おおたかの森と流山カナル物語

流山に住む主婦&薬剤師lalaの気紛れな日記
実は「福の神」らしいので、ゆったりまったり、周りを幸せにしていきます

東葛地域の放射線量は問題無いレベルという話

2011-06-02 21:09:55 | 震災・放射線関係・環境
なんだか私の言いたいことがうまく伝わっていないので
再々投稿します

昨日の朝日新聞ちば東葛版

先日東葛6市で千葉県に要望した放射線量の測定が始まりましたね

ただどんな数値が出ても、どんな解決策を出しても
安心しない人は安心しないでしょうね


ということで、放射線化学の教授にお話を伺ってきました

で、結論はというと…
「現在の東葛地域の放射線量は、
大人も子供も、全く問題の無いレベルなので
それを365日、24時間浴びたとしても
結果として年間の合計が20ミリシーベルトになったとしても
健康にはなんの影響も与えない」ということです

問題だ、というのは「発ガン率が上がる」ということなんでしょうが
マウスを使った実験で、
毎時2ミリシーベルト(マイクロシーベルトの1000倍)を400日以上照射しても
発ガン率は大きく変わらなかったそうで
これを人間に換算し、精査しても問題ない結果になるというのです

先生曰く、そもそもガンが出来るメカニズムは、
身体にある防御機能が損傷を受け、その損傷を受けた防御機能が
ある数以上になったら時に、初めてガンが出来るんだそうです
そして損傷を受けた防御機能の数は長い年月の中で増えていくもので
かつ損傷を受けた防御機能自身が増殖するわけではないので
仮に今、数個の防御機能が損傷しても
その後の人生の生活の中で、発ガンリスクを避ければ
ガンにはならないと言うのです

教授のみなさん方は、東葛地域の放射線量が高いことをご存知でしたが
数値を見て、全然心配しなくていいし、土壌の除去なども不要、とのこと
発ガン率に変化が出るのは毎時数十ミリシーベルト以上なので
その1000分の1のマイクロシーベルトレベルで騒ぐ必要は無いということなのです

つまり毎時0.数マイクロシーベルトとか
1マイクロシーベルトの放射線を浴びても発ガン率がゼロなので
可能性ゼロの放射線を24時間、365日浴びても
ガンになる可能性はゼロ、ということなのです

さらに10歳以下の子供は、免疫機能の活性が高く
放射線に対して、大人より早く抵抗力がつくため、心配しなくていいとのこと
(はしかや水疱瘡が、大人より子供の方が軽く済むと同じ原理かな)

だから仮に、万が一にでも今の線量で発ガン率が上がったとしても
(先生方はそんなことはありえないと言ってましたが)
それは非常に微々たるものなので、その後の人生で
タバコや紫外線、食生活、生活習慣などに気をつけるようにすれば
いくらでもガンにならないよう予防することが出来る、というのです

更にテレビに出演する、いわゆる専門家に対しても怒っていて
「あの人たちは専門家じゃないよ」と言って
放射線の工学的な知識は持っていても
ちゃんとした生物学的な放射線の知識は少なく
聞き集めたデータを、センセーショナルに
テレビや雑誌で煽っているだけだ、と言っていました

その教授は私より年上で、つまり40年以上も放射線生物学に関わっているので
特にそう思うんでしょうね

本当の専門家は、遺伝子学的に細胞学的に、実験し研究していて
広島や長崎での原爆の人的なデータなども、当然詳しく集めているそうで
そういう専門家はみな、今回の放射線量に関しては
大きな問題は無いと見ているそうです

ただ、お子さんを持つ親御さんの不安な気持ちはわかるので
正しい知識を持って、正しく怖がって欲しいと言われました


ということで、色々お話を聞いて安心しました

落ち着くためにどうしたらいいかといえば
やっぱり啓蒙活動なんでしょうね
多く人たちが放射線に対して正しい知識を持って、正しく行動できるよう
国や県や市には頑張って欲しいなと思いました

放射線に対する人間の免疫機能

低線量γ(ガンマ)線による免疫機能の活性化

「低線量被ばくとがんの生物学」
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63 コメント

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Unknown (たんたん)
2011-06-01 10:30:12
ブログには年間20マイクロシーベルトで問題ないとありますが、年間20ミリシーベルトという事で理解して良いですか?。

私には小さい子どもがいるので、どうしても神経質になります。子どもは体が成長するから、大人よりも細胞分裂が活発なので気を付けた方が良い・・・と思っていましたが、大人より抵抗力が早くつくから大丈夫なのでしょうか?。

