京赤土600gでの<向付>作りです。一つはロクロ目を装飾として表現したもの、もう一つは口縁を装飾成形した向付です。
そもそも向付とは、懐石料理のときに、折敷の手前に飯碗と汁碗、その向こう側に主菜を入れて付けられることから、その名が付いたと云われています。そして、飯碗、汁碗と同じく、手にとって箸をつけて食べる器ですから、重からず、軽からず、持ちやすいのが基本と云われているそうです。
でも、作陶品は、見るからに重量物らしく、さらに口縁周りからして持ちやすいとはけして云える代物ではないかも知れません。
でも、我が家の食卓には懐石料理と云われるものが出ることはありませんので、向付などと云うものではなく、お新香鉢として利用したいと思っています。