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田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

国技の驕り

2007-09-28 07:12:12 | その他のスポーツ
師匠会で注意喚起へ=力士急死で相撲協会 (時事通信) - goo ニュース

時津風部屋で起こった「集団リンチ事件」。
これが大相撲以外の場所で起こったどうなっていたか。

大学の相撲部であれば即座に学長が謝罪、相撲部は無期限活動停止、もしくは廃部になる。
プロレスやボクシングであれば、その団体やジムは解散、廃業の危機に直面する。
そしてHPのトップにはお詫びのメッセージが載る。

だが、「国技」大相撲。
責任者の対応ものんびりとしたもの。
北の湖理事長は今回の事件に対し「警察に任せる。親方本人が警察に協力することが一番」と語ったという。
日本相撲協会のHPには今回の事件に対するコメントは一言も掲載されていない。

マスコミに報じられたのは理事長の発言の一部分だろうし、犠牲者、そして今回の事件に対する謝罪の言葉があったのかもしれない。
だがそれよりも「警察に任せる」の言葉が先に報じられているあたり、理事長の態度に危機感が表れていなかったのだろう。
今すぐにすべき事は、親方衆への注意喚起ではなく、犠牲者へ哀悼の意を明確に捧げることだと思うのだが。

国技の「驕り」を感じて仕方がない。
連日大入り満員とは行かず人気低下と言われるが、地上波テレビで全日程中継が組まれ、懸賞金も過去最高レベルではないにせよそれなりに集まっているようで財政危機という声は聞かれない。

北の湖理事長は今回の事件に対して、下っ端が一人死んだくらいで、どうってことないなんて思っているのではないか。
もしそうだとしたら、日本人としてものすごく恥ずかしい。
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