Wi-Fi自動接続ソフト Devicescape(前編)
■Wi-Fi自動接続ソフト Devicescape■
iPod touch の Installer.app の Network フォルダに「Devicescape Connect」というソフトがあって, 説明は「iPone 用 Devicescape の Wi-Fi 自動ログインサービス」といった内容になっています.
で, これがナニ者か調べてみると, Devicescape のニュースリリース 『DEVICESCAPE WI-FI AUTO CONNECT SOFTWARE NOW AVAILABLE FOR THE APPLE iPHONE and iPOD TOUCH』から重要なポイントを超訳
これは便利そう?!
■Devicescape の仕組み■
しかし, どういった仕組みか今ひとつ理解できません. 詳しいことを知ろうとDevicescapeのサイトを覗いてみた結果
1)ユーザが一度契約してる Wi-Fi プロバイダの ユーザID と パスワードを Devicescape のサイトに登録する.
2)Devicescape のサーバには SSID, WEP, ユーザID, パスワード, WEB認証画面での認証手順等が暗号化された状態で保存される.
3)iPod touch が 接続可能な Wi-Fi 圏内に入ると, Devicescape Connect(touch にインストールするクライアントソフト)がSSID をサーバに送信.
4)サーバから暗号化されてダウンロードされた WEP, ユーザID, パスワード, 認証手順を使って自動的にログイン.
5)Safali を立ち上げてブックマークレットでのログインといった手間をかけずに, メールチェック等が実現
ってことらしいんですが, そもそもネットワーク接続が確立していない 3) や 4) の段階でどうやって Devicescape のクライアントとサーバが情報のやり取りができるのか???
Wi-Fiプロバイダと提携して, 認証要のプロトコルを通せるようにしているのかな~? などと思いながら, 検索してみたところ TidBITS の記事 『Devicescape が Wi-Fi ホットスポット接続の苦痛を和らげる』で疑問が解けました.
IP-over-DNSのような手法で DNS プロトコルに情報を載せているとのこと. 大抵の Wi-Fi プロバイダが, ユーザ認証前でもDNSプロトコルは通すことを利用したトリックですね. これが Wi-Fi プロバイダによっていつ穴をふさがれるかも知れない裏技なのか, IETF的標準にのっとった手法なのかはわかりませんが, 今のところ全世界的に広く通用しているようです.
■料金はかかるの?■
無料です.
そこそこのサービス運用実績があるようですが, 今はまだベータサービスということで無料になっています.
正式サービスになった段階で料金が発生する可能性はありますが, Devicescape の言い分では, 先々サイト上で Wi-Fiプロバイダーの販売代理を行う等して利益を上げる計画とのこと.
確かに便利なサービスで, 特にローミングを利用するユーザを広く集めることができそうなので, ローミング業者の販売代理サイトとしては強みがありそうです. その利益でサービス運営コストをまかなえるかどうかは不明ですが…
まぁともかく今は無料だし, 将来有料化されるとしても多分無茶な料金にはならないでしょう. 実は私は Google か Wi-Fiローミング大手に吸収されるんじゃないかと思ってます.
■使ってみる■
仕組みもわかったし使ってみましょう!!
…
…
と言いたいところだけれど, 使う前にもう一つクリアしておかなければいけないことがあります.
そして, このエントリーは長くなりすぎました.
…
そういうわけで後編に続きます. →『Wi-Fi自動接続ソフト Devicescape(後編)』
iPod touch の Installer.app の Network フォルダに「Devicescape Connect」というソフトがあって, 説明は「iPone 用 Devicescape の Wi-Fi 自動ログインサービス」といった内容になっています.
で, これがナニ者か調べてみると, Devicescape のニュースリリース 『DEVICESCAPE WI-FI AUTO CONNECT SOFTWARE NOW AVAILABLE FOR THE APPLE iPHONE and iPOD TOUCH』から重要なポイントを超訳
Devicescape を使うことで, iPone や iPod touch で Wi-Fi に接続するのに, ユーザ名とパスワードを入力するためにブラウザを立ち上げる必要がなくなります. ユーザ名とパスワードを一度だけ入力すれば, それらは安全なサーバに保存され, 次からは Devicescape が対応しているサービスに自動的に接続できるようになります.とのこと.
これは便利そう?!
■Devicescape の仕組み■
しかし, どういった仕組みか今ひとつ理解できません. 詳しいことを知ろうとDevicescapeのサイトを覗いてみた結果
1)ユーザが一度契約してる Wi-Fi プロバイダの ユーザID と パスワードを Devicescape のサイトに登録する.
2)Devicescape のサーバには SSID, WEP, ユーザID, パスワード, WEB認証画面での認証手順等が暗号化された状態で保存される.
3)iPod touch が 接続可能な Wi-Fi 圏内に入ると, Devicescape Connect(touch にインストールするクライアントソフト)がSSID をサーバに送信.
4)サーバから暗号化されてダウンロードされた WEP, ユーザID, パスワード, 認証手順を使って自動的にログイン.
5)Safali を立ち上げてブックマークレットでのログインといった手間をかけずに, メールチェック等が実現
ってことらしいんですが, そもそもネットワーク接続が確立していない 3) や 4) の段階でどうやって Devicescape のクライアントとサーバが情報のやり取りができるのか???
Wi-Fiプロバイダと提携して, 認証要のプロトコルを通せるようにしているのかな~? などと思いながら, 検索してみたところ TidBITS の記事 『Devicescape が Wi-Fi ホットスポット接続の苦痛を和らげる』で疑問が解けました.
IP-over-DNSのような手法で DNS プロトコルに情報を載せているとのこと. 大抵の Wi-Fi プロバイダが, ユーザ認証前でもDNSプロトコルは通すことを利用したトリックですね. これが Wi-Fi プロバイダによっていつ穴をふさがれるかも知れない裏技なのか, IETF的標準にのっとった手法なのかはわかりませんが, 今のところ全世界的に広く通用しているようです.
■料金はかかるの?■
無料です.
そこそこのサービス運用実績があるようですが, 今はまだベータサービスということで無料になっています.
正式サービスになった段階で料金が発生する可能性はありますが, Devicescape の言い分では, 先々サイト上で Wi-Fiプロバイダーの販売代理を行う等して利益を上げる計画とのこと.
確かに便利なサービスで, 特にローミングを利用するユーザを広く集めることができそうなので, ローミング業者の販売代理サイトとしては強みがありそうです. その利益でサービス運営コストをまかなえるかどうかは不明ですが…
まぁともかく今は無料だし, 将来有料化されるとしても多分無茶な料金にはならないでしょう. 実は私は Google か Wi-Fiローミング大手に吸収されるんじゃないかと思ってます.
■使ってみる■
仕組みもわかったし使ってみましょう!!
…
…
と言いたいところだけれど, 使う前にもう一つクリアしておかなければいけないことがあります.
そして, このエントリーは長くなりすぎました.
…
そういうわけで後編に続きます. →『Wi-Fi自動接続ソフト Devicescape(後編)』