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三浦市内の米軍へり墜落・・テールローターの取り付けが正確でなかった等の人為的ミスとはあきれるばかり

 南関東防衛局は、6月26日、昨年12月16日に三浦市内で起きた米海軍第5航空団所属MH-60ヘリコプターの墜落事故についての米側からの事故調査報告書を関係自治体に提供しました。
 事故調査報告書は、事故原因について、「テール・ローターの内側の留め金板の取り付けが正確に行われなかったこと、また、整備状況が適切に記録されていなかったという人為的なミス。」とし、再発防止策について、「整備手順やパイロット及び搭乗員の訓練要領の修正等を行うとともに、同所属部隊の司令官及び整備責任者を全て交代させた。」としています。
 また、事故報告書では、「2013年2月にテール・ローター・ヘッド及び内側の留め金板を取り外し、再度取り付けた際、内側の留め金板が正確に再取り付けされておらず、また、整備状況が航空機整備データペースに適切に記録されていなかった。」ともしています。留め金板がきちんと取り付けられていなかった、整備状況が記録されていなかったとは驚くばかりです。初歩的なことをきちんと行っていなかったのです。人口密集地を飛行するヘリコプターの整備がキチンとされていないことに本当に怒りがこみ上げます。
 事故調査報告書では、このヘリ事故について「ハードランディング(Hard Landing)、硬着陸(たたきつけられるように着陸すること」としていますが、ソフトランディング(Soft Landing)とは区別していますが、着陸したと言えるのでしょうか。米軍の準機関紙であるスターズ・アンド・ストライプスはCrash(墜落)としています。Crashが正確なのではないでしようか。
 今年1月9日には、米空母艦載機FA18Eスーパーホーネットが綾瀬市内でブレーキシステムの一部をワゴン車のガラス窓に落下させる事故を起こしています。1952年4月28日の旧日米安保条約発効以降、神奈川県内では米軍機が墜落事故63件、不時着事故57件、落下物事故75件、その他の事故30件、合計225件もの事故を起こしています。県民の安全は脅かされ続けています。米軍基地がある限り、そして、米空母の横須賀母港が続く限り米軍機の事故は引き起こされるのです。

米軍基地はなくせ!
米空母の横須賀母港撤回!・・・・・あらためて強く求めます。

昨年12月16日、三浦市内に墜落した米軍ヘリコプター


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爆音なくせ!ロナルド・レーガン来るな!集団的自衛権行使容認するな!第402回第三日曜平和行動で訴え

 6月15日の第三日曜日、梅雨の合間の快晴の中で、第402回第三日曜平和行動が行われました。午前10時45分やまと公園を出発、大和駅周辺の商店街をピースウオーク、爆音なくせ!深夜・未明の爆音なくせ!米原子力空母ロナルト・レーガンの横須賀基地配備・母港化を止めよ!米空母の母港撤回!集団的自衛権の行使容認をするな!と訴えました。
 ピースウォークの終了後、大和駅前で宣伝と署名活動(爆音解消、ロナルド・レーガン配備・母港化反対などの署名と集団的自衛権行使容認反対の2つの署名)を行いました。
 町田市に住んでいる幼児づれのお父さんとお母さんは立ち止まって署名、また、ある女性は、「福島原発の事故が収束していないのに集団的自衛権の行使容認は許せない。原発事故の対策にこそ、今、力を入れるべきです」と話して署名をしてくれました。また、千葉県大網白里市から来たご夫婦も署名をしました。
 何が何でも集団的自衛権行使容認の閣議決定にむけてひた走る安倍首相に多くの地域で批判の声が広がっています。



 第402回第三日曜ピースウォーク


 大和駅前での宣伝行動
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今後、CQはどこで・・「まだ、確認できていない」「タイミングによっては厚木に寄ることも」と防衛省

 6月4日、「爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会」と日本共産党厚木基地周辺各議員団は外務省、防衛省への申し入れ・要請を行いました。(その3)

抜本的対策として厚木基地を基点としたCQ(着艦資格取得訓練)を中止すること

 防衛省は、「FCLPと着艦資格取得訓練は必要な部分でございまして、厚木基地を基点としてCQ(着艦資格取得訓練)を実施することに対しては、FCLPと同様に不必要とは言えないので、何よりも皆さんに迷惑かけないように、できるだけ騒音を軽減するよう、深夜など皆さんが休まれている時間帯において騒音などが発生しないように米側に伝えていきたい」と回答しました。

  今後、CQはどこで実施するのか?

