団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

認知症かなと感じたら、まずは主治医に相談を

2016-10-21 09:25:14 | 健康・病気

親が認知症かな、と感じたら、まず主治医に相談しましょう、と認知症サポーター養成講座で教えられました。認知症の本人は、自分の変化に気づいています。が、それを認めたくないのです。いきなり専門医を受診すると、本人のプライドをいたく傷つけてしまう場合があり、その後の治療がうまくいかないケースが多いといいます。

信頼関係のある主治医の医師の診断を受け、本人が納得したうえで、専門医を紹介してもらうことが治療の第一歩です。

認知症の症状には中核症状と周辺・随伴症状があります。中核症状は、記憶障害、時間や季節など基本的な状況が把握できない見当識障害、理解・判断力の障害、計画や段取りを立てることができない実行機能障害があります。中核症状は治すことはできませんが、薬などで進行を遅らせることはできます。

周辺・随伴症状は、うつ状態、意欲の低下、妄想などの精神症状、徘徊、暴力、異食、昼夜逆転などの行動障害があります。周辺・随伴症状は周囲のサポートや接し方でよくなることもあります。

一番悪いのは、周囲が認知症の本人の言動を怒ったり、叱ったりすると、本人は追い込まれ、さらに症状が悪化するという悪循環に陥ることです。

私の母は認知症状になることはなく、83歳で亡くなりました。92歳で亡くなった父はもの忘れや歩行困難などはありましたが、認知症状はありませんでした。もし認知症の人に街で会ったら、私は、対応への基本姿勢とされる①驚かせない②急がせない③自尊心を傷つけない、の三つの「ない」で接します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする