イングロリアス・バスターズ [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
ジェネオン・ユニバーサル |
1944年、ナチス占領下のフランス。かつて、“ユダヤ・ハンター”の異名をとる冷血な男ハンス・ランダ大佐によって家族を皆殺しにされた少女ショシャナは、ただ一人逃げ延び、現在はパリで映画館主に身をやつしながら復讐の機会を窺っていた。同じ頃、アルド・レイン中尉率いるユダヤ系アメリカ人を中心とした連合軍の極秘部隊“イングロリアス・バスターズ(名誉なき野郎ども)”がナチスを次々と虐殺、血祭りに上げた相手の仕上げに頭皮を剥ぎ取るといった残虐な手口でドイツ軍を震え上がらせていた。
DVD ★★★★
やっぱタラちゃんすごいね(笑)映画館で観たかったなぁ・・・
出てる俳優がすごいメンツなんだけど、そんなことお構い無しに、監督の腕とこだわりで一気に150分以上の長尺を見せてくれます。そして緩急って言うか・・・亡くなった桂枝雀師匠の落語を演じる時のテーマでもあった「緊張と緩和」って言うか・・・冒頭のシーン、地下酒場でのシーン、靴をはかせるシーン、映写室でのシーン・・・どれもこれも手に汗をにぎらせてくれる素晴らしいシーンの連続でした。
申し訳ないけど、ナチスやユダヤや・・・そんなことはどうでもいい映画で、史実はめちゃくちゃだし、あそこでヒトラーをはじめとするナチス高官皆殺しってのが、やっぱ面白かったなぁ。そしてなんといってもアカデミー最優秀助演男優賞をゲットしたクリストフ・ヴァルツの怖さもめちゃよかったです。
概要文の「キャットピープル」ってのは、ナスターシャ・キンスキーとマルコム・マクダウェルの哀しき猫族の映画なんだけど、この映画のヒロインが復讐をはじめるときに、綺麗に化粧をして・・・日本男児で言うところの死ぬ気覚悟で戦いに出向くためにふんどしを締め直すシーン・・・のときにBGMとして流れていた歌が、デヴィッドボーイのヴォーカルによる「キャットピープル」のテーマソングだったんです。そのシーンを観てて・・・「うーん・・・これなんの映画だったかなぁ」って気になって、すぐに気がついたときはめちゃ嬉しかったです(笑)
冒頭の「アラモ」の音楽には気がつかなかったんだけどね(笑)
そういうところにタラちゃんの映画オタクのこだわりがあり、また我々映画オタクにもめちゃ共感を与えてくれるんですね。
ブラピさんを使いながらも
“皆に受けなくてもい~や”っていう潔さが
すごく良いですよね。
おっしゃるとおり
ヴァルツのムカつかせぶりが最高でした。
凄くマニアックなつくりをしてるんだけど、この映画は比較的誰でも楽しめるかも。
私は前作の「デスプルーフ」も好きでしたが、この映画も残酷ながらもスカッとしたよね。