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団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

もっと体をいたわっていれば‥‥

2017-11-06 09:50:52 | 健康・病気

博覧強記で知らないことがないといわれ、「博士」と呼ばれていた先輩記者のMさんを偲ぶ会に出席しました。学生時代から新聞大好き人間で、社会部別室で各社の新聞を切り抜き、それが頭に入っている男性でした。私たち後輩が企画ものの切り口や取材のヒントを尋ねると、必ず実のある回答が返ってきて、しかも膨大な切り抜きの山から参考になる切り抜きを出してくれました。

そのMさんが、血液の赤血球や白血球、血小板をきちんとつくることができない骨髄異形成症候群を患い、9年間の闘病生活の末、亡くなりました。77歳でした。

社会部別室に寝泊まりし、何日も自宅に戻らないと、奥様が洋服や下着の替えを持って会社に訪ねてきました。自宅に戻らない日が長期にわたると、奥様から「主人は生きているでしょうか」と電話があったという話が伝わっていました。

人権問題の専門記者であり、解放の運動団体などから厚い信頼がありました。著書もあり、書きたいことは沢山あったと思います。

心身ともタフでなければ勤まらない新聞記者には生来、頑健な人が多いように感じました。それだけに健康をおろそかにする面があったように思います。

振り返りますと、先輩の中には、長い闘病生活のあと、亡くなった方が目立ちます。原爆問題の専門記者だったSさんは肺がんで6年間の闘病生活の末、亡くなりました。71歳でした。名文家のKさんは3年間の闘病生活のあと、食道がんで72年の生涯を閉じました。

健康づくりの三要素は、栄養(食事)、休養(睡眠)、運動です。三人とも運動を良くするタイプではなく、愛煙家でもありました。もっと体をいたわっていたら、と惜しまれてなりません。

 

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