うーん、素人には理解しにくいですね(汗)。
でもこうやって分かりやすく皆に説明するのって大事ですよね。私もたぶんいっぱい誤解してるんでしょうね。
 
でも、安心のため食べ物や飲み物の放射線量はできればきっちり測ってもらって、店頭に並んだものは基準値以下だから安心・・・と言って表示なく売るんじゃなくて、売り場のところに何ミリベクレルとか表示してもらうと(果物の糖度みたいに?)安心して買えるのになと思います。

返信する
たんたんさんへ (lala)
2011-06-01 19:10:02
あ、ごめん間違えちゃった
そうですね、年間20ミリシーベルト
時間当たりにすると2.3マイクロシーベルトになりますね
時間当たり20ミリシーベルトなら問題だけど
マイクロシーベルトのレベルなら心配ないということです
しかも24時間、365日被爆するわけではないのでリスクはもっと下がりますよね
とにかく0.何マイクロシーベルトの東葛地域の放射線量は
心配しなくて大丈夫だそうです
子供のリスクが高くないと言うのは
「放射線によってガンになり、ガン細胞が分裂する」のではなく
放射線によって免疫機能が損傷を受けるだけで
後から後から新しい免疫機能が出来る子供の方が
放射線に対して強い免疫機能を造れる、ということです

確かにパニックを起こさないために必要なのは知識ですね
なんとか啓蒙活動を広げていけたらいいなと思っています
返信する
Unknown (たんたん)
2011-06-01 19:38:42
なるほど~。分かりやすい補足説明をありがとうございます。子どもは大人より新しい免疫機能がどんどん増えるって事ですね^^。

まだ心配はありますが、心配しすぎも体に悪いですよね。lalaさんの説明を読ませてもらって、少し明るい気持ちになれました。
返信する
本当にそうなのでしょうか? (働くママ)
2011-06-02 02:18:12
初コメです。

lalaさんはじめまして。毎日楽しくブログを拝読させて頂いております。

私は子供を流山の保育園に通わせ都内に働きに行っています。
毎日ホットスポットである市内のことが気になり、情報収集をし、少しでも我が子を被爆させないようにしたいと考えています。ガイガーカウンターも買いました(笑)

調べれば調べるほど、子供には年間20ミリシーベルトはやはり高過ぎだと思い、元の基準に戻してもらいたいと感じています。でないと、保育園などは市が基準を満たしているからという見解で汚染除去や食品の産地選択等、変更をしてくれないからです。

ママさん達の中には、この状況について署名活動をし、必死に頑張っている方もいます。

なのでlalaさんが書いて下さった情報も一つの見解ではありますが、違う見方や情報もあるということをここにコメントさせて頂きたく書きました。

lalaさんの楽しいブログを見ている方が多いだけに、素通りできず、すみません!

これからもブログ楽しみにしています。
返信する
働くママさんへ (lala)
2011-06-02 20:45:39
コメントありがとう
どうも私の説明が悪いようで、
言いたいことがきちんと伝わってないですね

放射線量の合計が年間1msvと言うのは
レントゲン検査などの放射線量の規定であって
今のような24時間、365日浴びることを想定していません
胸部レントゲンの被爆量が0.1μsvと言われているので
1年で10回までという規定が年間1msvになると思います

先生がおっしゃっているのはそうではなくて
今の東葛地域の1時間あたり1μsvや0.何μsvは
身体に何の影響も与えないレベルの放射線量なので
何の影響も与えないレベルの放射線量を24時間、365日浴びても
またその合計が10msvや20msvになろうとも
身体には何のダメージも与えない、ということです

ん・・・わかってくれたかな?

もう一度記事を書き直した方がいいみたいですね
返信する
むむむ? (流山市民)
2011-06-02 22:26:37
いつもブログ楽しみにしています。
うちも幼児持ちで、注文したガイガーカウンタが今月届く予定です(笑)

放射線化学の先生が20ミリシーベルトは何も問題ないとおっしゃってるのは外部被ばくのみを考慮しているよう思えました。実際は、呼吸や汚染された食品の摂取による内部被ばくの被ばく量が大きいときいています。

各地の生茶葉から暫定基準値を超える放射性セシウムが検出され出荷停止になっていますが、これらのお茶をいくら飲んでも体には何もダメージを与えないという認識なのでしょうか???


