湖畔にあるカフェ 日々の記録

休眠中だったブログを 日々の記録用にしました

オイルワックスの塗り方

2011-02-18 17:31:35 | Weblog


RUCHIAさんから オーダーいただいている
WORK SHOP 用の 大きいテーブルが家具工場で出来上がり
昨日、銭函へ引取に行ってきました。

月工房ワークス、地味に行っております.笑

塗装の工程に入ると ウレタンやシンナー系ではなく
自ら天然材料で仕上げたい為 工場から引き取ってきてしまいます。

日頃 DIYなどで 木目を出す板材の塗装方法を
聞かれる機会が多いので 今日から数回に分けて
ご案内しようと思います。

月工房では 10年以上前から
ドイツ オスモカラーを使用しています。
自然の植物油と植物ワックスから作られており
「無公害木材保護塗料」と 環境にも人にもやさしいのが特徴です。

家具用には 主にオスモの「ウッドワックス」を
数回塗り重ね使用します。

用意する物は オスモウッドワックス
(今回、チークカラー3166番三分ツヤ.0.75Lで6,300円程です.
一回塗りですと 畳約9枚分使える量.家庭用のもっと小さいサイズを
ハンズでみかけました.)
新聞紙などを敷き床が汚れないよう養生してください。

凍てつく季節、いつもの自宅倉庫が使用できない為
和室での作業ですから 念入りに新聞敷きました~

洋服についてしまうと取れませんので
汚れても良いものを着用してください。

缶をよくふり、混ぜたワックスを
乾燥した板材にハケなどを使いまんべんなく塗ります。
この時、拭き取りを前提としているので
ハケむらは気にしません。



どの面から塗り始めたかを記憶しておいて下さい。

20分後(気温や湿度により調整)木部にワックスの色が
染込んているかを ウエスなどを使い部分的に拭いて確認する。
時間のおきすぎに注意です(乾いて固まり拭き取りしずらくなります)。

染まる様子を確認し 状態が良いようなら
コットンのウエスで拭き取り開始です。

この時 塗装後20分といっても 塗り始めから
塗り終わりには時間が経過していますので
塗った順番から先に 拭き取りを進めます。



ウッドワックスの塗料色と 拭き取った後の
板の色はこのくらい違います。

無塗装の時 見た木目と ワックスが浸透した後で
こんな風に木目の表情も変わります。
(ケイ光灯なので 実際よりも明るく写っています)
今回はナラの板目材を使いました。



ムラなく拭き終えて ウッドワックスは12時間の
乾燥タイムに入ります。

もう少し 濃い色目に仕上げたいので
納得のゆくまで 数日かけてこの作業を繰り返します。

丁度、自宅のダイニングテーブルと
cohumのテーブルを2台 同じワックスで塗装予定です。


価格が特にお手頃な訳ではないのですが
それにも増して
性能、扱いやすさ、仕上がりのテクスチャー
塗布後の丈夫さ、塗る人が臭くない...など
やはり 塗装を考えると オスモを選んでしまいます。

今回は 無塗装状態の無垢板材にウッドワックスを
塗る工程をご紹介致しました。

月工房でした。



*リペンイント、材質などにより向かない場合がありますので
 ご注意下さい。

*アトリエムーン.月工房は 雑貨販売部門はアトリエムーン(10年現役)、
 インテリア&ショップデザイン部門は月工房(かれこれ20年以上)として活動しております。








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