 参加者は、「CQは、空母艦載機部隊が岩国基地に移転しても厚木基地を基点にしてやるのか、それとも艦載機部隊とともに岩国基地でやるのか」と質問しました。
 防衛省は、「CQをどこでやるのかは今の時点で確認できていない」「まずは空母艦載機の岩国移転を決めて、それからになる」と述べました。
  参加者は、「2007年2月8日の朝日新聞の記事では、厚木基地施設司令官ジャスティン・クーパー大佐が記者のインタビューに答えて『CQは現状で岩国では難しい。厚木基地を基点にして行う』と発言している。また、今年5月に硫黄島のFCLPがマスコミに公開されましたが、5月17日の朝日新聞の記事に、ミケスカ参謀長補佐(作戦・計画・訓練担当)が『艦載機は、岩国移転後も厚木に立ち寄ったうえで現地に向かうと明言した』と報道されている」と追及しました。
 防衛省は、「報道は知っているが、正式な話しは米側から届いていない」「何らかのタイミングで厚木に立ち寄ることは否定できない」と述べました。
 参加者は、市議会の岩国基地調査の際の防衛局の発言に触れて、「中国四国防衛局は、防衛省本省からはFCLPやNLP、CQは岩国基地ではやらないと言っている」と指摘、米軍からの回答を求めました。

 既にマスコミでは在日米海軍司令部がCQは厚木基地を基点として行うことを発言しています(下記2007年2月8日朝日新聞)。また、恒常的なFCLP施設の建設も馬毛島に建設しようとしていますが、西之表市など地元の反対で見通しが立っていない中で、FCLPについても、「厚木に立ち寄ったうえで現地に向かう」と発言たのです(下記2014年5月17日朝日新聞)。
 厚木基地周辺住民にとって極めて重大です。空母艦載機の岩国移転は、爆音被害の国内たらい回しであり、岩国基地周辺住民への爆音被害の押しつけで真の解決策ではなりません。そして、空母艦載機の岩国移転が実現してもCQが厚木基地を基点として行われ、硫黄島でのFCLPの際も空母艦載機が厚木基地に立ち寄れば厚木基地周辺の爆音、深夜・未明の爆音はなくならないのです。だから、今後、CQはどこを行うのかを明らかにしようと求めているのに、防衛省の「確認できていない」の態度は容認できません。ただちに米側に問い合わせて基地周辺自治体にも報告すべきです。米側も日本政府に対して明確に説明すべきです。



 2007年2月8日の朝日新聞の記事


 2014年5月17日の朝日新聞の記事

空母艦載機の岩国移転は爆音のたらい回し
爆音のおおもと原子力空母の横須賀母港撤回
ロナルド・レーガンの配備・母港化を止めよ

 外務省は、「米海軍横須賀施設には、空母ジョージ・ワシントンが前方展開しています。今年一月にジョージ・ワシントンが燃料交換のため本国に移動して、替わりに空母ロナルド・レーガンが前方展開することが発表されました。政府とては、こうしたことを通じて我が国の安全、極東の平和と安全に寄与するものと認識しています。一方、原子力空母の安全性に関してこれまでも米側から累次に渡り確認していますが、引き続き安全の徹底を求めて行く」と回答しました。
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空母艦載機・「深夜に戻るのが必要あるのか」「戻らないでとどまってほしいと言う」と防衛省 その2

 6月4日に「爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会」と厚木基地周辺日本共産党各議員団は、防衛省、外務省への申しいれ・要請をしました。(その2)

