山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

朝駆けは久住山

2016-07-26 19:58:09 | 大分県の山
2016年7月24日(日)久住山1787m

当たり前ですが、夏は暑い!!
暑い夏に山登りはきついし、へばるしなあ~。
そこで、くじゅうへ朝駆け!

これまで井野山と阿蘇の杵島岳で朝日を見ました。
今回はご来光に会えるでしょうか。せめて、空が赤く染まる様子を見たいと思いました。

真夜中の12時に家を出発。午前2時過ぎに牧ノ戸登山口に着くと、何と駐車場には車がいっぱい!
どこが空いてる?と思うほどです。
朝駆けや、車中泊の方たちでしょうか。
気持ちが焦ってきて、さっさと支度をして2時半スタートです。
夜明けの予想時刻が5時21分なので、5時には山頂に着いていたい。
山の上に朝日が昇るところを自分の目で見たら、どんなに感動することでしょう。
ワクワクします!

今夜は月灯りもあり、前にも後ろにも人が歩いているので、不安がありません。
ただ、しっかり足を付けているつもりでも、バランスが悪かったり躓きそうになったりしました。

4時前に星生山との分岐を通過


4時45分、東の空が少し明るんできました。


山頂で夜明けを待ちます。先客は一名のみ。


もうすぐかな…現れるかな…


後から上がってきた若者たちはさっさと下山してしまいました


天狗ケ城にはこっちより人が多そうです
この季節にご来光を臨むのは、久住山より、中岳とか天狗ケ城がよかったのでしょうか?


ご来光!!




雲は多いし、くっきり真ん丸お日様ではありませんでしたが、十分満足です!
今日、この日、この時、ここにいることがとても幸せ!
来てよかった!
朝焼けの空を見ることができてよかった!!
とても幸せ!!

では下りましょう。
真上にはお月さま


明るくなってきました


ノリウツギが見事に斜面を覆っています!


久住別れ、避難小屋の前で朝食にしました。のんびり~のんびり~~


帰りはお花を探しましょう。
オトギリソウ ・ フウロ
イブキトラノオ ・ ショウマ


今日は中岳には登らなかったので、扇が鼻に寄りましょう。


これが大正解!!
ひたすら汗をかくだけだと思っていたら、お花達が連続して現れました。
シモツケソウ ・ サワヒヨドリ ヒヨドリバナ(教えていただきました。葉が違うのですね)
オカトラノオ ・ ママコナ(色が濃く鮮やかでした!)

コバギボウシ
夫殿が歓喜の声を上げて撮影しました!




ノギラン


マツムシソウ





ワレモコウと青い鈴のサイヨウシャジン


もうすぐ色づくコケモモ


そして、ホソバシュロソウ


山頂までずっと、ずーっとお花ロードです。
ひたすら汗をかいて登るだけだと思っていたら、とんだ嬉しい間違いでした。(#^.^#)


エヒメアヤメ

びっくりなのはこれ!!


ホソバシュロソウとそっくりでしょ! 色違いかしら?
アオヤギソウかもしれない?


あれやこれやで大騒ぎ!
お花と遊ぶのは楽しい!
そしてこれは? トンボソウかな?クモキリソウ?ヤマサギソウ?


扇が鼻から少し先まで歩いてみると
ホツツジがノリウツギに混じって咲いていました。よく見ると、愛らしい!


扇ヶ鼻を下ると、もう目新しいお花はないのかしら~?

ありました!!フクオウソウ


ヤマアジサイ ・白いギボウシ
ヤマハギ ・ お花に見えた若葉


夜明けの風景からお花まで、たっぷりたっぷり遊んだ一日でした。
いつかまた、くっきりのご来光を見れるといいな。
あー、楽しかった!!


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三嶺

2016-07-20 22:42:19 | 九州以外の山
2016年7月19日(火)快晴 三嶺山1893m

遊びたいなあ、山に登りたい!

仕事や色々用事も済ませ、四国の三嶺に登ることにしました。
5月の連休に剣山に登った時、ずっと三嶺が見えていて、あの山に登りたいなあ、登れば良かったなあと思っていたのでした。

三嶺の呼び名はWikiによると、
「高知県では「さんれい」とも呼ばれるが、この呼び名は昭和30年代頃から登山者の間で用いられるようになったもので、地元では古くより「みうね」と呼んでいた」そうです。

コメツツジはまだ咲いているかな?
イヨフウロに会えるかな?

