なないろ小花のおうちカフェ♪ ~ヴァイオリンとチェロの音色に包まれて~

大学生になった3人の子供達の成長記録と、趣味で始めたお菓子作りやお料理のことなど、
毎日の日常を綴ります♪

東京へ

2015-08-31 21:39:17 | ヴァイオリンのこと
約1ヵ月、夏休みを満喫していた次女が

東京へ帰っていきました。

毎日聴こえていたヴァイオリンの音色も
またしばらくおあずけです。

1学期の間ずっと基礎練習に明け暮れ、
ようやくもらった曲は
ヴィエニアフスキの「レジェンド」という曲。

音程の確認にとっても良いからと先生が勧めてくれました。

この曲は神秘的で素敵な曲なのですが、
夏休みをその曲だけで過ごすには
ちょっともったいない。

基礎練習ももちろんやりますが、
それ以外に自分でやる!と決めたのは

イザイの無伴奏ソナタ第3番「バラード」。

超絶技巧で有名なイザイ。

こんなの弾けるのかな~?

と思って練習を見ていましたが、

毎日1ページずつ根気よく音取りをして

東京へ帰る前の日には自分なりの表現も出来て
まずまずの仕上がりとなっていて感心しました。

大学では上手な子が沢山いて刺激があるのか、
昨年の受験生の時よりもよく練習していたかも。

また、自分の中からつむぎ出す音楽に
責任を持って弾いているように感じました。

高校生の時は萎縮しているというか
自信なさげというか、

とても良い演奏をするかと思えば
コンクール本番で魂の抜けた演奏をしたり。

とにかく不安定な要素の多い次女でしたが、

この夏で見せた姿からは、
そういう部分がすっかり抜けて、
自分の演奏に自信を持って弾いていました。

「随分意識が変わったね」

と次女に言うと、次女が意外な事を言い出しました。

「私ね、受験でチャイコンを弾いた時、
いままで先生から言われていたことを
全部無視して弾いたの。」

!!

「だって、先生に言われた通りに弾いてたら
私の音楽じゃないから。
私は自分の弾きたいように弾いて、
〇〇大学の教授たちに自分の音楽が通用するのか
知りたかったのよ。」

もう、ビックリです。

ま、昔から頑固で素直じゃないと思っていましたが。

でも、そうやって弾いた演奏が認められて
合格を頂いた事が、
次女の大きな自信につながっているようです。

もちろん、高校生の時に習っていた先生を
信用していなかったわけではありません。

とっても厳しい先生でしたが
一人一人の生徒にいつも全力でご指導に当たられ、

2時間レッスンは当たり前、
長い時は4時間を超える時もありました。

ですが追加レッスン代は一切取られず、
ご自身もいつも質素に過ごされている先生です。

先生に出会えたからこそ、
次女も大きなステップを踏むことができたのだと
確信しています。

本当に尊敬に値する先生です。

それでも次女は自分の音楽を試したかったのでしょう。

次女にはハラハラドキドキ、
振り回される事も多いですが、
大きな心で見守って行きたいと思います。

久しぶりに家族5人揃った日の夕食。
モダン焼き♪

コンクール予選

2015-08-27 15:00:59 | チェロのこと
音楽科に通う長男

今年度二つ目のコンクールの予選を受けて来ました。

このコンクールはもともとピアノ部門だけだったのですが

数年前から弦楽部門も立ち上げられ

その第1回目から次女が参加しているコンクールです。

昨年は次女と長男が揃って参加し、

今年は長男だけが受けることになりました。

場所は某音楽大学のホールです。


昨年もここだったので慣れた感じで受付へ。

余裕を持って会場入りしました。

このコンクールは驚いたことに控え室が男女別になっています。

圧倒的に男子が少ないこの業界で、男子の控え室はほぼ貸切状態。

着替えと言ってもうちの場合は制服を着ていってそのまま舞台に出るので着替える必要もなく、

他の子もズボンは舞台用を履いてきて上着だけ着替えるという位なので

本番までの時間を集中して使う事ができます。


一方、圧倒的に多い女子群は同じくらいのスペースでひしめき合ってドレスに着替えたり練習したりしなければなりません。

そこに親がドレスの着替えを手伝ったり、髪の乱れを直したり…

本人は最後の1秒まで惜しんで練習する姿があちこちで見られ

女子の控え室はむせかえるような熱気で溢れかえっています。


みんなの前ではなるべく練習する姿を見せたくない長男は、このコンクールはお気に入りの一つ。

昨年は全国大会で2位を頂いたご縁のあるコンクールです。


長男は感情をあまり表に出さないタイプで

今回も本番前だからとピリピリすることもなく、いつも通りに舞台に出てきて彼なりの音楽を表現し、

お辞儀をしたあとはちょっと恥ずかしそうに背中をまるめて舞台袖へと戻っていきました。

「音程が悪かったとこがあったな。でも~♪の所はうまく表現できた」

と冷静に自分の演奏を分析しながら結果発表を待ち…

ボードに張り出された結果は


長男はf-06

最優秀賞でした!

このコンクールは審査の平均点が90点以上だと最優秀賞がもらえるので、

今回の高校生の部では長男も入れて3人が該当していました。

その中で最高点は90.5点とのこと。

長男は…

90.5点でした!

