一周年の記念記事を書く、と当ブログの兄弟ブログ“ヨシ樹の雑記帳”で告知したが、実はこう書き出している今もどう書こうか判然としないままなのである。一周年記念記事ということで書くジャンルとして新機軸である映画の論評でもしようか、と考えたが、あいにく私の住まいには映画のビデオやDVDが一本もない。これではあいまいな記憶のまま書き出して終わるに違いない。論評の際、何か事実を確認をする必要に迫られた時、そもそも当の映画のDVDがなければ観て確認することができない。確認しないままでは読者に嘘を伝えることになりかねず、読者に対して大変、失礼であるし、そんなブログは早晩、淘汰されるに相違あるまい。
事実を確認するのを怠り、読者に誤ったことを伝えるのは表現者として許すまじき行為である。嘘の記事は絶対に人の心を打たない。表現者に求められる資質として一番大事なのは誠実さに他ならない、と私は信じている。そういう次第であるならば、映画の論評は今回は控えるべきである、という結論に至った。
私はテレビは否定するが映画は肯定する。理由はあるが今回は詳らかにはしない。というのもその理由だけで一つの記事が書けてしまうからだ。またの機会に譲ることにする。今まで相当数の映画を選りすぐって観て来た。そのうちで感銘を受けた映画は少なくない。機会があれば、ぜひ優れた作品の評論を発表していきたい、と考えている。
私は映画館で映画を観覧することは滅多にない。映画館では二時間ないし三時間じっと座っていなければならず、それが堪らなく苦痛なのである。途中でトイレに行きたくなっても事実上、行けない。家のDVDで映画を観ている方がよほど気が楽であるし、愉しめる。高い料金を支払い、わざわざ窮屈で暗い映画館に足を運ぶ人たちの心理が私には理解できない。映画館と家のDVDとでは迫力が違う、などともっともらしいことを口にする人もいるが、それほど違うのであればレンタル屋でDVDを借りる人など皆無になるのではないか。いたずらに屁理屈を述べているとは思わない。突き詰めて考えればそういう次第になるのではあるまいか。
大学時代に映画製作を志す兄弟との邂逅があり、映画に限っていえばこの兄弟の影響を深く受けた。実は本ブログに載せられている記事「東京ソロツーリング 下」で記した神奈川県の小田急相模原駅で久し振りに再会を果たした友人たちとはこの兄弟のことである。大学生の当時、彼らの下宿に有志が集い、しばしば映画鑑賞をする機会があったのだが観ている際は映画に集中しなければならず途中でトイレに立つようなことがあれば厳しく咎められた。私がテレビで「ターミネータ2」を途中から観たことが分ると叱責までされた。どうやら彼らはジェームズ・キャメロン監督を高く評価しているらしかったが、これには閉口した。
以上の経験は映画を否定的に捉えることなりかねない悪い影響であるが同時に彼らからは映画に対する熱い気持を学んだ気がする。よい作品も教えてもらった。屹度よい影響もあるはずである。映画の話はここまで。いつか書く機会があるだろう。乞うご期待。
私がこうしてブログを続けている間、幾つかのブログがあるいはビルドされ、あるいはスクラップになっていった。いわゆるスクラップアンドビルドである。中には毎日更新されていたが途中で書くネタが尽きたのか閉鎖されているブログもあった。ブログを立ち上げるだけなら誰にでもできる。難しいのは続けることだ。その中でまずは一年続けることができたのは一重に読者諸賢のお蔭である、と感謝している。
本年四月に立ち上げたもう一つのブログである“ヨシ樹の雑記帳”は原則として毎日更新している。たしかに毎日の更新は大変である。しかし、私はこれからも毎日更新していける、と思う。かつての手塚治虫の言葉ではないが、アイデアはバーゲンセールに出すほどあるのだ。
あの超多忙な勝間和代でさえ三つのブログを運営しているのである。私は勝間和代の考え方はあまりにも現世的で成功主義に立脚している点で甚だ懐疑的な評価をくだしている。それでも学べるものもあるのではないか、と思い数冊読んだ。自分と異なる意見も読み、論破するべく考えを練るために数冊、購入したのである。
以上のように私が勝間の本を読んだ動機はあくまで自分とは異なる意見を知るためである。ところが、〈カツマー〉とかいう彼女の熱狂的なファンがいることや、彼女がNHKの紅白歌合戦の審査員を務めたことをもって時の人として評価する向きもあるようだが、そういうのを事大主義というのだ。直に彼女の本を読んだうえで評価するか否かを決めればよいのである。紅白歌合戦の審査員を務めたから何なのか。熱狂的な追っかけがいて、その著書の売り上げが多いのが何ほどのことか。全ては本を実際に読んで判断すればいいではないか。
話が逸れたが『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド』(ディスカバー携書)からブログに関する部分を引用しよう。《私は三つのブログを作っています。二つのブログは週に一回ずつ、一つのブログはほぼ毎日、更新しています。そのうちの一つのブログは「ながら学習」を紹介するもの、もう一つのブログはいろいろなマーケティングの切り口や手法を紹介するもの、最後のブログは、おもしろいと思ったことをランダムに記述していくものです。》
三つのブログを併せると一日平均四千人くらいの人が何らかの形で読むのだという。多忙を極める彼女さえ三つのブログを管理しているのだ。そうであるならば、私の不定期更新の“「論」ブログヨシ樹”並びに原則毎日更新の“ヨシ樹の雑記帳”を管理するくらい何でもない。