五月剣山の時と同様、博多から岡山までは新幹線。
岡山で快速マリンライナーに乗り換えて高松へ
マリンライナー(グリーン車だと上の段ですが、私たちは下の段です)


本四架橋を渡るときに瀬戸内海が見えます(夫殿が二階へ上がってパチリ)

 
さらに高知から特急うずしおで徳島駅に着いたのはお昼の12時過ぎ。
列車だと楽ちん楽ちん、おしゃべりしたり、うたた寝したりで旅行気分です。

徳島駅からはレンタカーで三嶺の登山口、名頃に向かいました。
美馬までは高速道ですが、美馬のインターから降りると国道439号を走ります。
徳島市から高知県四万十市を結ぶこの国道は、「NHKドキュメント72時間」でも紹介された「酷道ヨサク」です。
美馬から1時間も走れば急カーブの連続で、道幅2メートルくらいしかありません。
古い家が道端スレスレに建っていたり、生い茂った木がかぶさるようにはみ出ていたり~~。
正に酷道、古苦道です!
ちょうど日曜日の夕暮れとあって、下山してきた人達の車でしょうか、何台もすれ違います。
その度に夫殿は急ブレーキを繰り返し神経を使いました。

私は~~
ひどい車酔いでぐったり、息も絶え絶え~~。うーーん、むーーん。

奥祖谷の「いやしの温泉郷」でお風呂に入ってリフレッシュ!
夫殿、ひどい酷道の運転を大変お疲れ様でした。
私も何とか復活。

今夜は三嶺の登山口、名頃駐車場で車中泊。後ろにいるのは有名なかかしさん達。
名頃の駐車場はテーブル、ベンチ、外灯もあり、トイレは広く清潔で、快適な車中泊ができました。



19日(火)おはよう!!
私たちの他に車中泊していた車は1台だけ。
支度をして5時30分スタートです。

私の尾てい骨様、大丈夫かな?


登山口です


初めは急登と聞いていましたが、先週の井原山を思えば、なんてことありません。


今日は平日だし、朝も早いので、だーれもいません。
静かな森です。


林道と出合いました。すぐ先から右に入っていきます。


ダケモミの丘
私の尾てい骨さまはおりこうにしています。だから元気!!


きのこちゃん
上のは「cat's」のマジカル猫、下のは「うそ桃ちゃん」と名付けました。


オトギリソウがたくさん咲いていました。


ずーっと色のない森の中を歩いていて、可愛い黄色に出会うと、もう嬉しくて~~ルルンッ!


これはミヤマタニソバでしょうか?


この辺りは雰囲気が変わってきました。


「大きな魚の骨だ!山にクジラがいたんだー!」と、夫殿。
そうなの?


まあ、これは!!
ウメガサソウですよね。ひっそりと一本だけ。


初めて見ました。以前は三嶺にもっとあったそうですが…


カニコウモリの群生地を抜けると~




大岩が落ちてきたので、私が支えますっ!エイヤッ!!


笑ってくれる美しいイブキトラノオ


ホソバシュロソウ


森を抜けた!
ガレ場は気を付けて


絶景を楽しみながら


ヤッホイ!


イワオトギリに挨拶をして




鹿除けのゲートを抜けます。


山頂直下の池まで来ました


まずは山頂へ登ろう!


コメツツジです!!
まだ咲き残っていました。
直径1cmにも満たない小さな花です。
満開の頃にはくじゅうのミヤマキリシマのようにあたりを埋め尽くすそうです。


ガマズミも青空に映えています


三嶺山頂に着いたよ!!


スタートからここまで立ち止まり休憩や、座り込み休憩もしましたが、3時間ちょっとなのでヘタレの私としては上出来!もう尾てい骨様は大丈夫!!
よかった!

たっぷり休憩しながら絶景を楽しみました。
太郎岌と次郎岌


天狗塚


何度も深呼吸して、下ります。
池の向こうにヒュッテ。


ヒュッテの中でのんびり食事をしました。
このヒュッテも清潔で気持ちよかったです。


コンビニのおにぎりを食べながら
おいしいね~
楽しいね~嬉しいね~
と、ウルウル
山に登れてよかった~
と、またウルウル

イヨフウロ


綺麗ですね!たくさん咲いていましたよ。


北アルプスには行けなかったけど、十分に楽しい一日でした。
たくさんの花達に出会え、絶景を楽しむことができました。
満足、満足、大満足の三嶺でした。

いつかは天狗塚へ登るかな?
または、剣山へ縦走できるかな?




