Garbanzo blog

政治経済と音楽のブログ。
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教習所を卒業して新しく免許を作る際の二俣川での申請について

2011-11-29 01:32:45 | 日記

ここ半年ほどいろいろ忙しくてblogを全く更新していなかったが、

それでもたまに覗くと毎日百弱程度のアクセスがあって正直驚いた。

ようやく少し記事を書こうと思うゆとりが出来てきたので、またお付き合いして頂ければ、と思う。

コメントになかなか答えられなかった事にもお詫びしたい。

blog的には3.11以来社会的にはさまざまな大事件があって書くネタには困らないのだが、

とりあえずウォーミングアップとして今回は実利的な記事から書かせて頂こうと思う。

 

実は先日、面接で溝の口へ行く途中、国道246を原チャリで50kmで爆走?していたら警察にとっ捕まってしまった。

前々から非力なこの乗り物には限界を感じていたが、これをきっかけにバイクの中型免許を取ろうと決意、

通える範囲で最も安価だった藤沢高等自動車学校へ入校し、無事二週間強程度で卒業してきた。

教習所の感想や初めてのビッグスクーターのレビューは、また後日させて頂きたい。

 

さて、ここから本題となる。

先週の土曜日に教習所を卒業したのだが、これからどのような手続きが必要なのか僕はさっぱりわからなかった。

教習所の卒業式を兼ねて説明会で30分ほど教官が解説してくれたのだが、「二俣川のD窓口へ行け」という事以外

僕の脳ミソが記憶してくれなかったため、結局自分で調べるハメに。

似たような状況の方もいらっしゃると思うので、神奈川県に住んでいて

バイクの教習を終えて申請に行かれる方は、本記事を参考にして貰えればと思う。

 

適当に調べてみたところ、神奈川県警のこちらのページの中に

大型二輪・普通二輪免許(指定校を卒業して学科試験も技能試験も免除)の手続について

というリンクを見つけた。僕自身もこの条件に該当するし、恐らく二輪の免許を取る人のほとんどはこの状態ではないだろうか。

僕は上記のページをみて大した事はないな、と思って特に準備もせず現地に行って結果なんとかなってしまったが、

いくつか問題もあったのでより細かく上記リンクのチュートリアルを補足したい。

実際にこのページだけだと簡素すぎて情報が不足している事に現地に行って気づかされた。

僕自身は自宅から二俣川はさして遠くない距離だが、小田原や茅ヶ崎などの遠方から来ている方は、

たとえば必要書類を忘れたりして追い返されるとかなり面倒だと思うので、留意してほしい。

 

ではここからある程度詳細に解説したい。

まず、現地に行くまでの注意点だが、車は平日でも道も駐車場も混雑しがちなので、公共交通機関を勧めたい。

近場の方は原付などのバイクが良い。正門のすぐ脇に駐輪場があるので、駐輪にはさほど困らない。

 

到着したら、正門から左手にある2号館に入る。

続いて2号館正面入り口から左手にある印紙/証紙売り場に行き、卒業時に渡される運転免許の申請書を見せると、

免許の申請に必要な合計金額を教えてくれる。この時に購入した印紙を全て免許の申請書に貼ってはいけない。

僕の時は窓口で試験手数料分の2000円を貼り付けてくれ、残り交付手数料分の2100円分は後で使うから、と注意してくれた。

 

