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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

デイビット・カン説教 ステパノの証言第5回 

2017年03月28日 | 日記

 ステパノの説教 

 

ステパノの説教を少し飛ばして先を読みます。

 

(使徒行伝7章36-37節)

7:36「この人が、人々を導き出して、エジプトの地においても、紅海においても、また四十年のあいだ荒野においても、奇跡としるしとを行ったのである。 7:37この人が、イスラエル人たちに、『神はわたしをお立てになったように、あなたがたの兄弟たちの中から、ひとりの預言者をお立てになるであろう』と言ったモーセである」。

 

ステパノはまずアブラハムに言われた契約のことを述べています。契約の子孫であるメシヤを誕生させる民族をアブラハムに約束されたと言って、それからモーセについて述べています。「そのモーセによって導かれた民がカナンに入り教会となり、やがて神様はモーセのような預言者を一人立てられる」とステパノは話しました。

 

7章38節 この人が、シナイ山で、彼に語りかけた御使や先祖たちと共に、荒野における集会にいて、生ける御言葉を授かり、それをあなたがたに伝えたのである。

 

「モーセのような預言者を与えると主は約束されました。そのようなメシヤ、約束の子孫が来れば、罪の束縛から私たちを解放してくださいます。その方こそあなた方が殺したナザレのイエスなのです」と言ったのです。「教会が存在する理由は、その中で神様を信じる民が罪の束縛から解放され、イエス・キリストを信じるようになることです」とステパノは叫びました。その言葉をサンヒドリンのメンバーが聞いたとき、「これは我々の教会活動を侮辱し、神が選ばれたユダヤ民族を汚す言葉だ」と怒りを爆発させたのです。

 

(使徒行伝7章39-40節)

7:39ところが、先祖たちは彼に従おうとはせず、かえって彼を退け、心の中でエジプトにあこがれて、 7:40『わたしたちを導いてくれる神々を造って下さい。わたしたちをエジプトの地から導いてきたあのモーセがどうなったのか、わかりませんから』とアロンに言った。

 

モーセがシナイ山に登って戒めを受けていた時に、民は不信と不満の心を起こしました。それをなだめるためにモーセの兄のアロンが金の子牛を作ったことが書かれています。主の目的を正しく達成しようとするとき、一番私たちを邪魔する者は家族や信仰の兄弟です。心が弱い私たちの兄弟です

 改革をするために真理を持って生活していると、あるときは家族から迫害を受けます。私たちの最も近い人から誤解や批判を受けます。それは本当に心が痛む経験です。モーセの時代、モーセはあまりにも強く原則だけを主張すると思われていました。それに対して、穏やかで争いを好まないアロンは、「自分たちに金の像作ってください!」と言われた時、反対すれば殺されると思って、金を持って来させて偶像を造りました。その時民は「この方が私たちの指導者だ!」と拍手しました。モーセはあまりにも原則だけを主張してコチコチ人間だから、自分たちの言うことを聞いてくれるアロンを新しいリーダーにしようとしたのです。

 7章41節から

7:41そのころ、彼らは子牛の像を造り、その偶像に供え物をささげ、自分たちの手で造ったものを祭ってうち興じていた。 7:42そこで、神は顔をそむけ、彼らを天の星を拝むままに任せられた。預言者の書にこう書いてあるとおりである、 『イスラエルの家よ、四十年のあいだ荒野にいた時に、いけにえと供え物とを、わたしにささげたことがあったか』。

 これはどういう光景でしょうか?「天の星を拝むままにさせた」。これは何のことでしょうか?これは「占星術」です。太陽と月と星を崇拝することです。偶像崇拝を行ったのです。自分たちの手で作った神を拝むようになったのです。

 この部分は翻訳が少し不足しているところがあります。英語聖書がより詳しく説明しています。英語聖書を直訳すると、「あなたがたは、私だけに犠牲と供え物をささげたか?あなたがたは偶像にも、あなたがたの供物をささげていないか?あなたがたは、いつ私だけに供物をささげたのか」となります。