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うおお!バン・ニーキルク世界新!!400m43秒03ておい!!100mを10秒75でいく計算!

2017-08-16 21:42:02 | マラソン・駅伝関係

陸上界の新たなスター、ウェイド・バンニーキルク!

100m9秒台 200m19秒台 400m43.03←世界記録

8レーンの配置が好記録につながったのか、シードレーン(4~6レーン)だったら42秒台は達成されたのか!陸上はタラレバがつくスポーツですが、42秒台が現実的になった物凄いレースでした!

リオオリンピックでマイケル・ジョンソンの永久不滅と言われた世界記録を破り、43秒03という驚異的な世界記録で金メダルを取った南アフリカ共和国の「ウェイド・バンニーキルク」選手。

日本のテレビではあまり大きく取り上げられませんでしたが、陸上関係者(特に400mスプリンターの皆さん)の間では、まさに衝撃的ニュースとなりました。

個人的にはウサイン・ボルト選手の9秒58並に衝撃の記録だったと感じているのですが、いかがでしょうか?


世界の他の400m選手と比べても、短い距離でのPB記録が圧倒的に速く、世界で唯一9秒台、19秒台、43秒台を達成した選手です。

これは2016年現在現役である選手だけが対象でなく、これまでの陸上史の中で見ても彼しかなし得ていない大偉業となります。

あのマイケル・ジョンソンですら100m9秒台は持っていませんし、世界最速のボルトですらなし得ていないことです。

それだけ圧倒的優位なスピードを持っているバンニーキルク選手ですが、ただ短い距離が速いだけでも43秒03という記録を出すことはできません。

バンニーキルク選手は9レーンという不利なレーンでのレースの中、序盤から自身のスピードを活かして積極的に攻めていきます。

300m地点では一度メリット選手やキラニ選手と並びかけますが、前半あれだけ飛ばしたにも関わらず、ラスト100mで他の選手をさらに引き離していきます。

ラスト100m、バンニーキルク選手を追うメリット選手とキラニ選手は一生懸命腕を大きく振って前に進もうとしますが、それが逆に力みとなり、思ったように前に進んでいません。

一方のバンニーキルク選手、ラスト100mの粘る場面になっても腕の振り方はコンパクトなまま、リズミカルにうまく重心を移動させて大きく前に進んでいっています。

最初飛ばして後半もスピードが落ちない、非常に理想的なレース展開ですね。



このレース展開に関して、バンニーキルク選手はかなり緻密にレースプランを研究したと思われます。

スピード型400m選手らしい、実に理想的なレース展開。

このレースプランを普段の練習からしっかり意識しているため、前半はスピード型の「パー」の腕振り、加速局面を過ぎてからはエコに走ることができる「グー」の腕振りを自然に行っているのだと思われます。

非常に小さな違いですが、こういった小さな違いを普段から意識しているからこそ、オリンピック本番であれだけ素晴らしいレースを行うことができるのでしょう。

【8月15日 AFP】リオデジャネイロ五輪は14日、陸上男子400メートル決勝が行われ、南アフリカのウェイド・バン・ニーキルク(Wayde van Niekerk)が、マイケル・ジョンソン(Michael Johnson、米国)氏の世界記録を更新する43秒03で金メダルを獲得した。

 第8レーンで優勝候補とは見なされていなかったバン・ニーキルクは、ジョンソン氏が1999年にスペインのセビリア(Seville)でマークしたタイムを0.15秒上回った。

 ロンドン五輪王者のキラニ・ジェームス(Kirani James、グレナダ)は43秒76で銀メダル、ラショーン・メリット(LaShawn Merritt、米国)は43秒85で銅メダルだった。

 英国放送協会(BBC)で解説を務めたジョンソン氏は、「こんなレースは見たことがない。素晴らしい。バン・ニーキルクには完敗だ。あの若者は本当に特別なことを成し遂げた。私が挑戦して失敗した43秒切りもできるだろう。8レーンで走れたことが利いた。ジェームスとメリットから離れて、タイムトライアルを走っている状態だった」と語った。(c)AFP

世界歴代10傑[編集]
男子
タイム 名前 所属 日付
1 43秒03 ウェイド・バンニーキルク 南アフリカ共和国2016年8月15日
2 43秒18 マイケル・ジョンソン アメリカ合衆国 1999年8月26日
3 43秒29 ブッチ・レイノルズ アメリカ合衆国 1988年8月17日
4 43秒45 ジェレミー・ウォリナー アメリカ合衆国 2007年8月31日
5 43秒50 クインシー・ワッツ アメリカ合衆国 1992年8月5日
6 43秒65 ラショーン・メリット アメリカ合衆国 2015年8月26日
7 43秒70 フレッド・カーリー   アメリカ合衆国 2017年5月26日
8 43秒72 アイザック・マクワラ ボツワナ 2015年7月5日
9 43秒74 キラニ・ジェームス グレナダ 2014年7月3日
10 43秒81 ダニー・エベレット アメリカ合衆国 1992年6月26日


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