ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

路地がクール

2018年05月23日 | どうでもよい話
毎週日曜午後6時からNHKBS1で「COOL JAPAN  発掘!かっこいいニッポン」という番組が放送されています。

外国人がこんな日本の文化がクールだと、その魅力を語り、その理由はこうなんじゃないかと分析したりして、違った視点で日本を見てみようという番組です。
ときどき観ていて、なるほど言われてみれは゛そうだ、なんて感心したりもしていました。

5月20日(日)放送は、「神楽坂」がテーマ。


用事があって21日、22日と2日連続して東京・神楽坂に行ったのですが、先の番組を見ていたせいか、神楽坂の商店街も、欅の並木も毘沙門天もいつもの風景と違ったように見えます。





同番組での外国人130人によるアンケートの神楽坂ベスト3は、

1位 路地
2位 世界中のグルメ
3位 地元に根ざした商店


なるほど。

1位はやっぱり路地。
これは予想通り。

だれかが日本のモンマルトルだといっていましたが、坂があって、石畳がきれいで、寺院があって、風情のある路地がある。

で、帰りに路地に入ってみました。














気のせいか、以前よりおしゃれになっているように思います。




なんてつぶやきつつ、五十番。ここの前を通ると、「肉まん」なんですね。
もちろん買いました。

名人について ~発表演奏会こぼればなし

2018年05月14日 | ハーモニカがらみの話

発表演奏会終了後の懇親会で、今回出演した合気柔術の達人、木村達雄氏と話すことができました。

昨年7月の秩父での合宿の時、「70歳からもっと強くなれる、これからです。私の師・佐川幸義先生がそうでしたから」と彼に聞かされたのが忘れられなかったからです。

紹介された大東流合気武術・佐川幸義氏(享年95歳)の生涯を書いた木村氏の著書『透明な力 不世出の武術家 佐川幸義』を買って読みました。佐川氏に触れたとたん数メートル吹っ飛んでいるなんていう話は目が点になるくらい。また、登場する人たちの稽古、鍛錬の量がハンパじゃありません。達人、名人といわれる人たちって、そうなんですね。



この本、修練という視点で読むと、金言の宝庫。非常に中身の濃い本です。
我が身に照らして、比ぶべくもない。


木村氏は、真剣による素振りを毎日3千回行う。
いったいどのくらいの時間で? と伺ったところ30分くらいとのこと。
一振り何秒


木村氏は席上、直木賞作家で剣豪小説も数々書いている津本陽氏はいま、実業之日本社の文芸Webマガジン「Webジェイ・ノベル」で、『深淵の色は 佐川幸義伝』を連載中で、連載第3話の25ページの終わりから26ページはじめにかけて、技術の習得に関して、和谷泰扶先生が登場します、と紹介してくれました。

「和谷先生に実際に教わると、もの凄い技術の集積に支えられていることが、はっきり分かります」 と木村氏に言わしめているわけです。
無料ですので、ぜひお読みください。

平凡な門下生であるぼくも「その通り」だと感じます。
音楽表現には技術が伴わなければなりません。その技術は日々の修練のたまものですが、怠け癖のある当方には溜息が出るばかり。

 
なお、津本氏には『孤塁の名人 ― 合気を極めた男・佐川幸義 』(文春文庫、現在入手不可)という『透明な力』が下敷きになったと思われる著書がありますが、この『深淵の色は』は、木村氏を通してみた佐川幸義の生涯ともいえるかたちの本になっています。


それにしても、
 
「70歳から上手くなる」

には勇気をいただきました。

「歳を取ってもまだまだ上手くなれる」という希望が湧いてきて、これからのぼくのテーマになりました。
(じつに楽観的だなと言う、もう一人の自分がいますけど)

さ、練習しよ。

春の花まつりに参加

2018年05月13日 | どうでもよい話
5月12日(土)、新舞踊・藤若会の面々やワッシーと、埼玉県松伏町にある県営「まつぶし緑の丘公園」春の花まつりに参加してきました。



寿々駒師匠ことヨーコさんはこの町出身。共催の自治会会長さんとは同級生。参加は3回目。
持ち時間は新舞踊20分、ワッシーとぼくで20分。

ブログには載せませんでしたが、昨秋(10月21日)の花まつりは残念ながら雨。 寒い日でして、人はまったく来ず、舞台は管理センターの真ん中、屋根のある通路。観客はほぼ関係者でした。
こんなふう。(ぼくは出演しませんでした)




