極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

イン・ザ・プール (2005) 101分

2005-07-02 18:44:21 | 日本映画(映画館)
 深刻な悩みを抱え相談に訪れた患者たちを、毎回珍妙な診療で振り回し治療してしまう“トンデモ精神科医”伊良部一郎を主人公にした人気作家奥田英朗の同名連作短編集を映画化した痛快コメディ。主演はマルチに活躍を続ける劇団・大人計画の松尾スズキ。

映画館 ★★★

 結局彼は名医なんですよね(笑)
っていきなり「オチ」を書いちゃう私です(^^;

 どういうわけか「心の病」に関しては映画化されることが多く、しかも「喜劇」として笑い飛ばされるんだよね。これが同じ病気でも他の病気では、こうはいかないわけで・・・
確かに故伊丹十三監督の「大病人」みたいな作品もありましたが、やはり病気とはどんなものでも本人にとってはすごく辛いもの・・・しかし、最初に書いたように「心の病」だけはなぜか喜劇になりえます

 これって、やはり現代に生きる人すべての人に大なり小なり身に覚えがあることだからかもしれません
 この作品には「継続性勃起症」「強迫神経症」「依存症」の3つのタイプの病気が扱われていますが、このほかにも「潔癖症」などもよく「笑い」の対象にされます

 確かに面白いんです・・・すごく笑えるんです・・・
でもね、やっぱ病気を扱った作品でしかも「他人の不幸」を笑って自分自身のストレス発散にしようとする私自身を含めた現代社会の「病」に対して、★一つ減らしちゃいますね


 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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笑い・・・・ (はむきち)
2005-07-03 01:48:01
私はね・・しんちゃんと反対に「笑う」大切さをわかった映画だった!!!!

「潔癖症」の友達とか・・その他の病気の人が多いのね・・私はこの映画奥深かったなぁ!!

凄くね・・ツボついてました!!・・

笑って下さい・・笑おう!!・・笑うと心が変わるよ

って言ってくれてて最高でした。。。。



一般的に攻撃されやすい映画なのかなぁ・・

















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分かるよ (しんちゃん)
2005-07-03 02:06:14
★はむきっちゃん

ただね、笑うためには別に病気を扱わなくても?って思うよ。



もちろん「笑う」と言う行為はどんな笑いでも「上から下」への差別が生じて、初めて笑えるとも思うけど。



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面白かったです (未来)
2005-07-22 21:50:54
「面白い」「笑えた」という部分が強調されてますが、確かに「心の病」「現代人の抱えるストレス」あながち他人事ではないって、笑いながらも?感じてました。

ハチャメチャな伊良部先生は・・・やはり‘名医’なんですね・・(~_~;)
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私も (しんちゃん)
2005-07-22 23:46:23
★未来さん

未来さんが書いていたように「森本レオ」が紹介する数々の事例が実は一番面白かったりしてました

(^^;
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