次いで窓口申請だが、先ほどのリンクを見てもらえれば解るように、

午前8時30分~9時00分と午後1時00分~1時30分の僅か30分しか窓口を開いてくれない。

指定校卒業で学科、技能試験も免除の場合はD窓口での受付なのだが、ここで一つ問題が出た。

僕は前回の免許書き換え後に本籍地を移動させていて、

免許の本籍地情報と住民票での本籍地情報が食い違ったままにしてしまっていたのだ。

たまたまこの時は運良く教習所に提出していた住民票を返却してもらっていて、

免許申請の書類と一緒に現地に持っていっていたので手続きの処理はしてもらえたのだが、

前に並んでいたオバちゃんは住民票を忘れて「また後で来てください」と素気無く追い返されていた。

免許の更新後に本籍地を移動された方は、最寄の警察署で免許の本籍地情報を書き換えてから来るか、

住民票を持って少し早めに来て、先に2号館2階の11番窓口で本籍地変更手続きをしてもらうと良い。

僕は8時50分ごろに窓口に並んだのだが、この余分な手続きをしなくてはならなかったので、

D窓口で再度手続きをしてもらえるよう整理券を用意してもらったのだが、

この時窓口で対応した警官から「本籍地の書き換えがあるなら早く来なきゃダメだろうが」と警告されてしまった。

運転試験場の男性警官は皆非常に威圧的で、敬語も使わないので注意されるとかなり腹立たしい。

これから申請される方には同じ思いをして欲しくないので、ぜひ注意してほしい。

 

2階で免許の本籍変更手続きが終わった頃には、既に9時を過ぎて窓口が閉まっていたため、

とりあえず正面入り口の案内のオバチャンにどうすればいいのか聞くと、免許のコピーを取って申請書に貼り付けてくれた。

「もう窓口は閉まっているから、窓口脇の開いてるスキマから入って整理券を見せて手続きをしてもらいなさい」と指示されたので、

スキマから入って裏から窓口に回り、視力検査を受けさせてもらう。この時に申請書は一旦回収される。

(視力検査の際、裸眼での視力を尋ねられた。)

  

視力検査(適性検査)が終わると一旦開放され、これからの流れが書いてあるピンクのカードを渡され、

免許証の暗証番号を発券しておけ、と言われる。

この暗証番号はICチップに記載される本籍地情報を確認する為に使用するものだ。

今回の場合新しく免許を取得するので、現在既にICチップ付きの免許を持っている人が

同じ番号を引き続き使用するとしても、新しく番号を入力し直して発券する必要がある。(旧免許は引き取られてしまう)

1Fにはそこかしこにグレーの発券マシンがあるので、発券したら2階へ行く。(2階にもいくつもある)

 

先ほど渡されたピンクのカードを見ると、10時ごろから写真撮影だという。

40分ほど待って時間になると、2Fの4番窓口付近で写真撮影の案内がアナウンスされる。

名前を呼ばれると共に免許の申請書が返却され、この時点でピンクのカードを回収してもらう。

2F6番窓口が開いて撮影が始まり、ゾロゾロと皆が並ぶのでそれに従えばよい。

撮影の時に申請書を提出する。先ほど発券した暗証番号の用紙を機械に挿入し、その紙は持ち帰る。

撮影が終わると新しい免許を交付する申請用紙を渡される。

申請用紙には生年月日や氏名、今日の日付などを書けばよいだけだが、

皆撮影所を抜けた付近で記入しようとするのでやたらに混み合う。

どうせこの後かなり待つので、撮影後すぐに記入するやめたほうがよい。

 

撮影が終わればあとは免許が発行されるまでひたすら待つだけだ。配布場所は正門正面の1号館の1Fとなる。

待ち時間を使って先ほどの申請用紙に必要事項を記入し、残りの交付手数料分の印紙を貼り付けておく。

僕の時は10時30分ごろ撮影が終わり、11時20分ごろに交付された。

交付時にICに記載されたの本籍地情報が正しいか発券機で確認してほしいと言われるので、

皆1号館出口の発券機に行列するが、2号館に行けばガラガラなので、そちらで確認する方がよい。

 

