腰痛持ちの理学療法士

自分の腰痛に悩まされている理学療法士です。
理学療法士として・一人の腰痛患者として自分の身体と向きあっています。

自分の体を見つめ直す。

2012年01月09日 14時30分13秒 | 日記
最近はピラティススタジオに毎週通って勉強しているわけですが、昨日は講義のはずが自分の腰痛を先生にみてもらってしまいました。

人に診てもらうことでやはり自分の体に関しては非常に無頓着で、いかに把握でいていないかがわかりました。

いつも人に指導しているPTが自分の体も理解できていないのはまずいのではないかと感じました。

僕の腰痛は右の下部腰痛~仙骨レベルに限局しています。
ひどいときには右下肢へのしびれ、不快感が伴います。歩行の際の立脚時の腰部の不安定感が著明であり荷重痛+です。

ピラティスを初めて腹横筋・多裂筋を意識的にトレーニングはしてきましたが、あまり大きな変化はみられませんでした。
仙腸関節の不安定感もとれず、股関節屈伸運動時の「コリッ」という仙骨~腰椎あたりの不快な音も消失しないままでした。

ということで、一度先生に診てもらったのです。

僕の腰痛は長年の不良姿勢によって作られてた賜物であり、腰部の局所的なアプローチのみでは改善は難しいのではないかという話になりました。


~原因として考えられること~
①腸腰筋の機能不全
②右大殿筋の萎縮
③右TFL・ITTの緊張と短縮
④右広背筋の短縮
⑤脊柱起立筋の過剰収縮(股関節運動時に代償として優位に働きやすくなっている)
⑥左中殿筋の筋力低下


基本ですが、まずは過剰に収縮しやすくなってしまっている筋をゆるめること・伸長性を出してゆくことが必要です。
その後に各筋をできるだけ単独で収縮させる再学習をさせてゆくという流れです。

これらは当たり前といえばそれまでなのですが、意外と自分が実際にアプローチを体験すると今までいかに自分がなぁなぁで行っていたのかがわかりました。
特に左中殿筋と右大殿筋が全く使えずに起立筋での代償が先行して起こっていたことには驚きでした。
MMT4レベルでした…

なんとも恥ずかしい状態です。ピラティスの先生の機能解剖を軸とした考え方・アプローチは非常に参考になりました。
この先生は年齢的には年下なのですが、やはりいつも結果を出すことが求められる現場で働いている人は臨床のスピードや指導の仕方が上手いなと感心してしまいました。

今年の目標は自分の体を見つめ直し、改善してゆくこと。
もういい年になってきたのでもうちょっと運動するなど自己管理していかきゃなと感じています。



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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-02-14 11:15:16
PTさんも腰痛で離職される方も多いらしいですね。
看護師 PT OT ST 等中腰姿勢での介助、リハ等で半端じゃない位腰にきますもんね・・・

中にはいつまでこの仕事出来るかな?なんて職場の話もあるようで・・・

若いうちは良いですが、歳が上がってこの仕事が出来なくなった方々はどこへいくのでしょうかね・・・
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