団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

けがは体のバランスを崩し、思わぬところに痛みが

2017-01-12 09:54:36 | 健康・病気

前から倒れ、思わず手をついて、右の肩鎖関節脱臼を起こした70代の男性が訪れました。負傷してから2か月がたち、三角巾は外れたものの、整形外科医院でリハビリを受けているとのことです。右肩は90度まで横に上げるのがやっとということで、「リハビリを続ければ、元のようになりますから」と告げました。

すると、右肩とは別に右脚が痛くなり、鎮痛の湿布薬を貼り続けているそうです。右肩の負担を避けようとして、左脚の負担が大きくなって痛むのはわかるが、右脚が痛くなるのは理解できないといいます。

「右脚の負担を軽くする歩き方をしていると、右脚の筋力が弱ってきます。右肩が治ってきて、いつもの歩き方になると、弱った右脚には負担になっているのかもしれません」と告げました。

そのうえで、腰から下の筋肉の状態を調べますと、痛いという右の腰や脚の筋肉を押圧しても痛いところはありません。逆に、負担をかけていると思われる左の大腰筋、大腿四頭筋、大腿筋膜張筋、後脛骨筋などを押圧すると、「おうー」という叫び声が上がるほどの痛みを訴えます。

「筋疲労を起こしているのは左の腰や脚です。右は筋力低下から痛みを感じるのでしょうが、筋疲労はないようです」といいました。

「なんで右脚が痛むのか、と思っていましたが、心因性なのかもしれません。そういえば、好きな山歩きをしているときは、右脚はちっとも痛くはありませんでした」と男性は振り返りました。

男性には、大腰筋や大腿やお尻の筋肉を鍛える両足を外側に開いて行うスクワットをするようお願いしました。

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