初老男のノンビリしたブログ

近所や周辺の事柄に対して、書き記して行きます。

古本屋にて

2010年08月29日 23時38分43秒 | 雑多な話し
東京も学生の街ともなると昔ながらの古本屋が有るものです。
建物は新しく成っても、大家は古本屋だったりしています。
店構えは小綺麗でも古本の匂いがしています。

古今折中ですが味わいが昭和ですね。


通り掛かりに、ワゴン処分品が目に入り、
覗いてみたら『ゲーテとの対話』がありました。
黄色く退色してますが、中身にチラシ、帯まで付いています。
印刷は1984年。昭和です。

誰にも買われず、今日、今、地方から出て、
タマタマ出会った男に見つけられ購入されたのでした。

恐るべし偶然でしょう。

酸性紙だから黄ばみ、フォントは細かい活字。
昭和の読みにくい難しい文庫の本そのもの。
本嫌いを生み出していた拒絶感が漂う表情そのままです。


消費税の文字もバーコードも無い本。
歴史の生き証人のようです。



ゲーテの本はゲーテが書いて無い本が判り易いと、
漫画家の水木しげるさんが書いてます。

自分はそこから何か読み取れるか、
失敗に終わるか。
分厚い本に挑戦するのです。