235Y哲学日記

235Yが私的に語る、日々想うこと。

新堂冬樹著・血塗られた神話

2009年02月13日 00時12分03秒 | 読書
今、読み終えて、泣いた。

感動。

ハードボイルドな男が主人公。

街金融の経営者である主人公の元に、
ある日、惨殺された新規客の肉片が届いた。

物語はそこからはじまり、
その事件の影には、かつて主人公が愛した女の名が。。。

人に心を開かないハードボイルドな男性が
ずっと会っていなくても、
たったひとりの女性のことを想い続ける。。

そして、
その女性のためなら、
命を捨てることをも厭わない。。。

こういうパターンの話に
泣いてしまうことが多い。

この新堂冬樹という作家と、
沢木冬吾という作家は、
根底に流れるものが
とてもよく似ている。

どちらかが盗作だとか
そんなことを言っているのではない。

新堂冬樹=沢木冬吾、
なのではないかと思わせるくらい、
描かれる人物像に共通点があるのだ。

ほんと、
新堂冬樹=沢木冬吾なのではないかなと
今日も真剣に考えてしまった。

この本もお薦め。

私って、
もしも、
9時~17時で帰れるOLだったなら、
一日一冊、
本を読んでいるかもしれないなあー。

まあ、そんなはずはないか。

【運動報告】
自宅2駅手前~自宅 約25分ウォーキング。

ではまた。