフ’…
発色が良くて傷に強い!…エイジングはあまりしない革なので、逆にオレンジとか明るいグリーンとか、明るめの色を選んで楽しめる革かなと思います。
自分も今年から日記帳として使ってる、ル・ボナーの正方形ダイヤリーカバーと同じ革で、他に‘カンダミサコ’の1本差しペンシースにも使われてます。
柔らかい革なので、そこがメリットでもあり、デメリットでもありで、ペンケースとして は、少し気になりますが…それでも、発色の綺麗なオレンジや所有してる正方形ダイヤリーカバーと同色のジャングルグリーンがあれば、こちらにしたかもしれません…が、今回は、両色とも発売されないようなので、自分にしては珍しく悩みまくる事なく、ブッテーロ革のグリーンを選択しました。



そして、手元に届いたデブ・ペンケース…
この丸みを帯びた形が、なんだか可愛らしく感じます。

早速、万年筆、シャープペンシル、鉛筆、マーカー…と色々入れてみました。



万年筆などキズが付かないかと気になるペンは、カンダミサコの1本差しペンケースなどに入れて、いっしょに収納しちゃえば大丈夫!



デブ・ペンケースと言うだけあって、さすがの収納量です!
「こんなにペンを持って、出先で全部使うのか?」と言われると、苦笑してしまいますが…
これだけ入ると、なんだか楽しくなってきます。



もうすぐそこまで来ている春に…カバンにノートとデブ・ペンケースを入れて、フラッっっっっと出かけてみようと思います。