今回は晴れ気温24度、風もあって木陰はさわやかです。
ポピーがきれい。



舞台は芝生の上。











実は、カラオケを入れたCDケースには中身が入っていませんでした! 入れたと思い込んでいたんですね。(間抜けな話がこのところ多いんです)
そのとき午前10時45分。出番は13時30分。自宅まで17キロ。渋滞がなければ往復約2時間。13時には帰ってこれる。取りに行っても間に合うはず。行きましたね。渋滞に少し遭ったけれど、会場に戻ってきたのは予定通り12時55分。疲れた。
練習時間もないため、赤信号で止まるたび、ハーモニカの音出しをするという、なんだかいつも帳尻合わせばかりだなと思いつつ...。2曲、無事終了。


強烈な日差しが注ぐ会場。椅子に腰掛けている観客は40~50人、年配のひとばかり。
ファミリーは広大な芝生広場にテントを張り、子どもたちと遊んでいました。


発表演奏会 終わる

2018年05月08日 | ハーモニカ

「第6回ファミリー和谷 クロマティック・ハーモニカ 発表演奏会」(5月5日、ルーテル市ヶ谷センター)が終わりました。

午前11時30分開演。といっても、自分の出番は3時過ぎ。それまで他の人の演奏をほとんど聴きませんでした。

演奏した曲はジェームズ・ムーディの「ジャカランダ」。

今回のテーマは、アガらず自分の演奏をすること。

なにせ、ドイツまで行って、口は渇く、息は上がる、手は震えて、演奏はぼろぼろ。情けないったらありません。発表演奏会はそのリベンジの好機。そうでないとトラウマになっちゃう。

平常心で、とはよく言うけれど、これがなかなか。

ですから、控え室では練習を十分しましたし、唇が乾かないよう、直前まで水を沢山飲みました。 とにかくリラックスと集中。お腹をピンと張り重心を低く、背筋、首筋を延ばす・・・・などなど。

ハーモニカってなぜだか別物だよね、人前で講演するとかインタビューとかは言い直しが利くけど、音楽は時間を巻き戻せないからね、なんて、元南極隊長と話したりして、リラックスに努めておりました。


「ジャカランダ」はピアノの間奏がいくつもあるんだ、今度はそこで落ち着いて持ち直す、口びるをぺろっとなめて湿すぞと。

楽譜は暗譜していたのですが、念のため譜面台二つに広げて置きました。

本番の演奏は、ところどころミスをして手が震え加減になったところもありましたが、なんとか持ちこたえ、後半に突入。八分の六拍子、速さはほぼ楽譜通り付点四分音符132くらい。3ページ目をさほど破綻なく通過。4ページ目、ピアノの間奏が7小節ある。ここまで来たらもう譜面は見ないぞと、正面を向いて吹き、エンディングはバッチリ決まりました。

もう、やったー! てな感じです。
とりあえず格好はついたぞ、とホッとしましたね。

やっぱり、暗譜するくらい練習せい、そして自信を持って吹け、という教訓を得た気がします。


さて、今回の発表演奏会。グループ合奏、二つ聴きましたが、前回(2年前)より格段によくなった気がします。

白眉は、バイオリン、ビオラ、チェロを加えた、稲川有徳さんの「フルート四重奏曲 第Ⅰ楽章」(モーツァルト)と、和谷先生の「ブエノスアイレスの冬」(ピアソラ)。すごい! それはそれは素晴らしい演奏でした。 弦楽器の人たちもです。

「ブエノスアイレスの冬」はこのための新しい編曲とのこと。
ハーモニカと弦ってこんなに調和するんだと、今後の可能性を感じましたね。

第16回埼玉県ハーモニカ協会交歓会

2018年05月04日 | ハーモニカ
5月3日(木)は、第16回埼玉県ハーモニカ協会交歓会でした。



場所は彩の国さいたま芸術劇場・音楽ホール。

風が強く蒸し暑い1日でした。

参加団体・個人計28。ホールの埋まり具合からすると以前のような熱気は薄らいでいる気がします。

ぼくら草加ハーモニカソサエティーの演奏曲は、5日前の東武沿線ハーモニカコンサートと同じ。
ですが、参加団体は全く異なるので、同じ曲とは気づかないでしょうね。

実は今回、ぼくらはコードハーモニカのKさんが長期不在、そのピンチヒッターであるフトマサさんも欠場、Wさんが急遽ビネタでコードパートを吹くことに。それをキチンとこなしたWさん、お見事でした。

予算のこともあるのかもしれませんが、ピアノ使用不可という大会もあって、ぼくらもこのところバスとコードハーモニカを入れる曲が多くなっています。

そうなると、メイン楽器はクロマチックだけれど、なんだか“古いタイプ”のサークルに回帰してしまった感じがしちゃう。
でもね、それが出来るメンバーがいるんですから大したもの。恐れ入りました。


会場の最寄り駅は埼京線与野本町駅。会場に向かう高架線沿いの歩道横は早咲きのバラが満開でした。