一周年の記事、やはりうまく書けなかったが、とりとめがなくなってきたのでもう終わるとしよう。最後に読者諸賢よ、今までのご愛読を感謝いたします。これからも二つのブログのご愛読何卒よろしくお願いいたします。なお、コメントをいただけると幸甚です。
以上
事実を確認するのを怠り、読者に誤ったことを伝えるのは表現者として許すまじき行為である。嘘の記事は絶対に人の心を打たない。表現者に求められる資質として一番大事なのは誠実さに他ならない、と私は信じている。そういう次第であるならば、映画の論評は今回は控えるべきである、という結論に至った。
私はテレビは否定するが映画は肯定する。理由はあるが今回は詳らかにはしない。というのもその理由だけで一つの記事が書けてしまうからだ。またの機会に譲ることにする。今まで相当数の映画を選りすぐって観て来た。そのうちで感銘を受けた映画は少なくない。機会があれば、ぜひ優れた作品の評論を発表していきたい、と考えている。
私は映画館で映画を観覧することは滅多にない。映画館では二時間ないし三時間じっと座っていなければならず、それが堪らなく苦痛なのである。途中でトイレに行きたくなっても事実上、行けない。家のDVDで映画を観ている方がよほど気が楽であるし、愉しめる。高い料金を支払い、わざわざ窮屈で暗い映画館に足を運ぶ人たちの心理が私には理解できない。映画館と家のDVDとでは迫力が違う、などともっともらしいことを口にする人もいるが、それほど違うのであればレンタル屋でDVDを借りる人など皆無になるのではないか。いたずらに屁理屈を述べているとは思わない。突き詰めて考えればそういう次第になるのではあるまいか。
大学時代に映画製作を志す兄弟との邂逅があり、映画に限っていえばこの兄弟の影響を深く受けた。実は本ブログに載せられている記事「東京ソロツーリング 下」で記した神奈川県の小田急相模原駅で久し振りに再会を果たした友人たちとはこの兄弟のことである。大学生の当時、彼らの下宿に有志が集い、しばしば映画鑑賞をする機会があったのだが観ている際は映画に集中しなければならず途中でトイレに立つようなことがあれば厳しく咎められた。私がテレビで「ターミネータ2」を途中から観たことが分ると叱責までされた。どうやら彼らはジェームズ・キャメロン監督を高く評価しているらしかったが、これには閉口した。
以上の経験は映画を否定的に捉えることなりかねない悪い影響であるが同時に彼らからは映画に対する熱い気持を学んだ気がする。よい作品も教えてもらった。屹度よい影響もあるはずである。映画の話はここまで。いつか書く機会があるだろう。乞うご期待。
私がこうしてブログを続けている間、幾つかのブログがあるいはビルドされ、あるいはスクラップになっていった。いわゆるスクラップアンドビルドである。中には毎日更新されていたが途中で書くネタが尽きたのか閉鎖されているブログもあった。ブログを立ち上げるだけなら誰にでもできる。難しいのは続けることだ。その中でまずは一年続けることができたのは一重に読者諸賢のお蔭である、と感謝している。
本年四月に立ち上げたもう一つのブログである“ヨシ樹の雑記帳”は原則として毎日更新している。たしかに毎日の更新は大変である。しかし、私はこれからも毎日更新していける、と思う。かつての手塚治虫の言葉ではないが、アイデアはバーゲンセールに出すほどあるのだ。
あの超多忙な勝間和代でさえ三つのブログを運営しているのである。私は勝間和代の考え方はあまりにも現世的で成功主義に立脚している点で甚だ懐疑的な評価をくだしている。それでも学べるものもあるのではないか、と思い数冊読んだ。自分と異なる意見も読み、論破するべく考えを練るために数冊、購入したのである。
以上のように私が勝間の本を読んだ動機はあくまで自分とは異なる意見を知るためである。ところが、〈カツマー〉とかいう彼女の熱狂的なファンがいることや、彼女がNHKの紅白歌合戦の審査員を務めたことをもって時の人として評価する向きもあるようだが、そういうのを事大主義というのだ。直に彼女の本を読んだうえで評価するか否かを決めればよいのである。紅白歌合戦の審査員を務めたから何なのか。熱狂的な追っかけがいて、その著書の売り上げが多いのが何ほどのことか。全ては本を実際に読んで判断すればいいではないか。
話が逸れたが『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド』(ディスカバー携書)からブログに関する部分を引用しよう。《私は三つのブログを作っています。二つのブログは週に一回ずつ、一つのブログはほぼ毎日、更新しています。そのうちの一つのブログは「ながら学習」を紹介するもの、もう一つのブログはいろいろなマーケティングの切り口や手法を紹介するもの、最後のブログは、おもしろいと思ったことをランダムに記述していくものです。》
三つのブログを併せると一日平均四千人くらいの人が何らかの形で読むのだという。多忙を極める彼女さえ三つのブログを管理しているのだ。そうであるならば、私の不定期更新の“「論」ブログヨシ樹”並びに原則毎日更新の“ヨシ樹の雑記帳”を管理するくらい何でもない。
一周年の記事、やはりうまく書けなかったが、とりとめがなくなってきたのでもう終わるとしよう。最後に読者諸賢よ、今までのご愛読を感謝いたします。これからも二つのブログのご愛読何卒よろしくお願いいたします。なお、コメントをいただけると幸甚です。
以上