だいたいこんな感じだったが、如何だろうか。

学科試験などがある人も、大体は似たような流れだと思う。

本ケースの所要時間としては、大体2時間半~3時間くらいを目安にしてもらえれば良い。

現在使用している免許証、卒業時にもらえる免許申請書、本籍地確認用の住民票は必要となるので持って行って欲しい。

それにしても住民票の必要性や、暗証番号の発行などに関してはチュートリアルページでは全く触れられておらずかなり不親切だ。

男性警官の非常に横柄な態度も腹立たしい。場所を考えても駅から遠いだけではなく、

神奈川県全ての免許申請の処理を二俣川だけで行うのは特に県西側の人にとってはかなり面倒な上、

土日の申請も不可能で窓口の開いている時間も午前午後30分づつというのは短すぎる。

もっと効率的で快適な行政サービスを望みたい。

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前原外務大臣辞任に見る危険すぎる政治の現状

2011-03-07 18:25:32 | 政治

次期総理に最も近いと目されていた前原氏が政治資金規正法にひっかかって
わずか20万円という「大人の小遣い」程度の金額で大臣を辞任してしまった。
彼は偽メール事件の時に似たような状況で自民を徹底的に指弾したのである意味では自業自得なのだが、
この前例を作ってしまったのは一大臣の辞任というだけでなく日本の政治という大きな視点で考えた時非常に危険である。

政治家は個人からも企業からも(今は企業からは無理?かも)無数の献金を受け取るのが普通なので、
代議士本人が政治献金を一々目を通して調べるなどという手間をかけている暇はない。
政治資金規正法は基本的に手続きのミスによる法的な違反にすぎず、そこに実質的な被害者は存在しない。
池田信夫氏も指摘するようにこれは過剰コンプライアンスであり、発症の仕方が本当に病的で気味が悪い。

前原氏は明日から始まる予算審議で野党からの攻撃材料になることを避けたい、という算段もあって辞任したのだろう。
だが辞任してもしなくても、野党は(民主がやったように)いかようにも理由をつけて政局を混乱させるに決まっている。
そしてこんな事態が続けば官僚は政治家を意味の無い石ころ(邪魔なだけだ)のような存在として扱うようになり、
政治主導の改革など到底成しうることはできなくなるだろう。

また、今回の事件によって在日韓国人や中国人の政治力が期せずして跳ね上がってしまった。
彼らは通名も日本語も使えるので、献金の段階で日本人かそうでないかを判定するのはほとんど不可能だ。
よってある国の大臣が自国にとって都合の悪い(だが日本の国益には適う)日本の外務大臣が居た時、
彼を邪魔だと思ったら在日外国人を使って容易に失脚させる事ができるようになってしまった。

そして久しぶりに2ちゃんねるを見てみたら「売国奴の前原ざまあ」という叩きでスレッドは祭りになっていた。
彼らの殆どは今回の一件が孕む危険性を考えようともしていない、右翼ですらない烏合の衆だった。

率直に言って政治的な面では日本は既に末期である。この騒ぎは激動に向けての静かなイントロダクションだ。
こんな不安定の中にある奇妙な安定は、いつまでも続くことはないし、続けることも出来ない。

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TPPはアメリカの陰謀か?

2011-02-12 22:20:21 | 政治

ライブドアが運営するBlogosに「カトラー:katolerのマーケティング言論」というブログが登録されている。
そこで「8割はトヨタ“シロ裁定”に潜む、TPPの罠に覚醒せよ」という記事が書かれていた。

詳細はリンクから本文の記事を参照にしてほしいが彼の主だった意見はおおよそ3つ。

ひとつは京大の中野剛志氏からの引用で、
「米国が輸出倍増計画のもと日本を標的に打ち出した通商貿易戦略に他ならない」というもの。

ふたつ目は「TPPで標的になるのは、米や大豆、とうもろこしといった主要農産物で、
リンゴやさくらんぼといった高付加価値化が可能な嗜好作物ではない」というもの。

みっつ目は「枯葉剤を作った過去があるモンサント社が、自社利益拡大のために
ブラジルで行ったような悪行を日本でもするに相違なく、日本の農業はそれに勝てない」というもの。


身もフタもない言い方をするなら僕の第一印象は「陰謀論が好きな人だなあ」だった。
トヨタの話はまあスジは悪いがそう解釈できなくもないな、というレベルだが中盤以降はちょっといただけない。
とりあえず一つづつ反論していきたい。

