人間界 不思議なことばかり

不思議発見というテレビ番組がありますが わざわざ遠方に出かけなくても 身の回りには 不思議なことがいっぱいあります

巨大遺跡

2009-04-25 14:50:47 | 日記
 古代には巨大な遺跡が多くあり、私たちの想像力をかきたてる。エジプトのピラミッドから始まって、中国の万里の長城や始皇帝陵、ローマのコロシアム、ギリシャのパルテノン等々数えればきりがなくある。まだ発見されていなくて、歴史を変えるような遺跡が土中深く、あるいは海底に眠っている可能性が十分にある。嘗てレムリア、アトランティス大陸が存在し、現代にも負けないような文明が発達してたという伝説すらある。
 そして遺跡に残された文字、装飾品、武器が当時の支配者、戦争を髣髴させ、さらに想像を逞しくさせる。古代遺跡の多くは自然石によって構築されている。石はいくらでもあり、切って成形すればそのまま建築材になり、しかも時の風化にはめっぽう強く、だから当時の姿がそのまま残っている。 宗教や権力に結びつき、その力は現代では想像できない大きいことは遺跡の巨大さからもわかる。
 現代の巨大建築といえば行政、公共関係や都会のビル群だ。コンクリート、鉄、ガラスがビルを支える素材で、その要求される内容でデザインされ、構造が決定される。施主が権力者から行政と資本家に代わり、したがって建築物に求められるのが何らかの象徴やスケールではなくて、利用者の便利性や資本の効率性になった。現代では無用な巨大建築はお金の無駄使いだし、一番大事なことは巨大建築物をどうしても建てたいというスポンサーがいないということだ。人間社会の変遷で建物が変化するという証拠であろう。
 仮に未来に再び巨大建築が出現するとすればどんな社会であるか、興味津々である。