発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

4366.~学力を知る~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「先生の役やりたい?」(4月14日)

おはようございます。武蔵境教室の鈴木です。

4月より小学3年生のJくん。

とても元気で、集中すると授業もどんどん進みます。

ただ、後半疲れてくると集中力が途切れ、おしゃべりが増えたりふざけたりすることも。

少し前の授業での一コマ。

後半算数の市販プリントをやっていたJ君はあまり得意な単元はなかったので集中が途切れがち。

そんな時本人より講師と生徒の役割を交換してみたいと提案があったので、やる気が出るならと受け入れることに。

「じゃ、このプリントの3問だけJくんが先生に教えてください」と伝えると、紙に図なども書きつつ説明を始めました。

「先生、ここは何でこういう答えになるのでしょうか?」、

「ここは足し算でいいのでしょうか?」等質問をすると、Jくんはしっかり考え丁寧に説明してくれます。

間違えた答えになりそうな場合は、

「先生、ここの答えはこうこうこうで〇〇だと思うのですが、合っていますか?」等と答えにたどり着けるように質問すると、しっかり間違い箇所も理解し、また説明を始めます。

最後に全問に○をしてもらい、

「先生の説明すごく分かりやすかったです。」と伝えると、

「今日の勉強とても楽しかった」と満足気な様子を見せてくれました。

その後本人より、

「お母さんが迎えに来たら、教えているところを見せたい」と言われ、1つだけお母さまにも見ていただくことに。

お母さまがいらっしゃった際ご説明後早速見ていただくと、Jくんは今までに無いくらいの集中力で間違えることもなく教えることができていました。

お母さまにも「とても上手」と褒めてもらい、笑顔で帰って行かれました。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

提案を受け入れてあげ、しかもその後にその提案をしっかり活かせるように導けたことが良かったですね。Jくん、この進行からすると、問題を解くプロセスについて言語化し、そして理解することもできているようですね。講師として、Jくんの力を改めて知ることにもなったのではないでしょうか。このことを踏まえて、次の学習プログラムを組むことによって、後半の学習態勢も変わってくるのではと、考えられます。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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