衆議院第1議員会館会議室

いかなる事情においても厚木基地で地上離着陸訓練(FCLP)や夜間離着陸訓練(NLP)を実施しないこと
 
 防衛省は、「皆さん方のご負担がすごくあること、大変ご迷惑をかけていることは承知している。他方、NLPやFCLPは、日米安保条約の目的達成やパイロットの練度の維持のために必要な訓練であるということをご理解頂きたい。ただ、厚木基地での騒音を軽減していこうという立場で平成3年から硫黄島で実施しており、機会ある毎に米側に対してできる限り硫黄島で実施するよう求めているところです。今後とも米側に要請などしていきたい」「一昨年のようなこと(5月22日から24日までの厚木基地で突然のFCLPが行われたこと)はあってはならないと思っている」と回答しました。

着艦資格取得訓練を終えた艦載機は空母に止まり、深夜・未明に厚木基地に帰還しないこと。また、深夜・未明に厚木基地を発進しないこと

 防衛省は「米側としては『厚木飛行場周辺の航空機の騒音軽減措置』(1963年9月19日日米合同委員会で承認)を遵守に努めていると認識しているが、どうしても必要な場合戻ってしまう。今回も22時以降の帰還があったことは承知しており、あらためて米側に深夜飛行について十分に配慮してほしいと要請しました」と回答しました。
 参加者は、深夜・未明の飛行と爆音の実態を報告、「異常な実態だ」「米軍の対応はどうなのか」「深夜に戻って来た原因は何なんか、確認されたのか」などと追及。
 防衛省は「騒音の数値は大変大きな数字、皆さんにとってはとても不快だと思います」「具体的なことに関しては、米側からは運用上という回答しかでていない。具体的なことは承知していない」と述べました。 
 参加者は「実際に深夜だと70デシベルに達しない騒音でも睡眠妨害になる。また、運用上の都合と言うだけで、何でもそう言ってしまえば済んでしまうことなので、今後、米軍には強く言ってほしい」と指摘。
 更に参加者は、「深夜爆音でたたき起こされた。12年、13年、14年と続いている」「着艦資格取得訓練は艦載機が空母に着艦する訓練なのだから、着艦して訓練が終わったあとで、わざわざカタパルトまで移動させて空母から発進して厚木基地にもどる必要はない。本格出港をした空母と一緒に出て行けばよい」「米側の回答を示してほしい」と追及しました。
 防衛省は「確かにわざわざ深夜にもどってくるということ本当に必要なのか、私どもはせめて次の日の昼間にすべきではないかと思う」「今回FCLPの訓練を実施する際に(米側への)要請をする中で、夜中に帰ってこないでほしいと言うことはお話しした」「来年の訓練に対して、戻ってこないで、できるだけとどまってほしいと、皆さんに配慮してほしいと言った上で、何らかの回答を頂いたことについて、こういった場でお話することは可能」と述べました。

 基地周辺住民の立場にたってしっかりと米軍に要請してほしいものです。人口密集地での爆音、深夜・未明の爆音は異常なことなのですから。

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深夜・未明の爆音に抗議!厚木基地周辺住民の会と日本共産党 が外務省、防衛省に4項目要請 その1


 6月4日、「爆音をなくし、米空母の母港反対する厚木基地周辺住民の会」と厚木基地周辺の日本共産党議員団は、外務省と防衛省に深夜・未明の爆音に抗議すると共に 次の4項目の申しいれ・要請を行いました。
1. いかなる事情においても厚木基地でFCLP(地上離着陸訓練)やNLP(夜間連続離着陸訓練)を実施しないこと。
2. CQ(着艦資格取得訓練)を実施する際に訓練を終えた艦載機は空母に止まり、厚木基地に深夜・未明に帰還しないと。また、深夜・未明に厚木基地での離陸をしないこと。
3. 抜本的対策として厚木基地を基点としたCQを中止すること。
4. 空母艦載機の岩国移転は、爆音のたらし回しであり、爆音のおおもとである原子力空母G・Wの横須賀母港を撤回し、原子力空母ロナルド・レーガンの配備・母港化をしないことなど4項目の申しいれ・要請を行いました。




