ここ半年ほどいろいろ忙しくてblogを全く更新していなかったが、
それでもたまに覗くと毎日百弱程度のアクセスがあって正直驚いた。
ようやく少し記事を書こうと思うゆとりが出来てきたので、またお付き合いして頂ければ、と思う。
コメントになかなか答えられなかった事にもお詫びしたい。
blog的には3.11以来社会的にはさまざまな大事件があって書くネタには困らないのだが、
とりあえずウォーミングアップとして今回は実利的な記事から書かせて頂こうと思う。
実は先日、面接で溝の口へ行く途中、国道246を原チャリで50kmで爆走?していたら警察にとっ捕まってしまった。
前々から非力なこの乗り物には限界を感じていたが、これをきっかけにバイクの中型免許を取ろうと決意、
通える範囲で最も安価だった藤沢高等自動車学校へ入校し、無事二週間強程度で卒業してきた。
教習所の感想や初めてのビッグスクーターのレビューは、また後日させて頂きたい。
さて、ここから本題となる。
先週の土曜日に教習所を卒業したのだが、これからどのような手続きが必要なのか僕はさっぱりわからなかった。
教習所の卒業式を兼ねて説明会で30分ほど教官が解説してくれたのだが、「二俣川のD窓口へ行け」という事以外
僕の脳ミソが記憶してくれなかったため、結局自分で調べるハメに。
似たような状況の方もいらっしゃると思うので、神奈川県に住んでいて
バイクの教習を終えて申請に行かれる方は、本記事を参考にして貰えればと思う。
適当に調べてみたところ、神奈川県警のこちらのページの中に
大型二輪・普通二輪免許(指定校を卒業して学科試験も技能試験も免除)の手続について
というリンクを見つけた。僕自身もこの条件に該当するし、恐らく二輪の免許を取る人のほとんどはこの状態ではないだろうか。
僕は上記のページをみて大した事はないな、と思って特に準備もせず現地に行って結果なんとかなってしまったが、
いくつか問題もあったのでより細かく上記リンクのチュートリアルを補足したい。
実際にこのページだけだと簡素すぎて情報が不足している事に現地に行って気づかされた。
僕自身は自宅から二俣川はさして遠くない距離だが、小田原や茅ヶ崎などの遠方から来ている方は、
たとえば必要書類を忘れたりして追い返されるとかなり面倒だと思うので、留意してほしい。
ではここからある程度詳細に解説したい。
まず、現地に行くまでの注意点だが、車は平日でも道も駐車場も混雑しがちなので、公共交通機関を勧めたい。
近場の方は原付などのバイクが良い。正門のすぐ脇に駐輪場があるので、駐輪にはさほど困らない。
到着したら、正門から左手にある2号館に入る。
続いて2号館正面入り口から左手にある印紙/証紙売り場に行き、卒業時に渡される運転免許の申請書を見せると、
免許の申請に必要な合計金額を教えてくれる。この時に購入した印紙を全て免許の申請書に貼ってはいけない。
僕の時は窓口で試験手数料分の2000円を貼り付けてくれ、残り交付手数料分の2100円分は後で使うから、と注意してくれた。
次いで窓口申請だが、先ほどのリンクを見てもらえれば解るように、
午前8時30分~9時00分と午後1時00分~1時30分の僅か30分しか窓口を開いてくれない。
指定校卒業で学科、技能試験も免除の場合はD窓口での受付なのだが、ここで一つ問題が出た。
僕は前回の免許書き換え後に本籍地を移動させていて、
免許の本籍地情報と住民票での本籍地情報が食い違ったままにしてしまっていたのだ。
たまたまこの時は運良く教習所に提出していた住民票を返却してもらっていて、
免許申請の書類と一緒に現地に持っていっていたので手続きの処理はしてもらえたのだが、
前に並んでいたオバちゃんは住民票を忘れて「また後で来てください」と素気無く追い返されていた。
免許の更新後に本籍地を移動された方は、最寄の警察署で免許の本籍地情報を書き換えてから来るか、