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こんなはずでは・・・井原山

2016-07-11 20:12:25 | 福岡県の山
2016年7月10日(日)曇り 野河内より井原山

疲労困憊の井原山。
こんなにもきついとは…へたりん…でろりん…へろへろりん

先週は尾てい骨のご機嫌伺いに基山へ。
たかだか基山なのに、登りがきつくて時間もかかった。
お尻まだ痛い。

家の階段落ちから2週間もたつので、もう大丈夫のはず、今日は井原山へ。
キツネのカミソリ、もう咲いているかな。
一輪でも咲いていたら嬉しいな。
意気揚々と登るぞ!!
…のはずでした。(*_*;

野河内登山口の整備がどのくらい進んだか見たかったし、杉の丸太に腰を下ろしたかった。
下りはお花の水無をご褒美歩きだから、とても楽しみ。

そう思っていましたが、
とんでもなかった。
私の尾てい骨様が悲しみのシンフォニーをドンチャカ大演奏!!
まいったなーー。

野河内から7時に出発。
登山口の取り付きはわかりやすく


4月には藪だったようなところも、生い茂った草や竹、枝などが取り払われ、歩きやすくなっていました。


鉄塔尾根まで上がってきましたが、今日は霞んで何も見えません。


野河内渓谷からの急登コースとの分岐

 
尾てい骨様の機嫌を伺いながら、杉の丸太までは元気です!!


この水たまりはイノシシのお風呂でしょう。


尾根道の右手は自然林、左手は杉の植林です


足腰が重いなあ…がんばっているのにのろくなりました。


三瀬との分岐


ここから山頂までが、私、夢遊病…わけわからん…

夫殿の声(聞こえないけど…)
もう、今日はどうしたん?
こんなに遅く、こんなにゆっくり歩いているのに、まだついてきてない。

あれ、また見えん
どこに止まっとるん?

足が全然上がってないよー
ちっとも前に進んでないやん

そう、
私の尾てい骨様とお尻の筋肉痛が壮大に鳴り響き、歩けない。
二本の足は鉛の棒に変化し、さらに鉄球まで引いている感じ。
峰入り四日目の釈迦岳よりキツイ。
熱い汗と、油汗とを、ごちゃまぜに流して必死に登ったけどー
登っているつもりだったけど、登れてなかったね。
とにかく下半身が重くて痛くて~~。
おまけに、このコースは山頂まで何度も同じような景色が現れる。
あ、もうすぐだ、ここまでくればもうすぐだ~~
って、何度繰り返しそう思い、何度繰り返しひっくり返されたことだろう。
…夢遊病…わけわからん…鉛の足が前に出ない…

この間、写真ありません。
私はカメラに手が出る余裕はなく、夫殿は私を励まし見守って。

やっとやっとの山頂


前回よりも1時間15分多くかかっていました。
とほほー。きつかったよ。
おにぎりも食べて、ゆっくり休憩。
冷たいアイスは最高です!ふいずランドさんに教えていただいた「氷点下キープシリンダー」の威力は素晴らしい!


元気回復!!

下りは水無なので、お花を期待して元気に歩けます!
今日の目的だったキツネノカミソリ、咲いているでしょうか。
一本でも咲いていたら、それだけでもう幸せ!!

お、尾てい骨様は騒がないぞ、下りはだいじょうぶ!

私も写真を撮りたかったヤマアジサイ


発見!これはナントカホトトギス!!
何とかはなんだろう?
もう少しで開きそうね。


色鮮やかなハンカイソウ


楽しくなってきたよ~。身も心も弾んできた 
蝶々も。アサギマダラの小さいのかな?


これ、登山道です。川ではありません。
水が多いですね。




会えるかな?キツネのカミソリ。

蕾ちゃん。


ありました!!咲いていました!!イエーい!


嬉しいですね。本当にうれしい。






群生地はこれからいっぱいになりますね。


他にも
キンミズヒキの赤ちゃん


ハグロソウ


ミゾハギ


前半苦しかっただけに後半の水無歩きは快適!!
夫殿にも遅れることなく歩けました。下りは大丈夫!!
ショウマ


林道歩きでは
落ちない落とし文(オトシブミ)


これは?マイヅルソウかな?←ヤブミョウガですね!


他にも。これはエゴノキの実ですよね。



そんなこんなで野河内に戻ってきたのは、スタートしてから8時間かかっていました。
なんてこったい!!
でも、元気です。(#^.^#)
尾てい骨様と仲良くお付き合いしていきます。大丈夫

残念なのは来週に予定していた北アルプスに行けなくなったこと。
仕事の休みを取り、山小屋も予約して、列車のチケットも購入していたのですが、急な夫殿の仕事の都合と母が入院したため、四日間も続けて遊ぶことはできません。
計画を立て、楽しみにしていましたが、仕方ありません。
代わりにプチ遠征でもしようかと思っています。
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