ふたつの短い話が描かれている。
このふたつの話、正反対のことが書かれているように思えた。
「八月の路上に捨てる」はだんだんと壊れてゆく夫婦のすがた。
「貝からみる風景」は淡々とだが絆を深めてゆく夫婦のすがた。
「八月の・・・」では離婚せんとしている敦と離婚してしまった水城さんのある一日の会話が延々と続く。
同じ穴のむじなだと思っていたら、実は水城さんは再婚するらしいと知ったとたん、彼女の語ったことが妙に説得力を持ってくるのが不思議だ。
敦の妻がどんどん壊れてゆくさまがなんだか悲しい。
「貝から・・・」はとても短い話だが、とても印象的だ。
スーパーで別行動しても同じものを持ってレジに並んでしまうのは、一緒に暮らしていると同じものを欲してしまうから、と言い切ってしまう妻の言葉に夫婦の姿を見るような気がする。
ちょっとした会話なんかも、あぁ、いい夫婦ってこうなのかもなぁと思わせられる。
このふたつの話、正反対のことが書かれているように思えた。
「八月の路上に捨てる」はだんだんと壊れてゆく夫婦のすがた。
「貝からみる風景」は淡々とだが絆を深めてゆく夫婦のすがた。
「八月の・・・」では離婚せんとしている敦と離婚してしまった水城さんのある一日の会話が延々と続く。
同じ穴のむじなだと思っていたら、実は水城さんは再婚するらしいと知ったとたん、彼女の語ったことが妙に説得力を持ってくるのが不思議だ。
敦の妻がどんどん壊れてゆくさまがなんだか悲しい。
「貝から・・・」はとても短い話だが、とても印象的だ。
スーパーで別行動しても同じものを持ってレジに並んでしまうのは、一緒に暮らしていると同じものを欲してしまうから、と言い切ってしまう妻の言葉に夫婦の姿を見るような気がする。
ちょっとした会話なんかも、あぁ、いい夫婦ってこうなのかもなぁと思わせられる。