横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

長寿県・沖縄の没落 「26ショック」①

2007-12-04 11:17:07 | Weblog
 12月2日の朝日新聞日曜版「be on Sunday」に沖縄県民の健康状態に関する下記の様な記事が掲載されました。

 「26ショック」・・・5年前、厚生労働省が公表した00年の平均寿命。沖縄県は女性(86.01歳)は全国トップを保ったが、男性(77.64歳)は26位。
 県が「世界長寿地域宣言」をうたい上げた前回95年の4位から大きく後退した。
 「実は長寿宣言の前から生活習慣病を調査していて『長寿が危ない』という危機感があった。食や運動と健康をアピールしているのですが・・・」と県健康増進課の譜久山民子課長。
 メタボリック・シンドロームは。06年度の県民健康栄養調査によると、40歳以上の男性でこれに当てはまる人は27.5%で、予備軍は30.4%。前者は全国を2.4ポイント、後者は4.6ポイント上回る。
 女性も16.5%と16.9%で、やはり全国より3.1、8.5ポイントも高い。
 
 このことの原因解釈としては・・・「戦後の統治状態が、県民の栄養状態に大きく影響した」と琉球大の等々力英美・准教授はいう。
 とくに、摂取エネルギーに占める脂肪の比率が米国統治の間に倍以上に増え、今では30%以上ほどとなっている。
 ファストフード店を始め外食産業の広がり、加えて車社会による運動不足。「若い世代が親と別居、おばあの作る料理を食べなくなった。共稼ぎも多く、つい外食しがち」etc.
 男性の平均寿命は全国26位ながら、65歳以上の平均余命では全国1位。年代別の死亡率も若い世代は全国を上回っても、お年よりは逆。長寿・沖縄はおじいやおばあが支えてきたのだ。
 「実は、沖縄の状況が全国に当てはまりそうです」こう指摘するのは、国立健康・栄養研究所の渡邊昌理事長。「沖縄ほど急ではないが、昔の食事が忘れられてきている」