ウォッチしているポールトゥウィンの21年1月期決算です。
主力のデバッグ・検証事業は、受注は堅調だったものの、株式会社CRESTにおける先行投資もあって減益でした。
ネットサポート事業は、巣ごもり需要の後押しもあって増収増益でした。
事業セグメント |
2021 |
2020 |
増減率 |
デバッグ・検証 売上高 利益 |
20,129 2,647 |
19,875 3,216 |
+1.3% -17.7% |
ネットサポート 売上高 利益 |
6,441 611 |
6,043 293 |
+6.6% +108.9% |
その他 売上高 利益 |
158 -139 |
203 -106 |
-21.7% - |
売上高は、6.1億円増加した一方で、売上原価は5.9億円増、販管費は3.3億円増でした。
その結果、売上総利益率は30.6→30.0%、営業利益率は13.5→12.0%に悪化しています。
需要は堅調ですが、内容の多角化で経費が先行しているように見えます。
資産は、現預金が105→111億円に増加しました。
また、のれん代は7→5億円に減少しています。
負債は、長期借入金を含む有利子負債は低いレベルで抑えられています。
利益余剰金は107→123億円に増加しています。
営業キャッシュフローの減少と投資キャッシュフローの増加で、フリーキャッシュフローは落ち込んでいます。
特に営業キャッシュフローマージンは1桁台のままです。
GIGAスクール構想関連の受注が材料になったものの、伸びは今ひとつに見えます。
やはり利益率の伸び悩みに躊躇してしまいます。
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