お雛様の飾り方 - 「陰」と「陽」のお話

我が家のちっちゃなお雛様
大安の日に息子たち夫婦の幸せを祈りながら、飾りました

男は「陽」なので、雄雛を向かって右、
女は「陰」なので、雌雛を向かって左に飾ります

最近の日本は、西洋文化を真似て
女性が右手で男性と腕を組む様子から
男性を向かって左、女性を向かって右に飾るようですけど・・・

我が家では陰陽説にのっとり、逆に飾ることにしています


陰陽説によると、陽は左、陰は右
そして男性は陽なので左、女性は陰なので右になり
且つこれは自分から見た状態で、相手から見ると反対になるため
男性は向かって右、女性は向かって左になるのです

関西は陰陽を踏んで、雄雛を向かって右に飾り
関東はその逆、とも言われていますよね
宮廷では、陰陽を重んじたため、昔の皇族が夫婦で並ぶ場合
男性が向かって右に立っていたけど
昭和天皇の即位の礼の時に、西洋文化に習って
位置を変えた、と聞いています

男雛と女雛（内裏雛）の左右の配置



「陰」と「陽」は中医学の理論にも当てはまり
世の中の様々なものが、この二つに分けられる、と考えられています

　　　　  「陽」　　　　       　「陰」

●性別　　　男　　　　　　　　　女
●時間　　　昼　　                         夜
●天地　　　天　　　　　　　　　地
●季節　　春夏　　　　　　　　秋冬
●気温　　　熱　　　　　　　　　寒
●運動　　　動　　　　　　　　　静
●宇宙　　太陽　　　　　　　　    月


で、ちょっと下品な話ですが、でも大切なことなので
性器の話をしてみますが

例えば、男性の陰嚢(金○○）

これが、何故ブラブラしてるかというと
身体から離すことで、体温より陰嚢を低い温度に保つためなのです
つまり男性は「陽」で熱を帯びているので、
身体から離し、陰嚢を冷やしているのです

ですから陰嚢を温めると、インポテンツや男性不妊になったり、
陰嚢や精巣の病気になると言われています
温めると精子の動きも悪くなるそうですよね

そのため、男性の下着は、ブリーフではなく
風通しの良いトランクスが良いとのこと


逆に女性の卵巣や子宮は、何故身体の内側にあるのかというと
身体の奥に置くことによって、体温で温かく保っている
つまり女性は「陰」で冷えやすいので、身体の奥で温めているということです

ですから、身体を冷やすと、子宮や卵巣が冷え
卵巣嚢腫、子宮筋腫、不妊、不育症などになりやすいと言われています

私が小さい頃は
「女の子はお腹を冷やしてはいけない」とキツク言われ
冬には毛糸のパンツや、毛糸のタイツを履かされていましたよね
夏でもパンツを二重に履いていた子もいました

ところが、最近は素足でおしゃれをしたり、お腹を出したり
街中でも冷たいコンクリートの階段や地面に座ったり
現代の女の子は子宮を直接冷やすような日常を過ごしていますよね

このように冷やすことにより血液の粘度が上がり（ドロドロになる）
血液の流れが悪くなるため栄養が行き渡らず
身体の芯から冷えてしまうわけです

特に、運動系のスポーツをやってる女性には困った人が多く
素足に短パン、半袖、かつ冷たい飲料水をたくさん飲みますよね
また運動が終わった後は、冷たい床やコンクリートの階段や地面に直に座る
ということを繰り返しているので、子宮や卵巣が冷えやすく
重い生理痛や不妊に悩んでいる人は、結構多いんですよね

女性のアイドル歌手もそうですよね
水着と見紛うような、お腹を出した衣装や短いスカートですからね

『こんなにお腹を出してて、大丈夫かしら？』
と心配しながら観ていたけど

宇多田ヒカルさんや松浦亜弥さんが
子宮内膜症に苦しんでいる、という話を聞いた時は
『あ～、やっぱりね、あんな冷えるファッションばかりしてたら
瘀血になるわよね。可愛そうに』と思ったんですよね


以上、このように男性と女性は、全く真逆の体質を持っているんですよね

そのため、男性は暑がり、女性は寒がりだから
夏や冬に、室温を同じ温度に設定すると
男性は暑いし、女性は寒いし、という問題が出てくるんですよね

まあ、他にも男性と女性の違いは色々あるから
その違いをきちんと理解して、生活したり行動をしないと
身体に不調をきたし、特に歳を取ってから辛い症状になるようです

ですから、お互いの身体の違いを理解して労（いた）わる
というのが、本当の意味の「男女平等」だと思うんですけどね


まあ、私も5回目の年女を迎えて
最近、富に男性と女性の違いを感じているので
やっぱり、「陰」は「陰」らしく、「陽」は「陽」らしく
それぞれの人生を歩いた方がいいのかなぁ
なんて思っています

悲しいことだけど、どんなに文明が発達しても
人間の身体の中身までは、10年、20年では変わらないですものね


ということで、是非是非、女性の方は
身体を冷やさないよう、気をつけて生きていってほしいと思います

ということを、改めて感じたお雛様でした