まず1点目。TPPが米国の輸出増計画をもくろむ関税撤廃計画だったとして、それで誰が損をするのだろうか。
消費者レベルの話なら、米国製品が嫌いなら買わなければいいだけの事だ。
また今はドル安で日本製品は輸出面で苦しむと主張しているが、変動相場に於いて円高も円安も
永遠のものではないのだから(そもそもこの円高は数年しか続かないだろう)この意見はかなり近視的かつ狭窄的だ。

そもそも我々一般の消費者には、現時点で米国製品を無関税価格で買うという選択肢が存在しない。
ある品物において日本製と米国製が存在する場合、当然米国製は関税分の価格が高くなる。
要するにその実態は国内生産者の高コストを維持する為に消費者に関税分の負担を強いているという事だ。
彼のようなもっとも一般的なユーザーに近しい(はずの)マーケティング畑のプロフェッショナル(?)が
「品質よりもコストを重視したいので安い海外製品が欲しい」という
ありがちなニーズを無視するのは理解に苦しむ。
それとも、ユーザーは製品が同じなら全員コストしか見ないと思っているのだろうか。
具体的な例を上げて反論するならコストが数分の一である米国産のコメは日本市場で全く相手にされていない。

2点目の「米や大豆、とうもろこしといった主要農産物が狙われる」という話は、「それで?」というのが率直な感想だ。

何故ならとうに米以外の穀物の大半は既に海外製品に置き換わっているからだ。
そのコメですら減反までして数を減らしており、穀物市場を海外に制圧されたという20年前の話に価値はない。
現実的には香川の讃岐うどんは品質の良いオーストラリアの小麦を使っていることをむしろ売りにしてさえしており、
原料が海外製かどうかという情報は、小売店などのミクロな現場で考えるべき瑣末なマーケティングの問題に過ぎない。
もっと言うなら関税が外れて飼料用穀物の価格が下がれば食肉の価格も連動して現状よりも安価になる。
それは消費者にとっても生産者にとっても喜ばしい事であるし、
経費が高い日本の農家で付加価値の高い果物や野菜を作るのは(しかもよく売れている)圧倒的に合理的だ。

3点目はモンサント社を引き合いに出して問題を提起しているが、
現在モンサント社の遺伝子組み換え作物が原因で問題が起きたというソースは見ていない。
(これは単に僕が調べる能力が無いだけなので、情報を持っている方がいたらコメントで教えてください)
むしろ害虫に強く育てやすい遺伝子組み換え作物は現場では感謝されており、
そもそも遺伝子組み換え食品が原因でなんらかの病気を発祥した例そのものが全世界を見ても現状では確認されていない。
数十年単位での臨床実験はこの遺伝子組み換え作物が出てきた時期から考えても不可能で、(生まれてまだ10年程度だ)
それを理由にモンサント社を(この話とは無関係な)枯葉剤を作った極悪な企業と罵倒するのは極めて下劣な言いがかりだ。

そもそも世界中で穀物はだぶつき気味であり、農業を特別な産業として神聖視する時代はとうに終わっている。
北海道の農家が米国の農家と競争して負けるのならそれは競争力を培ってこなかった結果だ。
ITにも農業にも言えることだが、海外製品に負けそうだからと言って国に保護をおねだりした結果、
その産業は必ず競争力を失って斜陽産業に成り下がるのは歴史が証明している。
(エルピーダはまさにこれを体現してしまった)

本記事に関してKatoler氏に決定的に欠けている視点は、
リカード以来の経済学のセオリーである比較優位という非常に初歩的な考察である。
そもそも自由貿易の本質的な目的は各国の得意分野の製品に特化し自由に競争するという国際分業であり、
「TPPに加盟しても輸出が拡大できない」と述べている中野剛志氏もその点に関して間違いなく勘違いしている。
日本は先進国であり、自由貿易で世界がリンクしているなら先進国は途上国が作れる「モノ」を作ってはならないのだ。
現にこの問題は世界中で起きており、たとえばフランスでは農業を保護し穀物を生産し続けている為に小麦が余り、
その小麦をかつての植民地に無償に近い形でばら撒いているため農業しか産業のないアフリカの自立を著しく阻害している。

