発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

2651.~個性を生かす~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)</a>


 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
   日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

  ~今日のElephasブログ:「詩をしたためる」(10月11日)~
   

おはようございます。武蔵境教室の山下です。
小6のN君は、先日びっくりするような一面を見せてくれました。

彼曰く、「今日、学校で詩をしたためました。ほんの二編ほどです。」
初めの内は、「国語の授業で先生に書かされたんだろう。」といったくらいに考えていました。

しかし、そんな甘いことではないと後で分かりました。
国語の読解問題の解説をしているときに講師が「試練」という言葉を使ったのですが、
その言葉の意味を知っていたN君の目が突然キラキラと輝きました。

「試練! シレン! 何という良い響き、そして素晴らしい意味!」
そして、「先生、ちょっとお時間を頂き、『試練』というタイトルで一編したためてもいいでしょうか?」と言いました。

ちょっとびっくりしましたが、彼のリクエストに応えました。
するとN君は筆算用に用意してあった白無地の紙に何やらスラスラと書き始めたのです。
しばし沈黙の時が流れました。

「どんなのが出来るんだろう?」、ちょっとワクワクしていました。
やがて彼が一言、「できました」。
「どんなの? 見せて。」講師が言うと、N君はたった今したためたばかりの一編を滔々と読み上げれました。
 
試練を壁や階段に喩えるのはありがちな比喩表現ですが、それを用いていながらも、
彼のその一編は素晴らしいものでした。
講師は思いました、「彼は詩人なのだな!」。

聞き終わった講師の賞賛にN君はニヒルにはにかんでいましたが、「勉強に戻りましょう。」と言って授業の再開を促しました。
 


発達支援教室Elephas(エレファース)http://www.zoukei-rythmique.jp</a>

 

 ◇ワンポイント・メッセージ◇

物語のようで、エッセイのようで、N君という一人の人物がとても興味深く面白い。
何よりも、N君の口調が特徴的で良いですね。

今日は私のコメントよりも何よりも、N君の詩をご紹介いただきたいものです。

今度は、是非・・・。

 

造形リトミック研究所
発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/</a>
>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp

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