外務省に要請書を渡す上野格「厚木基地周辺住民の会」代表委員

 
 5月25日から27日未明にかけて厚木基地では空母艦載機の離着陸が続けられました。
 厚木基地を基点として空母艦載機が空母に直接着艦するCQが行われたためです。そして、空母の甲板の後部に着艦した艦載機が着艦資格取得訓練が終了したにも係わらず空母に止まらず、艦首にあるカタパルトまで移動、そのカタパルトを使って空母を発進、厚木基地に帰還したためです。大和市基地対策課の調査では25日から27日にかけて10時以降の深夜・未明の帰還は16回あり、106.7dbが最高音でした。(下表参照) 


 申しいれ・要請文書(防衛省も同文)

外務大臣  岸田文雄 殿              2014年6月4日

          爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会
          日本共産党厚木基地周辺各議員団

空母艦載機の着艦資格取得訓練における厚木基地での深夜・未明の爆音の解消、いかなる事情のもとでも厚木基地でFCLPを実施しないことなどを求める要望書

 空母艦載機の硫黄島での着艦訓練は2度日程変更となり、5月8日から5月20日まで実施されました。そして、米原子力空母G・Wは、試験航海のため5月19日に横須賀基地を出港して23日に帰港、24日に本格出港をしました。
 こうした空母の出港スケジュールの中で厚木基地周辺住民は空母艦載機の爆音に苦しめられました。硫黄島の訓練前の連休中は空母艦載機が厚木基地を発進、訓練を終えて基地周辺を旋回飛行して着陸、このスタイルが繰り返されました。
 また、5月25日、26日に実施された厚木基地を基点とした着艦資格取得訓練(CQ)は深夜(午後10時から午後12時まで)・未明(午前0時から午前3時)の爆音を基地周辺住民にもたらしました。
 大和市基地対策課の調査によると、25日、空母艦載機は昼間の離着陸に続き、午後8時20分から午後9時48分頃まで7機が厚木基地を離陸、午後10時5分から翌午前0時24分頃までの間に7機が厚木基地に着陸・帰還しました。そして、25日午後10時以降、厚木基地北1キロの地点において航空機騒音(70デシベル以上で5秒間以上継続)は11回測定されました。
 26日、空母艦載機は昼間からの離着陸に続き、午後7時8分から12機が厚木基地を離陸、深夜・未明に9機が厚木基地に着陸・帰還。最後の着陸・帰還は0時56分でした。26日10時以降の同航空機騒音は9回測定されました。
 この2日間で大和市、綾瀬市に寄せられた苦情件数は、両市基地対策課の調査によると25日は大和市25件、綾瀬市9件、26日は大和市55件、綾瀬市15件、2日間合計で大和市80件、綾瀬市24件となっています。また、神奈川県と両市を含めた基地周辺自治体に寄せられた苦情件数は25日、26日の合計で261件、南関東防衛局への抗議件数は25日27件、26日33件、合計60件となっています。
 私たちは深夜・未明の爆音、米軍の人権無視と横暴に強く抗議をするとともに米国政府と日本政府に対して次の4項目を強く求めるものです。

1.いかなる事情においても厚木基地でFCLP、NLPを実施しないこと。
2.着艦資格取得訓練を実施する際に訓練を終えた艦載機は空母に止まり、厚木基地で深夜・未明に着陸しないこと。また、深夜・未明の厚木基地での離陸をしないこと。
3.抜本的対策として厚木基地を基点とした着艦資格取得訓練を中止すること。
4.空母艦載機の岩国移転は爆音のたらし回しであり、爆音のおおもと原子力空母G・Wの横須賀母港を撤回し、原子力空母ロナルド・レーガンを配備・母港化をしないこと。
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