いずれにせよ中国や米国、インドのような大きなマーケットが存在する国とTPPなりFTAなりを結べないかぎり、
消費人口も生産人口も減少している国内のマーケットだけでしか売れない製品はジリ貧だ。
今回のTPP加盟の機会を逸して最も怒るのは、本気で良い製品を世界中に売りたいと願っている農家自身である。

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本当に素晴らしい試合だった サッカー日本代表アジアカップ優勝

2011-01-30 10:13:40 | 日記
サッカー日本代表がアジアカップで煮え湯を飲まされ続けてきたオーストラリアを倒し優勝した。
毎回漫画のような試合続きだったが今回もあまりにもエモーショナルなゲームだったと思う。
四度目の王座は史上最多で、さらにこのチームはザッケローニが代表監督に就任して以来一度も負けていない。
彼が母国の新聞ガゼッタ・デロ・スポルトで「日本は最高だ」と褒めちぎったのも良くわかる。
本人ですらまさかここまでの結果は予想できなかっただろう。

ただこのオーストラリア戦は、公平に見ると「いつ負けてもおかしくない」試合だった。
湯浅健二氏も言うようにキューウェルと川嶋が1vs1になって右足だけでシュートを弾き出したシーンや、
エマートンが空のゴールへミスキックして外してしまったシーンを含め、決定的なシーンは相手側が多かった。
その意味では試合自体はしっかりとコントロール出来ていて体もキレていた選手が多かったカタール戦や、
互角の鍔競り合いをギリギリと繰り返し続けた韓国戦とは違う全く違う重苦しいプレッシャーがあり、
応援していた人は僕と同様に皆胃が痛かっただろう。

大会を通じてのMVPは本田圭佑が貰っていたが、この試合に限って言うならば
彼のパフォーマンスはそのポテンシャルと比較してずいぶんと物足りない印象が強かった。
中盤の選手にしてはパスが緩くて荒っぽいし、前線の選手にしては運動量が足りず収まりが悪い。
特に前半は藤本と前田と本田の三人が前線で渋滞を引き起こしており、(特に藤本は効果的な仕事が出来なかった)
そのせいでチーム全体のポジショニングが曖昧になり、セカンドボールを拾えずに苦しんだ。

だがこの状態をいち早く察知し、的確に打破したザッケローニの采配が本当に素晴らしかった。
あえて攻撃的な藤本を下げ高さのあるDFの岩政を入れた事によって、実質的に今野/吉田/岩政の3バックになり、
サイドバック二人が2列目に上がってウィングに変わる。この442から352へのフォーメーション変更が劇的に効いた。
長友は自身でも語っていたようにこの交代で「スイッチが入った」らしく、後ろ髪を引かれることなく左サイドを制圧する。

そして疲労が見えた前田と交代で入った李が、今まで日本攻撃陣を完全に押さえ込んでいた豪州DF陣の一瞬のスキを突いて
「ど」のつくフリーになり、左の長友の目が覚めるような突破からのクロスを完璧な左足のボレーでネットを揺さぶる。
あのシュウォーツァーが一歩も動けなかったほどの最高のシュートだった。

それにしてもこの試合に限らずザッケローニの戦術眼と采配の冴え渡りっぷりは本当に凄い。
彼は試合後のインタビューで「日本のサポーター達はこの素晴らしいチームを誇って欲しい」と言っていたが、
それと同様以上に彼が日本代表監督になってくれたことを誇る人々が更に増えるだろう。
この優勝によりコンフェデの出場権と次のアジアカップでの予選は免除された事は非常に大きい。

とにかく、優勝という最高の結果と内容を残した日本代表チームとスタッフ、監督に惜しみない賛辞を送りたい。
本当に素晴らしい仕事でした。ありがとうございました。
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振り込め詐欺増加は民主党のせいか?