やったー!!

最高点!

いや、他の子と同率かも知れませんが。

他の二人は3年生と2年生。

長男はまだ1年生という事を考えると、
いや~、よく頑張った!

次は10月、本選です♪

お盆休み

2015-08-16 22:10:15 | 家族
先週水曜日から実家のある大阪へ帰省してきました♪

カーシェアリングで借りた日産ノートに
家族4人とワンコ1匹

バイオリンとチェロにみんなの荷物

そして手土産に焼いたお菓子とパン!

ギュウギュウ詰めで何とか出発~

高速道路代を節約するために地道を延々走り

着いた時にはフラフラ~でしたが、

実家の母に

「何が食べたい?」

と聞かれたので、速攻

「551の豚まん!!」

…と言うことで買ってきてもらいました♪


いやぁ~、疲れが吹っ飛びます!

大阪の味~~♡♡♡

箱は何とか写真を撮ったけど

蓋を開けた途端…

気がつけば豚まんはもうお腹の中(^^;)

…と言うことで写真を撮り忘れました💦


甥っ子姪っ子へのおみやげはちぎりパン


そして先月古希を迎えた母と1日前に誕生日を迎えた父には紅茶シフォンを焼きました。


そして夜は毎度のごとく手巻き寿司!

家ではなかなか高くて手が出ないお寿司。

帰省の度にお腹いっぱい堪能させてもらっています。

そして子供たちのお楽しみはもう一つ。

ハーゲンダッツのアイスクリーム!

おばあちゃんが冷凍庫い~っぱいに買ってくれています♡(●´ω`●)

両親ってありがたいですね。

そして宴会の後はこれまた恒例のミニコンサートが始まります。


今回は二人のデュオで父と母の好きな曲を6曲演奏してくれました。

「Amazing grace」
「花は咲く」
「ふるさと」
「浜辺のうた」
「魅惑のワルツ」
「ムーンリバー」

いつも優しくしてくれるおじいちゃんおばあちゃんへ感謝を込めて♡

二人とも感激してくれました♪

いい経験

2015-08-09 23:15:04 | チェロのこと
先日、長男がコンクールを受けました。

高校生になってから初めて受けるコンクール。

しかも今まで受けていたようなクラス別のコンクールではなく、高校生以上で一括りの一般の部で受けなければいけない難しいコンクールでした。

長男がコンクールを初めて受けたのは小学6年生の時。

その時は全国大会で5位入賞という、初めてにしてはまずまずの成績を残しました。

中学校に入ってからは部活の合唱部が忙しくてチェロのコンクールに出る精神的な余裕は全くなし。

中学3年生になった時、受験も見据えて受ける事にし、2つのコンクールに出て

片方のコンクールでは全国大会で第2位を頂きました。

でも、どちらも小学生の部と中学生の部での結果です。

今回受けたコンクールは今までのどれよりもレベルの高いものでした。

長男の演奏は、抑揚、表情などもしっかりついていてなかなかに味のある演奏をしたと思います。

演奏を聴いていた人達からの評判も上々。

これはもしかしたら本選に進めるか?

と期待を伺わせるものでした。

しかし結果は落選。

講評用紙には

「音程が不正確。もっと調性感をもって」
「C-durの響きが捉えられていない」

など、厳しい言葉が並んでいました。

なるほど、確かに調性の違いを感じて弾くことなどあまりなかったかも。

音程の悪さもクラス別ならある程度多めに見てくれる審査員も多い中、

今回の審査員の方々はクラシック界の大御所先生方。

少しの音程のミスも厳しく判定されました。

長男は講評用紙をじっくり時間をかけて読み、

みんなで晩御飯を食べている時に

「俺、来年もこのコンクール受けようかな」

と頼もしい発言が。

本人も何かを感じ取ったのでしょう。

今から来年の楽しみができました♪


長男のチェロです♡

定期演奏会

2015-08-07 15:13:54 | チェロのこと
先日、長男が所属するジュニアオーケストラの定期演奏会がありました。

曲目は

リスト レ・プレリュード
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲
サンサーンス 交響曲第3番「オルガン付き」

ブルッフのコンチェルトも楽しみでしたが、

今回の一番の楽しみはやっぱりオルガン付き!!

いやぁ~、すごい迫力でした!

オケの音を圧倒する音量。

荘厳な響き。

パイプオルガンはどこのホールも大抵2階席の舞台正面にありますが、

視覚効果も相まって

まるで天上の神様が地上にいる人間たちを音楽で思い通りに操っているような錯覚に陥りました。

そして天と地をつなぐ指揮者の存在。

今回の指揮者の方は、実は私が大学時代に所属していた学生オケにも振りに来て下さった方でした。

当然ながら私たちのオケを振って下さった時よりもお年をめされていましたが、

その情熱は衰えることなく、それどころか益々円熟味を増されて

圧倒的なパイプオルガンの音と
子供とはいえ100人を数えるオーケストラの音を見事につないで

ホールの空間と時間をすっかり支配されてしました。

2楽章ではヒヤッとするミスもあったけど、指揮者の先生の揺るぎない棒さばきで見事に乗り切った演奏会でした。

オケってやっぱり素晴らしい!!