住民票を持って少し早めに来て、先に2号館2階の11番窓口で本籍地変更手続きをしてもらうと良い。
僕は8時50分ごろに窓口に並んだのだが、この余分な手続きをしなくてはならなかったので、
D窓口で再度手続きをしてもらえるよう整理券を用意してもらったのだが、
この時窓口で対応した警官から「本籍地の書き換えがあるなら早く来なきゃダメだろうが」と警告されてしまった。
運転試験場の男性警官は皆非常に威圧的で、敬語も使わないので注意されるとかなり腹立たしい。
これから申請される方には同じ思いをして欲しくないので、ぜひ注意してほしい。
2階で免許の本籍変更手続きが終わった頃には、既に9時を過ぎて窓口が閉まっていたため、
とりあえず正面入り口の案内のオバチャンにどうすればいいのか聞くと、免許のコピーを取って申請書に貼り付けてくれた。
「もう窓口は閉まっているから、窓口脇の開いてるスキマから入って整理券を見せて手続きをしてもらいなさい」と指示されたので、
スキマから入って裏から窓口に回り、視力検査を受けさせてもらう。この時に申請書は一旦回収される。
(視力検査の際、裸眼での視力を尋ねられた。)
視力検査(適性検査)が終わると一旦開放され、これからの流れが書いてあるピンクのカードを渡され、
免許証の暗証番号を発券しておけ、と言われる。
この暗証番号はICチップに記載される本籍地情報を確認する為に使用するものだ。
今回の場合新しく免許を取得するので、現在既にICチップ付きの免許を持っている人が
同じ番号を引き続き使用するとしても、新しく番号を入力し直して発券する必要がある。(旧免許は引き取られてしまう)
1Fにはそこかしこにグレーの発券マシンがあるので、発券したら2階へ行く。(2階にもいくつもある)
先ほど渡されたピンクのカードを見ると、10時ごろから写真撮影だという。
40分ほど待って時間になると、2Fの4番窓口付近で写真撮影の案内がアナウンスされる。
名前を呼ばれると共に免許の申請書が返却され、この時点でピンクのカードを回収してもらう。
2F6番窓口が開いて撮影が始まり、ゾロゾロと皆が並ぶのでそれに従えばよい。
撮影の時に申請書を提出する。先ほど発券した暗証番号の用紙を機械に挿入し、その紙は持ち帰る。
撮影が終わると新しい免許を交付する申請用紙を渡される。
申請用紙には生年月日や氏名、今日の日付などを書けばよいだけだが、
皆撮影所を抜けた付近で記入しようとするのでやたらに混み合う。
どうせこの後かなり待つので、撮影後すぐに記入するやめたほうがよい。
撮影が終わればあとは免許が発行されるまでひたすら待つだけだ。配布場所は正門正面の1号館の1Fとなる。
待ち時間を使って先ほどの申請用紙に必要事項を記入し、残りの交付手数料分の印紙を貼り付けておく。
僕の時は10時30分ごろ撮影が終わり、11時20分ごろに交付された。
交付時にICに記載されたの本籍地情報が正しいか発券機で確認してほしいと言われるので、
皆1号館出口の発券機に行列するが、2号館に行けばガラガラなので、そちらで確認する方がよい。
だいたいこんな感じだったが、如何だろうか。
学科試験などがある人も、大体は似たような流れだと思う。
本ケースの所要時間としては、大体2時間半~3時間くらいを目安にしてもらえれば良い。
現在使用している免許証、卒業時にもらえる免許申請書、本籍地確認用の住民票は必要となるので持って行って欲しい。
それにしても住民票の必要性や、暗証番号の発行などに関してはチュートリアルページでは全く触れられておらずかなり不親切だ。
男性警官の非常に横柄な態度も腹立たしい。場所を考えても駅から遠いだけではなく、
神奈川県全ての免許申請の処理を二俣川だけで行うのは特に県西側の人にとってはかなり面倒な上、
土日の申請も不可能で窓口の開いている時間も午前午後30分づつというのは短すぎる。
もっと効率的で快適な行政サービスを望みたい。