返信する
Unknown (Mao)
2011-06-03 09:53:28
いつも楽しく拝見しております、Maoです
この記事を目にして、コメントしようかどうか迷っておりましたが・・・
この先生のお話、あくまでも外部被ばくのみに限定すれば、そうなのかもしれません。
ですが、私たちは外部被ばくのみでは生活できません。一番恐ろしいのは内部被ばくです・・・子供たちが公園やグラウンドで風に舞った砂埃を吸ってしまったり(吹きだまりや落ち葉などからは周りに比べて高い数値が測定されることがわかっています)、地産地消という名の下、給食などから暫定規制値が高いままの野菜や魚を摂取することで、少しずつ蓄積していくことが、心配でなりません。
せめて、国が暫定規制値を、チェルノブイリの時に輸入禁止した値くらいまで戻してもらえれば、安心して買い物もできるのですが、震災直後に引き上げたままなので、こちらで“予防”に努めるしかなく、途方に暮れています・・・(「風評被害」ではなく、高いままの暫定規制値だからこそ、自分で自分の(家族の)身を守らなくてはならない、という状態なのだと思います。)
静岡県知事が、荒茶の検査拒否などというニュースを見ると、本当に悲しくなってきます・・・
lalaさんのブログはとても好きなので、このような暗いコメントですみません。
返信する
働くママさんへ (lala)
2011-06-03 11:52:46
あ、また計算間違えた!

>胸部レントゲンの被爆量が
>0.1μsvと言われているので
>1年で10回までという規定が
>年間1msvになると思います

全然違いますよね
0.1μsvが10回でも1μsvだからその1000倍
つまり1万回出来ると言うことかな

申し訳ないです
どうも歳なのか計算間違いが多く
μとmが混乱する
返信する
流山市民さん、Maoさんへ (lala)
2011-06-03 12:06:03
同じようなコメントなので一緒にお返事しますね

内部被爆も外部被爆と同じに考えていいんじゃないですか?
α線、β線、γ線の違いはあっても
結局は人体に影響が出ないレベルなら
体内に存在しても問題無いですよ

教授の話では私達の体内に存在するK(カリウム)イオンは
毎時28.8μsvの放射線を放出しているそうです
つまり私達は体内にすでに放射性物質を持っているということですね
そんな私達の身体に、例え0.何μsvの放射線が通ろうが入ろうが
それは生きていく中では誤差の範囲で
人体に大きな影響が無いということです

とにかく放射線に関してはきちんと専門家の意見を聞き
少なくともその専門家が安全だと言っているのですから
まずはそれを信頼して、その上で行動していきましょう

いずれ啓蒙活動が始まると思いますので
正しい知識を得て、子育てしていけるといいなと思っています
返信する
10年後、笑われたいのです。 (働くママ)
2011-06-03 18:59:04
lalaさん、

お忙しい中、色々と詳細ありがとうございます。

福島原発・放射能問題に関しては、テレビでもネットでも色んな見解が出ていますね。

lalaさんがお話を聞かれた放射線化学の教授の様に、引き上げられた基準数値でも放射能は大丈夫派と、このことについて問題視されている派と。
専門家や教授の見解が分かれているなと思っています。

沢山の情報の中から、どれを信じるかの取捨選択は個人の自由ですよね。

私も子供がいなければ、ここまで色々と情報を探し、自らガイガーカウンターを購入したりしていなかったと思います。
しかし、守るべき家族(子供)がいれば、少しのリスクも回避出来るものは回避したいと思っています。

東葛地域における空間放射線量の測定結果は、ほとんどの場所で1メートルよりも50センチの方が高い数値が出ております。私見ですが、ホットスポットで土壌が汚染されているからだと推測しております。
流山市がホットスポットになってしまったのは、たまたまこのあたりの上空に濃い放射能物質が浮遊している3月22日頃に雨が降ってしまったからなので、この降り積もってしまった放射能汚染を早く取り除くことで、数値を下げることが出来るのです。
家の中も水拭きをすることにより、数値が下がります。ホコリと同じようなイメージかなと。

子供たちが過ごす園庭や校庭等、早く汚染された土壌を取り除くことで、この先安心して過ごすことが出来ます。今のままでは暫定基準値内ではありますが汚染された土壌の上で過ごしていくのです。

子育てしやすい流山市だからこそ、子を持つ親の期待がかかっているのです。

すみませんlalaさんのブログ内容と少し離れてしまいました。

5年後、10年後、「やっぱりあなたは心配性のママだったのね!」と笑われたいです。
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