木曜日に亡くなった偉大な女性小説家の関係者5人が、彼女の命日の週の木曜前後三日間に、生前彼女が暮らしていた館に集まって話をする。
なぜ、彼女は死んだのか、自殺か他殺か、毎年のようにおさらいされる話題も今年で四年目、各個人が秘めていた事柄が次々に明るみになっていく。そんなお話です。
今回は登場人物が女性ばかりで、「ネバーランド」の女性版かな、と思ったり(全く舞台も登場人物の年齢層も違うけれど)。
しかし女性はどうしてこんなにお喋りが好きで噂話が好きなんだろう、そして詮索したがり。真実の信憑性は二の次。
自分も秘密を言ったのだから次はあなたの番よ、というのは女性同士なら当然の流れなのではないかと思う。
内心はどろどろしているのだろうけれど、それを上手に隠して、提示して、遣り取りしていく狡猾さが、怖いなあ…(文章自体ではそれほど語られていないけれど、ひしひしと感じてしまった)。
久しぶりに恩田ワールドに触れると、戻ってきたんだなあと思うのは文庫を読み始めたきっかけが恩田作品だったせいなのかな?
読んだことのない本なのに、懐かしいような気分になる。
初めて読んだ頃の気持ちに無意識のうちに、浸っているのかもしれないと思う。
読了20060428
なぜ、彼女は死んだのか、自殺か他殺か、毎年のようにおさらいされる話題も今年で四年目、各個人が秘めていた事柄が次々に明るみになっていく。そんなお話です。
今回は登場人物が女性ばかりで、「ネバーランド」の女性版かな、と思ったり(全く舞台も登場人物の年齢層も違うけれど)。
しかし女性はどうしてこんなにお喋りが好きで噂話が好きなんだろう、そして詮索したがり。真実の信憑性は二の次。
自分も秘密を言ったのだから次はあなたの番よ、というのは女性同士なら当然の流れなのではないかと思う。
内心はどろどろしているのだろうけれど、それを上手に隠して、提示して、遣り取りしていく狡猾さが、怖いなあ…(文章自体ではそれほど語られていないけれど、ひしひしと感じてしまった)。
久しぶりに恩田ワールドに触れると、戻ってきたんだなあと思うのは文庫を読み始めたきっかけが恩田作品だったせいなのかな?
読んだことのない本なのに、懐かしいような気分になる。
初めて読んだ頃の気持ちに無意識のうちに、浸っているのかもしれないと思う。
読了20060428