2011-01-21 20:09:14 | 政治

昨日に続きアゴラネタ。
山口巌氏の1月21日の記事、「振り込め詐欺、昨年45%増に怒る」にいくつか意見してみたい。

最初に猿の話が出てきて「若い猿は老いた猿は狙わない」といった事が書かれているが
動物の世界では弱者が強者から搾取されるのはごく普通だ。
猿の社会でも老いたボスはその地位を若者に暴力によって剥奪される。
「人間もそこまで落ちぶれたのか」という演出のつもりだろうが、例として適切ではない。

その次の段からは振り込め詐欺の解説が続き、どうやって根絶させるか?
という問題提起になり、「固定電話の解約」という解決案を提示する。

個人的には、固定電話の解約は一定の効果はあると思う。
ただ訪問販売のような詐欺形態に変節する可能性は高い。
加えて携帯電話でも固定電話でも、着信の拒否は現在では可能である。
だから現実的には「よくわからないから今までと同じでいい」という結論に至る老年層が多いだろう。
逆に言うならそういった措置を取らなかった人々が詐欺に引っかかっているわけで、
騙す側からすると上記のような措置が取られる事によって固定電話数が減れば成功率を高める事にもなりかねない。

そして最後には「民主党は生活第一と言って政権奪取に成功したのだから、卑劣な犯罪から老人を守れ」で締める。

これでは論旨が飛躍していると言われても仕方がない。
日本人は1億2千万ほど存在し、その内約2千5百万人程度が65歳以上である。
これを中央の行政措置によって保護するのは不可能に近い。
「判断力が低下した老人が住む家」という事をサーチするだけでも膨大なコストがかかるだろう。


ではここで一旦、振り込め詐欺のような老年層をターゲットとした犯罪は何故増えたのか、という点を考えたい。
これはあくまで私見に過ぎないが、それは老年層が金銭を貯蓄しているからではないのだろうか。
現在国民の金融資産は1400兆近くあり、その7割近くを50歳以上の人々が所持していて、
しかもほとんどが市場に出回ることなく死蔵されている。
学習院の鈴木亘氏による* と、年金生活者達は本来生活費として消費されるはずの年金ですら、
貯金に回してしまっている人々がかなり存在する(というか大半がそうらしい)のだという。
(*のリンクはニコニコ動画での対談動画です)

もちろん僕自身、振り込め詐欺が良いなどと思っているわけではない。
だが年金だけに限って考えたとしても、老年層と若年層の受給金額差は一人当たり数千万に及ぶ。
その被害額は数十兆円単位であり、多くても年間100億円程度の振り込め詐欺とは比較にならない。
そして政治家は、票田である老年層に対してこの問題を提起出来ないし、しない。
またマスメディアも世代間の対立を煽るものだとして、積極的に取り上げない。
(そもそもマスメディアの「お偉いさん」は、老年層だ)

振り込め詐欺で被害に遭った人々には、みなからの同情が集まる。
テレビの前で泣きくずれる老人には圧倒的な説得力があるからだ。
だがその裏で、後期医療保障の金額が月額数百円あがっただけで、
厚生労働省の前でシュプレヒコールを上げる人々さえいる。
そして彼らは、今生まれてくる子供に数千万円という借金をなすりつけて逝ってしまうだろう。
詐欺で数千万円騙し取られた老人には、誰もが注目し、誰もが問題視し、解決に動こうとしている。
だが今生まれてくる赤子が泣き叫んでも、その子の将来の借金の心配など誰もしない。


山口氏に僕は問いたい。
振り込め詐欺の被害者が可哀想なのは、誰でもわかる。そしてあなたは可哀想な老人達を与党が守れ、と言う。
だが国が老人を保護するという選択をするという事は、その分の政治的リソースを老人の為だけに割くということだ。
それはつまり、他のいくつかの問題よりも一定量優先度を上げるという政治的決定を取れ、というメッセージである。

あなたはこの現状を鑑みても、それを正しいことだと思うのだろうか。

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